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宇宙団@下北沢Basement Bar (2017/03/23) [宇宙団]

宇宙団を下北沢ベースメント・バーで観た。この日は、PoltaとyEANとの共演であったが宇宙団はトリであった。望月は黒のレスポール。一曲目は「オンタイム・ディスコ」。ライブの幕開けにふさわしいノリのいい曲だ。この曲は、「働く男と働く女」が演説調というか説教調で始まるのだが、すぐに「怒られそう」とコケティッシュな声が変わる、というアンビバレントな望月の個性がよく出ている。観客もノリノリだ。二曲目は、タイトルは知らないがこれまでの2枚のアルバムに収録されていない「チャイナって」というフレーズが印象的な、どうも中国の曲。三曲目は「Koyoi」。ベースが上手い。ベースのうねるようなフレーズだけで観客は引き込まれている。四曲目は「ファンタジア」、五曲目は「ワルツ」、六曲目は「ツアー」。「ファンタジア」と「ツアー」は私的には『星眠る島』のアルバムでも最も好きな二曲だが、その魅力はどちらとも、目まぐるしく展開する曲のドラマ性である。これはライブで再現するのは大変だと思うし、実際、ちょっと今日も完全には演奏されていないところもあったが、その素晴らしい楽曲は、まるで壮大な交響曲のような迫力を聴く者に与える。個人的には、今日のライブのクライマックスであった。この二曲を聴くためであれば、余裕で個人的には3000円は払う。あと、その間に挟んだ「ワルツ」も佳曲である。というか『星眠る島』は本当に捨て曲がない。これは、本当驚くべきことであるし、宇宙団の最大の魅力は楽曲であると改めて思われる。七曲目は「日本のヒーロー」?というおそらく新曲で、望月は「パンクバンドのようですが」と言っていたが、パンクバンドでこんな複雑なリズムを合わせることはできない。アシッド・ジャズである。というか、改めて宇宙団は演奏が上手い。楽曲のよさに目が(耳が?)いってしまう嫌いもあるし、「地味だけど情熱はある女子学生」のようなコンセプトを自らも打ち出しているので、なんか誤魔化されてしまう嫌いはあるのだが、こいつら演奏力が高い。ベースもそうだが、宇宙団の緩急入り交じった楽曲を維持するために不可欠なリズム・キープができているドラムのテクニックも相当だと思う。閑話休題。七曲目は最後の曲で「恋は宇宙」。まあ、これは鉄板ですね。鮨でいえばウニといったところか。東京事変の「群青日和」、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」、オアシスの「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」みたいな存在感を持っている。これをライブではどこに持ってくるかが重要だが、ラストか一曲目かアンコールということになるだろう。前回、私が行ったコンサートでは途中で演奏したが、途中で持ってくるのは違うであろう。やはり最後で、皆、お腹いっぱい、みたいな気分にさせてくれるのが正しいサービス精神であると思う。おまけに、この曲はベース・ソロ、ギター・ソロとあるから、そういう意味でも最後の盛り上げには適している。そして、アンコール曲は「インベーダー」。この曲の歌詞はよく分からないのだが、おじさんが歌ったらただのストーカー・ソングのような気もしないでもない。それはともかく、この曲も盛り上がる。極めて、良質なお寿司屋さんで充実したネタを食べたというような印象を受けたライブであった。こりゃ、嵌まるな。現時点では、私的には邦楽ミュージシャンでは、椎名林檎、くるり、宇宙団というようなランキングなのである。宇多田ヒカルより、遙かに宇宙団のライブには行きたいかな。下手したら本当、化ける気がする。
 
タグ:宇宙団
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