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ウォリアーズ対ロケッツの第七試合を観ようとDAZNに登録したら、観れなかった [都市デザイン]

今日はゴールデンステート・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツの西コンフェレンスの第七戦だ。負けたらそこでシーズンは終わる。いや、第六戦も2勝3敗で負ければおしまいだったが、ホームで負けることはあまり考えられない。案の定、前半こそ10点差で追っていたが、第3クォーターを33対16というダブルスコアで逆転すると、第4クォーターは31対9。圧倒的な勝利で最終戦を迎えることになった。さて、しかし、第七戦は敵地ヒューストンでの試合である。これまで第一試合には勝てたが、第二試合、第五試合と負けている。これは、流石に不味い。もし負けたとしても、ファンとしてはしっかりと見届けなくてはならないと思い、DAZNで視聴しようとした。去年もDAZNに加入して、プレイオフの試合を数試合、観たことがあるからだ。

新幹線に乗っているが、ネットには繋がっている。試合はもう第三クォーターが開始したところだ。急いでDAZNに加入する手続きを取る。一ヶ月で1890円だが、私にとっては、今、この一試合でも1890円の価値はあるし、また、NBAの決勝を観るのも悪くはないだろう。ということで購入する。さて、急いで、バスケットボールのページに行くと、なんとNBAの試合のテンプレートがない。Golden State Warriorsで検索すると、そのチームの試合はないとのこと!なんてこった。まさに金をドブに捨てたようなものだ。とはいえ、試合は進んでいる。NBA.COMでは以前、会員になっていてウォリアーズの試合を観れたりしたのだが、翌年、勝手にグレードをアップ(料金も高くなる)した契約を結ばれて怒って止めたという経緯があるので、入会したくなかったので一試合だけ観ようと思ったら、どうも楽天が入り込んでいて、一試合だけの購入が出来ない、もしくは極めて分かりにくくなっている。ということで、せめてポッドキャストでも思ったら、うまく見つけることができなかった。ここで堪忍して、NBA.COMのテキストの実況中継をチェックすることにした。これは、まったくスリリングではないが、同時体験をすることはできる。この試合も第二クォーターまで54対43とリードされていたが、第三クォーターで33対15でダブルスコアの逆転をすると、そのまま押し切って101対92で勝利した。

ということでウォリアーズは4年間連続で決勝に臨む。1990年代の感動的な弱さからは信じられないような強豪ぶりである。いやあ、長生きすると何が起きるか分からない。とはいえ、今日の試合は決勝を含んでも、今シーズン一番、観るべき試合であった。それがみえなかったのは悔しいなあ。

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日大のリスク管理のなさは、日大アメフト部ではなくて、教育組織としての日大の妥当性を疑わせる [教育論]

5月6日にあったアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学との定期戦で、日大の選手がプレー後に悪質なタックルをして関学のクォーターバックの選手を負傷させた問題は、日大にとって最悪の状態へと、内田監督そして日大のリスク管理のなさから突入している。日大は危機管理学部という学部があるそうだが、もはや皮肉というよりかは冗談で笑い飛ばすしかないような状況である。

分岐点は19日にあったかと思う。この日、内田監督は負傷した選手や保護者に遅まきながら謝罪し、その後、「日大の監督を辞任する」との会見を行った。会見では、「全て私の責任」といいつつ、反則をした日大の選手に「反則を指示していない」と言い放った。その前から、アメフト関係者が「あのようなタックルをすることは指示なくしてはまずしない」、「もし、あのようなタックルを指示なくしたら厳しく叱咤され、試合に出られなくなる」と指摘していたことから、「反則を指示していない」と言ったことで、内田監督は「全て私の責任」といいつつ、本質的に自分が教育者として監督して守るべき日大の選手にすべての責任を押しつけたのである。この対応は不味かった。

これによって、信頼していた監督に裏切られた日大の宮川選手が22日、単独で会見にのぞみ「反則行為の指示があった」と述べた。このようなことを一学生に言わせるまで追い込む日本大学という教育組織は、もうここでまともに機能していないと思わせるのだが、それを受けて23日、再び日大本部で内田監督と井上コーチが会見に臨む。そこで、そのような指示を否定した。この対応は本当に不味い。宮川選手に会見をさせてしまった時点でもうチェックメイトされているのだ。基本、宮川選手に会見をさせないよう誠意を示す対応を事前にしなくてはならなかっただろうに、19日の会見での誠意のなさが、宮川選手を表舞台に出させてしまった。もう、ここで堪忍して、日大も内田監督ではなく、理事長が出てきて収拾を図るような対応をしなくてはならなかったのに、また、ここで内田監督が会見をして、火に油を注いでしまった。

宮川選手は日本を代表する選手であった。彼が辞めることを受けて、内田監督は「こんなにも(アメリカンフットボールを)嫌いになってしまうのか」と会見で述べたが、彼が嫌いになったのはアメリカンフットボールではなくて、日大のアメリカンフットボール、内田監督のアメリカンフットボールである。この発言を知り、私は、まだ内田監督はこの一件がこれほどまでも世間の耳目を集めている本質を理解していないような感想を抱いた。

そして、私を含む知り合いの大学関係者も、もはや日大のアメリカンフットボール部ではなくて、日大という教育組織へ不信の目を向けている。というか、自らの学生を自己保身のために切り捨てることを、これだけ世間が注目されている中でよくやるな、ともう呆れかえるしかない。親としては、そのような大学には子供を預けたくないし、同じ教育関係者としては許せない気落ちを抱かせる。良心をもって教育や大学校務、研究などに勤しんでいる日大の教職員には同情するが、そのような良心も吹っ飛んでしまうようなとんでもない状況に日大はおかれていると思うし、そういう危機意識をもって対応しないと日大のブランドは地に落ちると思う。

23日の会見で司会をした職員が会見を打ち切ろうとしたところ、報道陣が「あなたの発言で日大のブランドが落ちますよ!」と言われると、それに対し、「ブランドは落ちません」とクールに言い返したそうだが、もう日大のブランドは失墜している。というか、ブランドというレベルではなくて、果たして教育組織なのか、と問われるぐらいの失言を23日にはしてしまったのではないか、と私は思っている。

いろいろと不愉快な思いも多いが、私も教育者の端くれとして、「他山の石以て玉を攻むべし」と気持ちを新たに、自らの大学教員としての仕事に励もうと思う。今日は、新たなゼミ生の選考日である。14人定員のところ23人ほどが応募してくれた。しっかりと、うちのゼミを選んだことを後悔させないように指導すると同時に、彼ら、彼女らを守らなくてはいけないなとも思う。

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宇宙団の下北沢のモナ・レコードでのライブ(2018/05/13) [宇宙団]

宇宙団のライブを下北沢のモナ・レコードで観ました。モナ・レコードには以前も行ったことがあり、どこでライブをするのだろうと思ったら、喫茶店の上にライブ用のスペースがあったのですね。さて、昼のライブだったからかもしれないが、60人ぐらいいた客のなんとほとんどが男。本当、女性は少人数しかいなかったです。宇宙団がブレークスルーするには、若い女性ファンを獲得するのが重要だと読んでいる私としては、なんか不安なライブでありました。と、自分も中年男なのですが、そのことを棚に上げて思いました。ししゃもとかと違って、なまじっか美形なので(特にドラムとか)、それでヘンなファン層を築きあげてしまったのかもしれません。とはいえ、この状況はほとんどアイドルのライブのようなので、若い女性が逆に来にくいかもしれない。ううむ、今度、女子限定ライブとかするといいんじゃないかな。

もう一点、気づいたのは確実に演奏テクニックは向上している。そもそもベースは既にセッション・ミュージシャンとして仕事が来ているレベルにあるので、もう上手いのは当然なのですが、それにしても、今日の演奏レベルは高くてちょっと圧倒されました。というか、手に汗握るような感じ。まあ、これだけテクニックがあれば、この道で生きていけるでしょう。望月のボーカルも今日は、とてもよかった。とはいえ、ギターでトラブルがあったのは残念でしたが、そのフォローも完全にプロの対応でしたね。恋は宇宙、文明鎮座、ポンポンガール、夏に寄せて、ヘルプ!。ううむ、超キラーチューンのラブリー・チューンをやらないのは何だろう、と思ったりしましたが、ガチの男性ファン相手だったら、敢えてやらなくてもよかったかもしれません。

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(ここからステージまでの観客は全員、男。私の後ろの方には女性が少しだけいたけどほとんど男。このままじゃあ、あかん)

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「働き方改革」よりも必要なのは「中央集権改革」である [サステイナブルな問題]

政府は「働き方改革」を進めている。厚生労働省のホームページでは、働き方改革の背景として、「「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」に直面しているので、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題」が挙げられ、そのために「働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています」ということだそうだ。
 多様な働き方を選択できる社会の実現・・目標は素晴らしい。しかし、そのための政策はこの目標を実現させるためにどれほど有効なのだろうか。個人レベルで考えると、「多様な働き方」も重要かもしれないが、その仕事をすることで、その道のプロフェッショナルになれるような働き方が望ましいと思う。働いている方の多くの不満は、自分が雇用されている立場にあることだろうと私は捉えている。実際、社会人になった卒業生の不満のほとんどが「雇用されている立場」にあることに起因している。また、個人で仕事をもらっている場合は、報酬の交渉ができないほど仕事の質がプロフェッショナルではないことが、長時間労働や低報酬の大きな要因となっている場合が多い。これは自分にもあてはまることなので書いていてちょっと辛いが、例えば、私がよく仕事をお願いしていたビデオカメラマンに、2年振りに仕事の見積もりをお願いしたら、それまでの3倍以上の見積もり額を出されて戸惑ったことがある。これは、その2年間で、彼はNHKの仕事なども来るようになり売れっ子になってしまい、市場の需要価値が高まったためである。私は多少、値切りをお願いしたが、これまでの2倍程度の金額で彼にお願いをした。それは、彼の価値はそれだけの金額に相当すると思うからである。
 要するに、多くの働いている人の不満は「雇用されていること」にある(いや、雇用されていてハッピーな人もたくさんいると思うが、彼らは逆に働き方改革は必要ない)ので、「雇用されない」働き方を模索することも必要であると思う。そもそも、「雇用される」ということはそんなに望ましい状態にはなれない。なぜなら、お金をもらっているからであり、お金というのは相当、正直だからである。それでは「雇用されない」働き方、すなわち独立すればハッピーになるかと言うと、そうでもなく、そのような状態で仕事を回していくためには、プロフェッショナルとしての市場価値を有していなくてはならない。美味しい料理を出すレストランであれば高い値段をつけても商売はできるが、美味しくない料理しか出せないレストランであれば安さで勝負するしかなく、また安くてもファストフードやチェーン店には負けてしまうかもしれない。前者は給料も高くなるだろうから、働く時間も自分でコントロールできるし、やり甲斐も感じられるだろうが、後者は生き延びるのに必死だろうし、「雇用されている」方がまだましと思うかもしれない。
 このように考えると、自分が「美味しい料理」をつくれるようになることが何しろ肝要となる。
 私は民間会社から大学、さらに大学でもより自分の能力が発揮でき、給料も高くなる大学に最近移ったので二度転職したことになる。民間会社から最初の大学に移る時は、大学教員のハードルというのが大変高くて、大学教員になろうと思ってから3年以上はかかった。当時は博士号がないというのが、極めて不利に働いたのである。その3年間で大学教員になるために私がやったことは、目の前の仕事に没頭して、しっかりとやるということであった。これは、民間会社とはいえ、私の働いていたところは研究所であったので、その点は普通の民間会社に比べると大学教員の転職という点では有利であったかもしれないが、とにかく会社の仕事のアウトプットの質を高めることに注力した。そのため、会社でも家でもほとんど仕事漬けの日々を送った。これが、結果的に研究者としての私の価値を高めて、首尾良く大学に移ることができた。振り返ると、ここで、会社の仕事は最低限にして、大学に入るためのアリバイづくりの研究などにうつつを抜かしていたら、おそらく転職することはできなかったであろう。
 そして、再び今の大学から「誘い」があって、転職することになるのだが、それを知り合いの教員に報告すると「徳を積んできたからね」と言っていただいた。自分では「徳を積む」というような意識はなかったのだが、プロフェッショナルとしての市場価値を少しでも高めようとしていたことが、このような縁を生んだのかなとは思ったりする。仕事人として「徳」を積む、そのために精一杯仕事に勤しむ。そのような環境をつくることが重要であり、そうすると長時間労働も場合によってはプラスになったりもする。私が会社時代で理不尽を感じたのは、労働時間の長さではなく、年間ノルマの受注額(私のいた会社は研究所であったが受注ノルマがあった)をクリアしたのに、さらに受注しろと言われた時である。私はその時、クライアントにこの額を出してくれたら他の仕事を受注せずに、これに専心できます、といってその額をもらったにも関わらず、上司は平気で私がクライアントに嘘をつくようなことをさせようとしたのである。
 私のプロフェッショナルとしての市場価値は大したものではまだまだないが、そのように日々精進できるような働き場を確保できることは重要なことだと思うし、プロフェッショナルとしての市場価値があれば自分が職場に不満を持っていたら辞めることができる。このいつでも辞めることができる、という状態に自分を持って行くようにすること、しかして、そのように持って行けるような環境を社会にてつくることが重要である。
 しかし、そのような社会をつくろうとしている肝心の厚労省の人達が、プロフェッショナルとしての市場価値を自ら、問うこともなく、国家公務員という高給の体系に守られているというのは皮肉だなと思う。20代での試験の結果によって、その安泰とした職業に就くことができた人が、厳しい市場の中で自分の市場価値を磨こうとしている人達に余計なアドバイスをするな、と私は生意気にも思ったりもする。また、大学こそ、自らの市場価値を高めるための人間の幅を大きく広げるチャンスであるにも関わらず、文科省の指導はまったく逆に、既存のフレームワークでの勉強を強いるような、創造性がまったく感じられないシステムを大学側に押しつけている(特に、アクティブ・ラーニングの指導要綱などは冗談以外の何ものでもない)。
「働き方改革」とかを考える前に、財務省をはじめとして「中央官庁改革」を誰かが考えるべきではないだろうか。経済が成熟し、また人口も縮小していくような状況下で、これだけの大国であるにも関わらず、あまりにも中央集権である。「働き方改革」などは、国が旗を振ってやるようなものではなく、地方ごとに考えるべきことであろう。いや、本当、連邦制の道州制を導入することを真剣に検討すべきではないだろうか。それこそが、一億総活躍社会が必要とする基礎的インフラストラクチャーであると考える。

タグ:働き方改革
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荒島岳(日本百名山29座登頂) [日本百名山]

長浜のホテルにチェックインし、元会社の同僚と翌日の天気をチェックする。元同僚は「てんきとくらす」という優れたアプリをみながら、翌日の14時頃には荒島岳の山頂は晴れそうだとする。ということで、せっかくここまで来たということもあり、朝の5時にロビー−集合という予定を立てる。
 朝の5時に自動車に乗り込んで荒島岳に向かう。北陸自動車道は雨がパラパラと降っている。同僚は「てんきとくらす」によると荒島岳はEという。ちなみに、「てんきとくらす」の評価はA〜Cであり、Aは「登山に適切」、Bは「登山にやや適していない」、Cは「適していない」であり、Eという評価が何かもよく分からない。私は職業が大学教員なので、それから類推すると、登山を考えること自体、非常識というようなことか。どうも、その日の明け方は荒島岳には雪が降ったそうである。
 とはいえ、荒島岳の登山口には向かった。荒島岳には大きく4つの登山ルートがある。最も人気があるのはJRの勝原駅を起点とする勝原コースである。ただし、これは非常に急登で厳しいという情報がウェブサイトに書かれていたので、中出(なかんで)コースを選んだ。これは、歩行距離は長いが、標高差もほぼ同じで、時間も10分ぐらい余計にかかるぐらいである。途中、コンビニで食料を購入する。中出コースの登山口の駐車場には7時ちょっと過ぎに着く。雨はパラパラとは降っているが、青空のようなものも見える。元同僚は、前線の雨雲が断続的に動いているが、そのうちなくなると指摘する。そして、14時頃には山頂も晴れそうだ、と言う。そのような状況なので8時30分まで逸る気持ちを抑えて、8時30分まで登山口の駐車場で仮眠を取ることにする。小雨が時折、車のフロントグラスに降る。その音を聞きつつ、前途多難かもしれないと思うが、とりあえず急いては事をし損じると自分に言い聞かせる。さて、とはいえ二人とも8時20分ぐらいにはいてもたってもいられない気持ちになり準備をし始めるような感じになる。念入りにチェックをすると、9時頃にはどうも空も明るくなってきた。ということで、登山を開始する。中出コースは途中までは林道を歩いて行く。そして、途中で分岐する。登りはまあまあきついが、驚くほどの急登ではなく、このコースを選んで正解だと思う。歩いて1時間30分ぐらい経つと、西側に雪山が見えてくる。なかなか美しいと思いつつ、あそこの山に雪が積もっているのであれば荒島岳の山頂も間違いなく雪が積もっているなと、不安な気持ちが首をもたげる。

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(登山開始時の駐車場の様子。まだ空は曇っている)

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(しばらく歩くと、素晴らしい山並みの展望を時折、見ることができる)

 ここらへんからはブナの森の中を通っていくのだが、これが非常に気持ちよい。元同僚が言うには、このブナの森を目的にここに来る人もいるようなのだが、それも納得だ。改めて本州の風土の美しさをつくる重要な要素はブナの森であるなと思う。高度が上がるにつれて、雪が目立つようになり、遂に登山道が雪でみえなくなっているようなところも現れた。靴の足跡を辿って行くと、その靴跡をつけた人も道を間違えていたようで、どこにも行けなくなっている。後ろを歩いていた元同僚が、どうにか正しい道を見つけたので事なきを得たが、単独登山だと下手したら道に迷ったかもしれない。雪の怖さを思い知る。

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(中出コースは素晴らしいブナ林の中を歩いて行く)

 さて、2時間30分ぐらい経つと、小荒島岳との分岐点に到着する。この分岐点から1分で小荒島岳には行ける。私は体力もないため、10秒でも寄り道をするのを躊躇するタイプなのだが、元同僚は当然、行くでしょうという感じで向かっていく。私はしょうがないな、とついていったのだが、ここからは360度の展望だけでなく、荒島岳の素晴らしい山容を目の前にすることができる。今回の登山は、素晴らしい景色を十二分に堪能したが、小荒島岳からの展望が最も優れていた。荒島岳に登る人は是非ともここに登って欲しい。というか、ここにアクセスできるという事実だけで、勝原コースではなくて、中出コースを選ぶべきではないかと考えるくらいである。

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(小荒島岳から見る荒島岳の見事な山容)

 そこから勝原コースとの分岐点であるしゃくなげ平までは30分ちょっと。5月ということで、シャクナゲはもちろんのこと登山道沿いには白木蓮のような花も咲いていて楽しませてくれる。さて、しゃくなげ平から荒島岳の山頂までは1時間ぐらいだそうだが、途中、もちが壁という難所を通る。普通の状態でも雪が積もっていたらさらに大変だ、と戦々恐々とした気分で登り始める。ただ、幸い、もちが壁のロープがあるような急斜面では雪は積もってなく、雨が降った直後で泥濘んでおり、泥まみれにはなったが、どうにか登ることはできた。しかし、もちが壁の後に登山道が雪で完全に被われているところがあった。ここは下ってくる登山者達が異口同音に、「大変なところがある。とはいえ、アイゼンは必要はない」と言っていたところだ。この難所は、登山道が急に1メートルぐらい積もった雪に被われて壁のようになっており、その雪の部分にまではい登らなくてならないような状況になっていた。私よりも度胸がある元同僚がここを登ろうとしたら、足をひっかけ損ねて酷い状態で雪のない泥の道を滑ってしまった。私はそれをみて、これは雪というよりかは、泥の部分を歩くためにアイゼンが必要だと考え、ここでアイゼンを着ける。アイゼンを着け終わって顔を上げると元同僚の姿はなくなっていた。どうやったのかは分からないが、アイゼンを着けずに登ったようである。さて、私はアイゼンを着けたこともあり、滑らずにここをクリアすることができた。雪の壁の場所を通り過ぎても、しばらくアイゼンを着けて歩いていたが、結局、アイゼンが必要だったのはこの部分だけであった。


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(シャクナゲ平を過ぎたところに生えていた白木蓮(だと思われる花))

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(登山道の前に立ちはだかる雪の壁)

 この難所を過ぎると、それほど苦労せずに荒島岳の山頂に登ることができた。時間は13時40分。登り始めてから4時間40分ちょっとである。さて、展望は素晴らしかったが、風が強いこともあり、降りてしゃくなげ平で食事をすることにする。下りでは、私だけでなく元同僚もアイゼンをつけて例の難所を通り抜けることにする。アイゼンをつけると、やはり雪の上での安定性は格段に向上する。

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(山頂そばの登山道から見た白山の山々)

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(山頂での証拠写真)

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(山頂から能郷白山方面を望む)

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(山頂から見た白山の山々)

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(山頂から越前大野市街を望む)

 下りはなかなか太股、足首、膝に来たが、幸い、痛みを伴うこともなく、無事に17時30分には駐車場に着くことができた。
 その後、郡上を経由して、新東名で家路へと急いだが、結局、その日のうちには帰宅できず、家に着いた時は1時を回っていた。これは、荒島岳と伊吹山を登る順番を変えたからだが、伊吹山はともかく、荒島岳は素晴らしい登山を体験することができて、たいへんよかった。

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(戻ったら駐車場には西日が差していた)
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伊吹山(日本百名山28座登頂) [日本百名山]

昨年の8月にアイスランドで捻挫をして以来、登山をしたのは一度だけである。それも吾妻山と大して難しい山ではなかった。捻挫をしてからほぼ9ヶ月。まだ本調子ではないが、五月の連休であり、これはチャンスということで荒島岳と伊吹山に5月3日と4日の二日連続でチャレンジすることにした。元会社の同僚に付き合ってもらった。
 さて、初日は行程も長く、東京からも離れている荒島岳にチャレンジしようと計画し、越前大野にある旅館に宿を取ることにした。そこでお弁当をつくってもらい、朝の6時前に出発しようと思ったのだが、越前大野は雨が降っていた。翌日も雨がひどく、とても登山をするようなコンディションではない。ということで、荒島岳の登山は諦め、伊吹山も雨がひどいようなので、とりあえず比叡山にでも登山し、そのまま伊吹山登山の拠点として予約した長濱のホテルに行こうかと思い、眠りにつく。
 3日はゆっくりと7時30分に食事を取り、宿は8時30分ごろに出発する。宿のおばさんも前日に荒島岳に登山した人が散々な目に遭ったという話をしてくれる。「今日はとても無理だろう、残念ですね」と慰められ、宿を後にする。さて、そして北陸自動車道で比叡山に向かう。彦根IC経由でのルートだ。10時頃、賤ヶ岳サービスエリアで休憩をすると、どうも天気は快方に向かっている。そして、なんと伊吹山の全容が姿をみせた。これは、比叡山ではなくて今日、伊吹山に登ってしまおうと相談し、そのまま長濱インターチェンジで降りて、伊吹山の登山口へ向かう。途中、コンビニで食料と水を購入する。
 さて、伊吹山の登山口は10時40分頃に着く。駐車場に行くと、おばさんが我々に話しかけてきて500円で家の駐車場に停まらせてやる、と言ってくる。登山口のリフト乗り場の駐車場代も500円だったので、そのまま停まらせてもらう。500円を支払うとお煎餅と飴を二粒ほどくれた。さて、伊吹山はマイカーは通行禁止なのだが、タクシーであれば3合目まで行くことができる。久しぶりの登山で足首に不安があり、また、大きく出遅れていたこともあり、このおばさんにタクシーを呼んでもらうようにお願いする。15分くらいは待つよ、と言われたが、大丈夫と回答する。さて、しかし、タクシーは呼んだらあっという間に来た。どうも、他の客を3合目まで送ってきた帰りに電話を受けたようである。
 タクシーは狭くてくねくねとした道路を上っていく。その途中、300円の有料駐車場が多くあることに気づく。さきほどの駐車場の煎餅と飴は、この200円差の埋め合わせかと思ったりもした。
 3合目までは15分ぐらいで着いた。料金は2430円。高いといえば高いが、これで時間でいえば1時間30分、標高差で570メートルを稼いだと思えば安いものだ。二人で割ったので一人の負担は1200円ちょっとだし。さて、山頂にかかっている雲は気になるが、少なくとも雨は降っていない。3合目は2010年に閉業した伊吹山スキー場のゴンドラの山頂駅があったところである。2011年までは登山客のためにゴンドラは操業していたのだが、これも中止された。3合目にはスキー客のためのレストハウスの廃屋が二軒ほどあり、なんか寂寥感が漂う。

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(三合目にあるスキー場のレストハウスの廃屋)

三合目を出発したのは11時ちょっと過ぎ。気持ちよく、この石灰岩の登っていく。三合目の標高は770メートル。山頂は1377メートル。およそ600メートルの登山である。木がほとんど生えていない登山道からは琵琶湖の素晴らしい景観を楽しむことができ、気持ちよい登山ができる。30分後には5合目に着く。ここには自販機があり、ベンチもある。ただし、自販機の飲料水のペットボトルは240円となかなかの値段だ。3合目から1時間弱で6合目。ここらへんから雨が降り始めたので、カメラをリュックにしまい、ひたすら登山に専念する。途中からは、ほとんど這うようにして岩山を登っていく。雨が降った後で泥は滑りやすくて注意が必要だ。山頂近くは雲に被われ、視界はほとんど得られない。

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(五合目)

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(五合目にある自販機。ペットボトルは240円)

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(登山道から展望した琵琶湖の長浜の街並み)

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(米原市方面の展望)

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(山頂の周遊道路と合流する。山頂まではあと少しだ)

 山頂に着いたのは三合目を出発してから2時間弱経った13時ちょっと前。伊吹山頂は歩いて30分ぐらいのところまで道路が通じていることもあり、山頂には結構の人がいた。そういうこともあり、山頂には多くのレストハウスがあり、わざわざ食事を持って登ってきたのがちょっと馬鹿らしい。山頂は視界がないのに加え、なかなか風も強く寒かったこともあり、レストハウスに入り、コンビニで買ったサンドイッチを頬張る。レストハウスには申し訳なかったのでお味噌汁を注文するが、店の人は気にしなくてもいいと言ってくれる。なかなか優しい店員であった。とはいえ、このレストハウス群は登山の詩情をまったく喪失させる。ここまで風情がない百名山もなかなか珍しい。筑波山並みの情緒がない山頂である。

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(山頂での証拠写真。霧で視界はまったく得られない。そして、風が強く寒い)

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(レストハウスで休憩する)

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(レストハウスの外観。サービスはとてもよかった)

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(山頂にあるレストハウス。山頂の風情はまったくなく、ちょっと脱力する)

 「てんきとせいかつ」のアプリによれば15時ぐらいになると霧は晴れるという情報であったが、15時まで待っていると下山をすると17時30分になってしまう。流石にそれは遅すぎるだろうということと、レストハウスのおじさんが「これからは天気は悪くなる一方だ」と言うので13時30分には下山を開始した。しばらくは霧の中であったが、7合目ぐらいでまた視界が広がる。琵琶湖や関ヶ原、そして鈴鹿山脈の山容が美しい。登っている時にはそれほど気にはならなかったが、なかなか勾配はきつく、下りは結構足首に負担が大きい。足首を捻らないように気をつけて高度を下げていく。15時頃になると、伊吹山の山頂がくっきりと見える。ちょっと悔しい気持ちにもなるが、そのまま帰路を急ぐ。三合目に戻ったのが15時40分。伊吹山のずっしりとした山容が綺麗に見えて、悔しさが再びぶり返す。駐車場にもどったのは17時ちょっと前であった。駐車場のおばさんは、ブラシを貸してくれる靴を洗うといいよ、と言ってくれた。泥んこ遊びをしたように靴とズボンは泥だらけだったのだ大変助かった。200円の差額以上のサービスを得られたような気分であった。

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(15時ぐらいには山頂が姿を現す)

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(三合目に戻った時には、山頂だけでなく青空も見られた)
 

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