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ヘルプ! [宇宙団]

最新作の「それなりのつよがり」のトップを飾るということで、バンドとしても相当、自信を持っているのではないかと思われるのだが、私はこれを下北沢ベースメント・バーで初めて聴いた時は、ちょっとムムムムと思ってしまったのである。そして、「それなりのつよがり」全体を通して聴いてみても、圧倒的な存在感のある「ラブリー・チューン」や素晴らしいメロディが頭に刻まれる「夏に寄せて」、さらにはさびのフレーズが印象的な「日本のヒーロー」に比べると、なんか今一つ感を覚えていたのである。しかし、先日のライブで演奏した時は、私も凄い高揚感を覚えたし、周りの観客の盛り上がりも凄かった。

この曲は、ティーンの女の子達が共感するような秀逸な歌詞が特徴である。「私は強い・・嘘です」という出だしの切なさに共感をする女子中学生・女子高校生は多いだろう。さびから入る展開が、唐突感を与えるのかもしれないが、この曲を聞き慣れるとそのようなことがなくなる。また、宇宙団の他の曲にも見られることだが、何しろ、展開が激しい。バスケットボールの選手でいえば、ベン・シモンズのような変幻自在のポイントガードのように、次にどう展開するかが分からない。ヘルプは特にそのような傾向が強いので、初めて聴くと、曲の全体像が分からなくて、うまくのることが出来ないのかもしれない。しかし、逆に聴けば聴くほど味が出てくる。そういう曲なのかもしれない。と書いていて、だからこそ一曲目に持ってくるような曲じゃあないんじゃないか、と確信したりもするのだが、まあ、そこらへんの予測不能な行動も宇宙団のご愛敬かもしれない。ちなみに、この曲での望月のギターは素晴らしいと思う。テーマで歌いながらのカッティングも絶妙であるし、そしてソロも素晴らしい。女の子であるのに、重いレスポールを弾き続けるのは、音への拘りかと思うのだが、そういう姿勢立派だ。まだまだ若いので、これからも望月のギターは上達するであろう。そういうことを感じさせるぐらい、この曲のギター・プレイは優れている。


それなりのつよがり

それなりのつよがり

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: わびさびレーベル
  • 発売日: 2018/01/17
  • メディア: CD



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