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鹿野温泉の移住体験宿泊施設に泊まり、つくづく自動車に依存する生活は貧しいと実感する [サステイナブルな問題]

 鳥取県鹿野温泉にて泊まらなくてはならなくなったのだが、国民宿舎は満室で泊まれず、もう一軒ある宿はあまりにも高級で、しかも夕食を食べる余裕がないので勿体なかったので、体験宿というところに泊まらせてもらった。これは、空き家の家に、鳥取に永住を考えている人が体験的に格安で泊まることができるプログラムであった。3泊が最低の条件で、3泊で何人が泊まっても3600円。超格安である。その代わり、市のアンケートに回答しなくてはならない。
 宿は鹿野の歴史的街並みの中にある一軒家の空き家で、ファサードはとても落ち着きがあってオシャレである。中はそれなりに改装が必要なところもあるが、生活できない訳ではない。ただ、3月下旬でもなかなか寒いのと、また表の音がよく聞こえる。外部環境と内部環境を隔てる「壁」がハード面でもソフト面でも薄いのかな、という印象を受ける。
 とはいえ、生活をしていくうえで「家」というのは重要ではあるが、さらに外部環境、街としての公共的な価値の質が極めて重要なのではないかと思われる。そして、公共的な価値の質の大きな部分を担うのが公共交通だが、この鹿野温泉の公共交通は基本的に相当貧しい。というか、自動車を運転しないと生活できない。この「自動車を運転しないと生活できない」という環境がいかに貧困であり、高齢者に厳しい生活を強いていることを理解し、それの改善に向かわなくては、いくら空き家に住むための努力をしても、人は移転することはあまりないと思われるのである。「自動車を運転しないと生活できない」というのは、貧困の条件の一つであると個人的には捉えている。そのような場所からは脱出したいとは思っても、喜んで行きたくはない。

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