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立石の飲み屋街を訪れる [B級グルメ雑感]

 マイク・モラスキーの『呑めば、都』を読んでから、無性にその本に書かれていた飲み屋を訪れたくなり、立石に赴く。立石には数回、訪れたことがある。ただ、ここ5年間ぐらいは行っていない。そのイメージは大阪の通天閣下のようなディープな雰囲気で、地元の飲兵衛を対象とした、肩を寄せ合って座りながらモツ煮を肴として安酒を飲む、小さなお店がいくつも集まっている、といったものである。さて、5年ぶりに訪れた立石であるが、以前のイメージとほとんど変わっていなかった。というか、昭和のレトロな闇市的な飲み屋街というのがアイデンティティであるから、この5年で変わってしまうようでは駄目である。
 さて、今日はゼミの飲兵衛の卒業生を数名、誘って飲みに行くことにしたのだが、皆、仕事があるので「宇ち多“」にて各自、19時30分までは勝手に飲む、というように待ち合わせをした。仕事がない私が一番はじめに到着して、一人でテーブルに着き、勝手に宝焼酎の梅割と煮込み、レバーを注文して飲み始める。
 この店では、見えない掟があるかのように、皆、しっかりと飲んで食べることに集中をしている。もちろん、グループで来ている人やカップルの間では多少の会話があったりするが、基本、ここは安酒を飲む場所であるということは、相当、空気を読めない客でも分かるような、そういう緊張感が空間には充満している。また、カップルでと書いたが、基本、カップルは相当、割合的には少ない。私もこの店では何しろ存在感を消し、うまく、店に馴染むように努力をしている。
 20分ぐらい経って、社会人3年目の男子ゼミ卒業生がやってきた。すると、「連れがいる」と店員に言っている。中年の店員は「そういうなら、店に入る前に待ち合わせをしないと駄目だろう」と怒っている。私は手振りで「一人で飲め」と伝えようとしたのだが、その行為で、中年の店員さんに気づかれ「あの人か」と卒業生に確認を取り、本当しょうがねえなあ、という顔をしつつ、たまたま空いている卓があったので、そこに移らせてもらった。移った後も、「連れがいるなら店に入る前に待ち合わせをしないと困るんだよね」と言われて、私は卒業生に「そういうことだから一人で飲んで全員が揃うまで待つと言ったのだ」と小言を言ったら、学生も申し訳なさそうにしていた。とはいえ、まあ、彼の空気の読めなさ故に一緒に飲めることになったので、ある意味ではついている。私ではとても言えない。
 さて、この店は19時30分に閉店で、そこでもう一人の女子ゼミ卒業生がやってきたので店を移る。おでんの「二毛作」に入ろうとしたが、予約で満席の状態で、「みつわ」に行ったらこれも長蛇の列。しょうがないので北口の「鳥房」へ行ったら閉まっており、「江戸っ子」はもう食べ物が切れたので、今日は店じまい。ということで、仕方なく、「江戸安」といういかにも町のお寿司屋さんというところに入る。まあ、特別なお寿司屋さんという感じではないが、気っぷのいいおじさんと若い青年の二人の板前が元気よく握っている様子は、二人漫才とか卓球のダブルスのコンビのようで、みていて気持ちよく、思わずいろいろと注文をしてしまう。なぜか、アワビの刺身が1000円という破格の安さだったのでおそるおそる注文したら、しっかりとアワビでしかも美味しかった。そして、そのアワビより値段が高い赤貝の刺身(1200円)があり、アワビでこれだけしっかりしていたら、赤貝はとてつもなく美味しいのでは、と注文したら、これは美味しかったが普通の赤貝であった。日本酒を中心に飲んで、3人で結構、たくさん飲み食いをすると、4人目の女子卒業生がやってきたので、店を出て、モラスキーがどんなに満腹でも不思議に食べられてしまうと『呑めば、都』で書いていた中華料理店の「蘭州」に行くが、ここはもう店仕舞いの時間であった。我々はお腹いっぱいだが、今来たばかりの卒業生は何も食べていないということなので、隣の「オオクボ」という居酒屋に入る。他は客でたくさんなのに、なぜか客が誰もいなかったのがえらく不安だったが、入るとごく普通の居酒屋であった。他の町だったら、それなりにお客さんも入るのではないかと思われるが、これだけ飲み屋だらけの立石であると、もしかしたら商売が厳しいのかもしれない。
 人と酒を飲むのは会話を弾ませるためである。当然、私とゼミの卒業生ということなので、本人の話はもちろん、今日来られなかった卒業生達の近況なども聞くことになる。数名、転職をしたそうだ。まあ、本当に仕事は大変だ、と卒業生達はぼやくが、このことは本当に学生の間に上手く伝えられたらと思うのだが、なかなか学生はそれを聞いてくれないのが残念だ。結局、あまり向いてなさそうだな、という仕事に就いて、早い時期に辞めてしまう。などという話をしていたら、あっという間に23時30分過ぎで終電の時間になったので、岐路についた。なかなか楽しい立石のはしご酒であった。

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(北口の飲兵衛横丁)

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(南口はディープな飲み屋がぽつぽつと凄まじいオーラを発揮しつつ散在している)


呑めば、都: 居酒屋の東京 (ちくま文庫)

呑めば、都: 居酒屋の東京 (ちくま文庫)

  • 作者: マイク モラスキー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2016/08/08
  • メディア: 文庫



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西荻窪の飲み屋街を訪れる [B級グルメ雑感]

 マイク・モラスキーの「呑めば、都」を読んだら、どうしょうもなく西荻窪の飲み屋街に行きたくなったので、34歳になった卒業生を誘って訪れる。どうも「戎」は外せないようなので、早めに入ろうと考えて17時に西荻窪の駅の改札口で待ち合わせをする。「戎」は13時に開店する居酒屋で、まあ昼から酔っ払えるという機会を提供しているなかなか画期的なお店であると思う。以前、港区の麻布街づくりのパネル・ディスカッションのコーディネーターの仕事をしたことがあったが、パネリストのお一人が「あべちゃん」は15時から飲めるので素晴らしい!と述べられたが、西荻窪だと13時だ(ちなみに赤羽のまるます屋であれば朝から飲める)。それはともかく、17時に改札を出て直行したら、既にほぼ満席。これは入れないかと思われたが、二人という人数が幸いして、奥のテーブルに座ることができた。
 焼酎グレープフルーツ・サワーを注文。あとはキャベツ、焼き鳥など。焼き鳥系は焦げていて、決して味がいい訳ではない。ただ、この雰囲気は相当、味があるというか個性的だ。モラスキーの本からだと、もっと赤提灯的な店内のイメージを抱いていたのだが、むしろ山小屋的な雰囲気のお店で、お洒落とも捉えることができるような印象だ。実際、お客さんも30代前後の女性が多くいた。ちょっと本の内容と違うな、と思って家に帰って読み直したら、モラスキーが語っていたのは本店といって、私が行った(支店)隣にある店であることが分かった。モラスキーも本店と支店では偉く客層が違う、と書いていたので、次回は本店に訪れようかと思う。とはいえ、食事を楽しむというよりかは雰囲気を楽しむお店のような気がする。というのも、食事は今ひとつであり、また肝心の日本酒の揃えはまったくよくないからだ。チューハイ、ハイボールを飲む店かなと思うし、それらのお酒が似合うような雰囲気であるとも思う。
 さて、「戎」だけ訪れて帰るのはあまりにも勿体ない。ということで、「戎」はそれほど食べずに、次の店を探す。第一希望は「しんぽ」であったが、流石に予約なしでは入れなかった。ということで、立ち食い寿司屋「一」に入る。というか、「一」に入れたのもちょっとラッキーだったかもしれない。「一」も「戎」と同じ通りに立地しており、「戎」と同じように通りに立ち飲み客用のテーブルを二卓置いていて、テーブル狭しと客は肩を寄せ合って、そこで呑んで食べている。ただ、食べているのがおでんとか焼き鳥とかではなくて寿司の握りというところが、ちょっと西荻窪というイメージである。この界隈の店はトイレがなく、共同便所を共有している。この共同便所は男女共有であり、男性はともかく女性にとってはちょっと厳しいかと思う。トイレはどこ、というと店の人はここを指示するが、駅にもトイレがあり女性客はそちらを利用した方がいいかと思う。このお寿司屋で驚くのは、美味しいしっかりとした日本酒を揃えていることで、無濾過生酒だけを注文していても酔っ払うことができる。我々は雁木を中心に飲んだ。さらに、美味しい日本酒と合うのは刺身と寿司、と考える私にとっては、ここは相当有り難い店だ。塩水ウニ、ツブ貝、平貝、赤貝、ヒラマサやサンマの焼き物などを注文したが、すべて満足。それで会計は二人で8000円台であった。
 以前、やはりマイク・モラスキーの文章を読んで「溝口」に飲みに行ったが、今回の西荻窪の方が個人的には好みであった。まあ、どちらも、人類が誇る文化遺産のような素晴らしい飲み空間であると思う。翌日、ヒカリエの小洒落たレストランに入ったが、そちらは清潔であるし、ちょっと洗練された感はあるが、西荻窪南口の飲み屋街に比べると何かが根源的に違っている。それは、後者には店と客のコミュニケーションがないが、前者にはおそらく強烈にあるということではないか。「戎」では、隣の客が「ノンアルコール」のビールを注文したら、「そんなものねえよ」(実際はある)と店員に罵られた。その客はどうも常連だったようなのだが、常連だからこそ甘えるな、というのがあったのかとも思う。言われた客もなんかばつが悪そうにしていたが申し訳なさそうにそれでもノンアルコール・ビールを飲んでいた。「消費者は神様」というのはサービス産業のマーケティングにおいては鉄則に近いが、その鉄則によって店は疲弊するし、それをあまりにも優先すると店がつぶれかねない。「戎」という店を支えているのはおそらく常連客であろう。その常連客であるからこそ、しっかりして欲しい、というのがその罵りにあったかと思う。そして、そういう店で、客は立派な客、消費者然とした客からちゃんとした客へとレベルアップできるのである。
 というようなことを考えさせてくれた「西荻窪」の飲み歩きであった。


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ドイツの肉屋 [B級グルメ雑感]

 エアフルト大学の先生が、自分は留守にしているのでアパートを使っていいよ、と言われたので遠慮せずに使わせてもらっている。単身世帯向けで1Kの部屋であるが寝室や浴室が広いので空間的には贅沢な印象を受ける。このアパートはエアフルトの北、ドーム・プラッツから歩いて10分ぐらいのところにある。さて、朝起きて朝食を取りに町中に出る。エアフルトはチューリンゲン州の州都であり、チューリンゲンといえばソーセージである。そこで、チューリンゲン・ヴルストと看板を掲げていた店に入ったら、そこはレストランではなく肉屋であった。ドイツの肉屋は、しかし、そこで簡単な料理も提供する。ということで、そのままそこで食べることにした。注文したのはグーラッシュで、これはジャガイモとグレイビー・ソースに肉が煮込まれたものという感じで、いかにも一般庶民が食べるような料理であったが、まあ悪くはなかった。これで5ユーロ50セントである。
 ドイツは肉屋が儲かる。赤いフェラーリはドイツでは肉屋の車とも言われるのだ、と誰かに教えてもらったこともあり、本当かよ、とそのときは半信半疑というか信じてもいなかったが、実際、ドイツに住んだら、本当に肉屋が赤いフェラーリに乗っていた。これは、肉屋が儲かるからだ。ドイツで販売する肉は保存料をほとんど使えないので、すぐ腐る。したがって、頻繁に買わなくてはならず、結果、スーパーとかで買う人は多くなく、肉屋で買うのだ。私が住んでいたデュッセルドルフでもそうだったが、エアフルトの肉屋も繁盛していた。ちょっとしたカフェ的なコミュニティのハブになっている気もする。日本は生鮮三品の店が商店街からほとんど消えかけているが、このような店が商店街にあると、それらを核として、商店街がコミュニティのハブになれるのだ。昔は、日本の商店街はその人口密度の高さや自動車の依存度の低さなどから、ドイツの商店街よりさらに活力を有していたにも関わらず、現在はドイツのように元気な商店街は本当、東京大阪などの大都市だけになってしまっている。ドイツは人口20万程度の都市でも商店街が元気である。そして、商店街が豊かな都市の方が、遙かに人々の生活も豊かであると思われる。

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ボローニャでようやく美味しい食事にありつけた [B級グルメ雑感]

 イタリアで4泊目。ミラノ、オリヴィエート、ボローニャ。これまで、何回か食事をしたがイタリアらしい美味しいワインや食事にはありつけなかった。これは、スローシティの拠点であるオリヴィエートにわざわざ行ったことを考えると、大変外していると言っていいであろう。さて、しかしボローニャでは、夕食そして昼食ともに大当たりであった。イタリア最後の日に、イタリアならではのクオリティの高い食事を取ることができ、ホッと胸をなで下ろすと同時にボローニャの底力を知らされた気分である。
 ボローニャでは遅い夕食を取った。マジョーレ広場そばのTamburiniという店である。ボローニャの金曜日の夜、マジョーレ広場そばはとてつもなく混んでいる。狭い路地などは、立錐の余地もないほど人に溢れていて、そこを通り抜けることを難儀するような状況だ。何かパーティーとかイベントがある訳でもないらしい。そのように混んでいる状況で、どうにか座ることができる店を探して、そこに入ったのである、
 ボローニャはパルマが近い。ということで、パルマの生ハム、パルメジャン・チーズ、そしてタコとジャガイモを煮たもの、そしてサラダを注文する。ワインはピエモンテ州の赤ワインで、グラスユーロのものであったが、これは美味しかった。私は赤ワインが苦手なのだが、これは流石に私でも美味しさが分かるようなふくよかで奥深い味であった。もちろん、生ハム、チーズは文句なしの美味しさである。これはイタリア4日目でほとんど初めてと言っていい、美味しい食事であった。
 さて、翌日は午後にボローニャを発たなくてはならないのだが、昼ご飯は是非ともボローニャでと考えて食べに行く。ボローニャはどうもトルテリーニが名物らしい、ということでホテルの人にどこが美味しいかと尋ねて教えてもらった店に行く。この店も昨日と同じようにマジョーレ広場のそばにあった。ホテルの人に13時には長蛇の列で大変混み合う、と言われたので11時30分頃に行く。ちなみに店を出たのは12時15分頃であったが、そのとき既に30人ぐらいの長蛇の列ができていた。ということで、相当な有名店であると思われる。トルテリーニは3つのメニューがあったが、私は普通のチーズをからめたものにした。もう一つはワンタンのようにトルテリーニがスープに入ったもの、そしてベジタリアンのものであった。東京で言えば美味しい餃子屋みたいな感じなのだろうが、これはちょっとそうそう日本でも食べられないレベルであると思う。本場の凄さ、というかイタリアの底力を知らされた。
 スローシティでは、まったく食文化という点からは期待外れであったので、イタリアのスローシティ、スローフードも看板倒れなのかと疑っていたのだが、ボローニャでそのような歪んだ偏見は吹っ飛んだ。ボローニャ素晴らしい!

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(素晴らしき赤ワイン)

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(生ハムとパルメジャン・チーズ。鉄板ですね)

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(たことジャガイモのサラダのような料理

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(ボローニャ名物のトルテリーニ。これは素晴らしい!)

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コーラを飲んで食事をしながら、グルメ談義をするのは滑稽な気がする [B級グルメ雑感]

自由が丘のある中華料理店で、一人で夜飯を食べていた。結構、味に拘る評判のよい店である。客は私と30代半ばをおぼしき女性の二人だけ。この女性客はどうも常連らしく、客も少ないこともありシェフと会話をしている。私は一人なので、なんとなく会話に耳を傾けていた。
 どうも、この女性客はシェフの考案中の料理を食べて、いろいろと感想を述べているようだ。そして、その後、ラーメン談義に会話は展開していく。
札幌ラーメンのケヤキ・ラーメンは観光客しかいかない。地元民はいかない。地元民が行くのは○○ラーメンだ」。
 ちょっとメモをしたいようなことを話している。
「長浜ラーメン、あんな不味いものはない。私は、とても喰えない。なんで、あんなものを有り難がる人がいるのかなあ。安いかもしれないけど、あんな不味いのじゃ金を一円でも払う価値はないと思う。味がわかんないじゃない」
 私は、実は長浜ラーメンが結構、好きだ。そうなんだ、私は味音痴なのか。確かに、そんなに美味しいかと言われたら怪しいけど、私は吉野屋の牛丼とかも別に美味しく食べられるからな。まあ、料理の味にとやかく言う資格とかないのかなあ、と謙虚に思いながら聞いていた。というのも、私はその自信をもった話しっぷりから、彼女を料理研究家であろうと勝手に勘ぐっていたからである。
 さて、そこで精算をしようと彼女の座っている卓の前のレジに歩いて行くと、なんと彼女はコーラを飲んでいたのである。コーラを飲んで、中華料理の味を評価するのは不可能だろう。というか、コーラを食事中に飲まないでしょ。あんたは甘やかされた子供か。コーラだろうがファンタだろうが、そんな強烈に砂糖が入っている飲み物を飲んだら、味、分からなくなるでしょう。別に飲むなとは言わないけど、料理の味をとやかく言う資格はないだろう。と、心の中で、その女性を勝手に料理研究家であったと思ってしまった自分に滅茶苦茶突っ込んでいた自分がいた。

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土曜日なのでフェイジョアーダを食べる [B級グルメ雑感]

ブラジルの代表的な料理としてフェイジョアーダがある。これは、豆と豚肉、牛肉を煮込んだ料理であるが、いつも食べられる訳ではなく、クリチバだと水曜日と土曜日に食べられる。ということで、今日、土曜日の昼ご飯はフェイジョアーダにした。クリチバ市内のイグアス通り沿いのBimy’s レストランチに訪れる。ここは日系人が経営している。土曜日の昼ご飯は、ほぼほとんどの客がフェイジョアーダを注文する。最近はインゲン豆が高騰していて、フェイジョアーダの内容も若干、貧弱になっているそうだ。とはいえ、ビールを片手に食べるフェイジョアーダは美味しい。豚の脂身、生ソーセージ、豚の耳や鼻、足、尾、皮などが入っている。これを繊切りにして炒めたケール(コーヴェ。キャベツのような野菜)とベーコンオレンジのスライス、ライス、そしてキャッサバの粉と一緒に食べる。私的にはシュラスコよりも好みかもしれない。ここでは、ビールなども含んで一人あたり45レアルぐらい。日本円で1400円ぐらいか。お得感が素場らしい。

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ちもとの有名なかき氷を食す [B級グルメ雑感]

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都立大学駅のそばに住んでいる。ここには、全国的に有名なかき氷を提供する「ちもと」という和菓子屋さんがある。私は、都立大学に6年前に越してきたのだが、その時からずっと、このかき氷を食する機会を探っていたのだが、なかなか実現できずにいた。これは、このかき氷を提供するのが7月中旬から9月初旬までの短い期間であるということと、私は東京の夏が嫌いなので8月や9月初旬はほとんど東京にいない、ということが最大の理由、さらに付け加えると、ちもとは喫茶スペースが小さいので、もうこのかき氷を食すには、開店前に並ばなくてはいけなく、それがなかなか億劫だったということがある。
 しかし、いつまで都立大学に住んでいるかも分からない。このままだと下手したら一生、ちもとのかき氷が食べられないかもしれないと焦った私は、今年の夏こそは絶対食べてやる、という強い意志を抱いたのである。さて、そして、その決行日を8月3日の水曜日に設定した。前日は早く寝ようとしたのだが、なかなか寝付けなかったのだが、バシッと8時前には起き、開店の10分前の9時50分にちもとに到着した。天気は曇りがちで気温もそれほど高くない。これは、あまりかき氷を食べたくなるような日じゃないよな、という私の予想に反して、店の前には既に50人以上の行列が出来ていた。驚きである。さて、しかし行列の最後尾に並ぶと既に店の人が待ち構えていて人数を確認してくれる。私はどうも36組目らしい。しばらく待つと、他の店員に待ち時間を教えてもらった。なんと15時30分!ということは、もうほとんどぎりぎりだったということである。あと15分ぐらい遅れたら、すなわち開店以降に来たらその日はありつけなかったのかもしれない、ということを知る。平日でもこの人気である。週末だったら何時に来ればいいのだろうか。ちもとの人気恐るべし!である。
 さて、ということで家に戻り、少し仕事をして15時30分に戻る。注文はおまかせ(1000円)である。さて、まず目につくのは、その大きさである。それはETでも有名になったワイオミング州のデビルズ・タワーのように重力に逆らって隆起したかのような形状をしているのだ。なんで、崩れずにこんな形状が維持できているのだろうか。それは、おそらく凍っているからだろう、と推測する。冷温なので、原子が結合しているのであろう、と化学さっぱりな私は当てずっぽうな推測をする。
 この巨大な岩塊のようなかき氷は、ミルクと抹茶が半々に、まるでマジンガーZのあしゅら男爵のように綺麗に二つに分かれてかけられている。このかき氷は最初のスプーン入れで崩壊するのでは、というこちらの心配をよそに、しっかりとその形状はスプーンを入れても維持している。その氷は、まるで原子を発見するために何回も割ったかのように一つ一つが小さく、それらが綿飴のように柔らかになっている。そのせいだろうか、氷だけでも、とてつもなく美味しい。それは、おそらく一般的に人々が抱いている氷とはまったくの別物である。氷の硬さのようなものが一切なく、それは口に入れるとしゅんと溶けていく。ただ、溶けていく瞬間に身体から熱を猛烈に奪っていくので、空調が効いている店内では身体が冷えすぎる。これは特別なかき氷である。さて、しかし、このちもとのかき氷を他店のそれと決定的に違わせるのはこの氷ではなく、この巨大なる興隆するかき氷の麓に、まるで金塊の金のように眠る和菓子群である。巨大なるかき氷を食べたものだけが、それを褒美として口にすることができる。噂には聞いていたが、その和菓子群は寒天、小豆、白玉といったオーソドックスのものの中に、最近、富に有名になった八雲餅や水ようかんが入っている。食べ終わって、身体は冷え切ったが大変満足をした。これからも一年に一度は、食べてみたい。並ぶ価値は十分にある。 
 


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駅弁砂漠の新宿駅で美味しい駅弁を食べる処方箋 [B級グルメ雑感]

新宿駅は駅弁が今ひとつである。その昔は、代々木の田中屋が新宿駅での構内営業権を得て、1951年には名物駅弁となる「鳥めし」を販売し始めている。私も中学生の頃、新宿駅からあずさで旅行に行く時などは「鳥めし」を買って食べていた。結構、それが中央本線の鉄道旅行の楽しみの1つであったぐらいだ。しかし、その後、国鉄がJRとなり、田中屋と日本食堂が合弁会社をつくった辺りから、新宿駅から美味い駅弁が消えていく。2001年に復刻鳥めしが販売されるが、昔の「鳥めし」とは全然、違うものであった。まあ、田中屋ではなく日本レストランエンタプライズがつくっているからな。私は、日本レストランエンタプライズがつくっている駅弁で美味しい駅弁を一度も食べたことがない。さて、しかし、どうも2015年3月に日本レストランエンタプライズがつくった弁当以外の駅弁を購入できる店が新宿駅構内にできたそうではないか。ということで、新宿駅発のあずさに久し振りに乗る私は、そちらへ向かった、南口のコンコースにこの目当ての駅弁屋「頂」はあった。ここは、どうも新宿駅オリジナルというよりかは、京王百貨店がやっている全国駅弁祭りを常時、やっているようなコンセプトのようなお店であった。駅弁の嬉しいところは地産地消であり、そこだけで食べられる感、だと思うのだが、まあ、しょうがないので、小田原に本店のある全国駅弁の殿堂入りクラスの「鯛飯」で有名な東華軒の「駅弁130周年記念金目鯛めで鯛めし」(1300円)を注文する。車内で食べたが、当然のごとき美味しかった。ただ、車窓が相模湾や駿河湾ではないのにはちょっと違和感はあるが、まあ、不味い駅弁を食べるよりはよいかな、と思ったりもする。とはいえ、本当は新宿駅でしか買えない美味しい駅弁があると嬉しいのだが。昔の「鳥めし」のように。とはいえ、田中屋は2012年に日本レストランエンタプライズに完全、合併されたから、どこかのベンチャーが参入するしかないのかもしれないが・・・
タグ:駅弁 新宿駅
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駒沢公園の東京ラーメン・ショーを訪れ、がっかりする [B級グルメ雑感]

 駒沢公園で開催されている東京ラーメン・ショーを訪れる。これは、6年前から開始されているイベントで、私は前からちょっと興味を抱いていたが、なかなか行く機会がない。ちょうど、次女と外食する機会があったので訪れることにした。
 既に過去6回の開催で累計200万人が来場しているらしい。これは、日本最大級のラーメン・イベントらしい。主催は一般社団法人ラーメン協会。こんな協会があるんだ。
 東京ラーメン・ショーは、2015年は12日間の開催である。私が訪れたのは10月31日で、全部で20店舗が出店していた。ラーメンを食べるのには、前売り制のチケットをまず購入する。値段は一杯850円であり、どのラーメン屋で食べても同じ値段らしい。
 ずらっと横に並んでいるラーメン屋のどれに入っていいかもよく分からなかったので、とりあえず最も行列が並んでいるところに並ぶことにすることにした。しかし、一番行列が並んでいる店は市ヶ谷のラーメン屋であった。そうであれば、市ヶ谷で食べた方がいいだろうと考え、もう一つのラーメン屋にて並ぶことにした。これは北海道味噌ラーメンと書いてある。「麺風來堂」というお店である。せっかくなので、東京で食べられないラーメン屋に入りたいと考えたからである。しかし、列を整理したお姉さんと話をしたら、東京にも支店として進出していることが分かった。何なんだ、これなら、わざわざ食べることないじゃないか、と大変、残念な気分になる。
 15分ぐらい並んで、ラーメンを食べることができた。料金は850円ではあるのだが、オプションをつけると追加料金を払わされ、我々は全乗せで300円ほど余計に払った。全乗せは、海苔5枚、ねぎ大盛り、チャーシュー、煮卵、そしてメンマがつく。さて、しかし、ねぎ大盛りという割には、おそろしくしょぼしょぼした葱しか入っていなかった。これは詐欺だな。
 ただし、味噌ラーメンは腹が立つほどは不味くはなく、まあそこそこの味であった。とはいえ、これで1150円は明らかに高すぎだろう。このフェスティバル感だと、安く食べられるのではと期待していたが、実際はむしろ逆であった。

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(この葱の量でなぜ、葱大盛りになるのだろうか?)

 私の場合は、駒沢公園には歩いて行けるので、まあ散歩ついでということもあったが、公共交通や自家用車でこれに来たとしたら、結構、後悔するだろうなとも思ったりした。ただ、どうもデートで来ているような人が多くいたので、まあデートの口実にするのであれば、悪くないイベントかもしれない。ラーメンを食べに来るイベントでは決してない。
 このラーメン・イベントは相当、集客をしているので、集客イベントとしては間違いなく成功である。さて、しかし、それが地域の活性化などに繋がるかというと極めて疑わしく、おそらくほとんど関係ないと思う。それは例えば、下北沢のカレーフェスや阿佐ヶ谷のジャズフェス、墨田区のジャズフェスなどとは大きな違いであると思われる。
 要するに街の知名度の向上にも貢献しなければ、商店街にある他の店でちょっと買い物をするといったトリクル・ダウン的な効果もまったく期待できない。駒沢公園というオープン・スペースをうまく使うといった観点からは、やらないよりはましかもしれないが、何か仕掛けがなくて面白くない。消費者の観点からしても、安いわけでもなく、特別なラーメンを食べられる訳でもなく、おそらく作っている人もほとんどアルバイトのようなものなので、店に比べて美味しい訳でもなく、それほど有り難くない。
 ということで、相当、これは無駄なイベントである。こういうイベントをやるのであれば、商店街とか街中でやれればいいのに、と思う。例えば、目黒駅周辺はラーメン激戦区であるのだが、目黒駅周辺とかでラーメン祭りとかをするのは意味があると思う。
 駒沢公園のように街との関係性が低いところで、東京にあるラーメン屋にしか行列が出来ないようなラーメン・フェスティバルをする必然性は相当、低いであろう。これではラーメンのプロモーションにもなっていない。単なるイベント屋だけが儲かるような虚しいフェスティバルである。
 まあ、それでも経済が回るというのであれば、それはそれで否定はしないが、その分、美味しい街中のラーメンを食べる機会費用を失ったかと考えると、消費者のためにもならない。私は、本当そばに住んでいるが、二度と行かないと思う。

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(ラーメン店の出店の様子。並んでいる店とそうでない店との差が大きい)

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(コラボがコンセプトらしいが、そもそもラーメンというのは、それ自体が完成された小宇宙である。異物を入れてさらに美味しくなるという発想は、真剣にラーメンと向き合っていたら出てこない発想ではないだろうか?)
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新大阪駅の駅弁の悲惨な状況をみて、これはもはや大阪病ではないかと思ったりする [B級グルメ雑感]

 新大阪から朝8時台の新幹線に乗って東京へ向かう。早く起きられたら、新大阪駅で私の評価が高い「エスタシオン・カフェ」でモーニングを考えていたのだが、寝坊したので駅弁にすることにした。さて、しかし、新大阪駅の駅弁はほとんどJR東海パッセンジャースの商品が占有していた。新大阪駅は、むかしは水了軒の八角弁当など、結構、美味しい駅弁があったのだが、今は、もう駅弁が「不味い」駅へと堕落してしまっている。グルメ都市大阪ブランド戦略にも大きくマイナスになるような、この状況。まさに大阪がこれまで失墜してきた状況を象徴させるような現象である。それは、いいものを持っているのに、そのよさを手前味噌でしか理解しないで、そのよさを伝える努力もしないのに、よさが分からないと消費者を小馬鹿にして、結局は消費者からしっぺ返しを食らう、というような現象である。大阪シンドロームとでも名付けたいような現象だ。これは、大阪がオリンピックに立候補したとき、私が大阪市役所に「オリンピックを実現させるための戦略」といった内容の企画書を持って行き、その時に市役所の人との会話から痛切に感じたことだが、この新大阪の悲惨ともいえる駅弁の状況でも、この大阪病とでもいうべき悲しい事態を察することができる。ちなみに、この企画書は没にされています。
 さて、しかし、大阪のことより、気にしなくてはいけないのは目の前の朝食だ。「JR東海パッセンジャース」以外の駅弁はないか、新幹線出発の時間を気にしながら尋ね歩いて、みつけたのが柿千の『多幸の宝箱』という弁当であった。これは、ペットボトルのお茶と合わせて1040円。値段的には極めて妥当。さて、中身であるが「たこむす」が二つ、梅干しが二つ、蛸フライがたくさん、それにたこの姿煮ご飯などである。食べてみたらそんなには悪くはない。絶品という訳ではないが、そんなに悪くないなと比較的満足する。しかし、あとで、この駅弁をチェックするとJTBグループの子会社のJTBフーズというところがつくっているものであった。まあ、大企業による弁当で、JR東海パッセンジャースと大同小異のようなもので、地元の弁当会社がつくっているものではなかった。この事実を知って、ちょっとがっかりするが、それでも味覚面では、JR東海パッセンジャースのものよりは上であった。とはいえ、グルメ都市大阪の駅弁が、どうにか食べられるかな、というレベルのものにしかありつけなく、それも大企業がつくっているのは本当に残念なことだと思う。大阪がしっかりしないと東京も駄目になるし、日本も駄目になっていく。しっかりしてもらいたいな、と勝手ながら思いつつ、東京に戻る。

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崎陽軒のシウマイ弁当へのオマージュ [B級グルメ雑感]

 世の中には数多くの駅弁がある。それら駅弁の中でも、最も過小評価されていると私が思うのは横浜駅中心に売られている「崎陽軒のシウマイ弁当」である。この弁当より美味しい駅弁はそうはないと思われる。現在はなくなったが大阪駅の水了軒の八角弁当とは甲乙つけがたいところがあったかもしれないが、そのクオリティは駅弁というジャンルの中では相当高いと思われる。
 しかし、ほとんど評価されていない。「孤独のグルメ」のエピソードで出てきたりはしたが、一般的にもこのシウマイ弁当が美味しいという話を聞いたことはない。
 その理由は、おそらく、このシウマイ弁当に希少価値がまったくないからであろう。例えば、森駅のイカめしはもう伝説的な駅弁になっているが、これは森駅でしか売られていないからであろう(まあ、デパートが主催する全国駅弁大会とかのイベントではメイン・コンテンツとなっているが)。私もわざわざ森駅までイカめしを買いに行ったことがある。それほど美味しいとは思わないが、その馬鹿げた苦労が、絶妙なスパイスになって、美味しく思わせるような効果があるのだ。
 そのような希少性の高い駅弁に比べると、このシウマイ弁当、もうどこでも買えてしまう。最初にこのシウマイ弁当が販売されたのは1954年。横浜駅であった。新幹線が開業してから新横浜駅でも販売。そして、現在では川崎駅、新橋駅、桜木町駅、鶴見駅、関内駅、保土ヶ谷駅、武蔵小杉駅、洋光台駅、港南台駅などでも買える。JRだけでなく、相鉄の大和駅、海老名駅などでも購入できるし、京急の品川駅、上大岡駅、金沢文庫駅などでも買える。新宿駅でも小田急側のキヨスクで売っていた。東京駅の大丸でも売っている。さらには、羽田空港でも売っている。また、京葉道の幕張パーキングエリア(下り線)、関越自動車道の三芳パーキングエリア(上り線)でも販売されている。これだと、もう駅弁というよりかは、スターバックスのカフェラテのような有り難みの無さである。
 さて、しかし、スターバックスのカフェラテとの大きな違いは、これだけどこにでもある大量生産品の駅弁であるにも関わらず、そこらへんの駅弁よりもずっと美味しいということである。例えば、現在は東京駅のエキナカが出来たことで、そのポジショニングは怪しいが、エキナカが出来る前までは、東京駅構内で購入できるどんな駅弁よりも「シウマイ弁当」は美味しかった。少なくとも帝国ホテルの駅弁が東京駅ホームで販売されなくなってからは、「シウマイ弁当」はダントツに他の駅弁よりはましであった。これは、横浜駅においてもいえるし、さらには羽田空港でも言える。結構、すごいことだと思う。
 とはいえ、ここまでどこでも買えて、駅弁かという議論があることは分かる。確かに駅弁の魅力というのは圧倒的に、その地域性、その場所でしか購入できない、という点に魅力があるからだ。そういう点からは、ちょっとルール違反という気もしないではない。まあ、美人ではあるが誰とでもデートに行くので有り難みがなくなってしまった女性のようなものか。
 ただ、ローカルではある新横浜駅はともかく、東京駅や羽田空港でも、時間がない時は、私はやはりシウマイ弁当を買ってしまう。それは、味が他より優れているからであるのと同時に、750円という料金の安さによる。
 ところで、なぜ、こんなにシウマイ弁当が美味しいのか。崎陽軒のホームページをみると、いろいろとこだわりがあることが分かった。まず、入れ物が違う。シウマイ弁当には、経木の折が使われているのだが、これはご飯からでる水分を上手に吸収するそうだ。また、ごはんは蒸気炊飯方式で炊きあげている。この方法だと、「ご飯の粒が立ち、冷めても美味しく召し上がっていただけます」ということだそうだ。さらにご飯は、俵型である。これが何か、取りやすくていいんだよね。そして黒胡麻と小梅。この小梅もまた着色料がついていない感じのオリーブ色みたいで好感度アップである。そして、この弁当の主人公は当然、崎陽軒の5個のシウマイであるのだが、その周りを固める脇役陣が素晴らしい。まず、こんがり焼かれたマグロの照り焼き、ジューシーな鶏唐揚げ、そして味が染みこんだご飯がどんどん進む筍煮、さらにかまぼこ、卵焼き、切り昆布、千切り生姜。これだけでも十分なのにデザートにもなる酸味が効いた干し杏。
 どこにでもあり希少性のなさが駅弁の魅力を減じさせているが、味の良さでやはり、いざという時には頼りになる有り難い弁当なのではないかと思う。これからも頑張って、美味しい弁当を提供し続けてもらえるように応援したい。

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(完全無欠な駅弁に近い崎陽軒の「シウマイ弁当」)
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深川のアサリ飯 [B級グルメ雑感]

深川のアサリ飯、別名、深川飯はアサリを長ネギ、油揚げなどとともに醤油を掛けたものを煮て、その煮汁を加えて飯を炊き、炊きあがったものに具を戻してかきまぜたものである。炊き込みご飯であるが、具は一緒に炊くわけではない。東京駅のJR系の駅弁の代表格でもあるので、結構、知名度も高いかと思われる。

さて、この深川飯を提供するご主人さんとちょっとお話をすることができたのだが、結構、興味深い話を聞くことができた。まず、このお店は基本的には国産のアサリを使っているのだが、深川飯だけは韓国ものを使うそうだ。これは、韓国のアサリの方が大きくて、しかもあまり磯臭くないからだそうだ。他の料理はともかく、大量のアサリを用いる深川飯は、国産でない方がむしろ味はよくなるそうだ。また、東京湾のアサリというものもあるが、大変、高級であるので、とても手が出ないそうだ。

深川飯というかアサリ飯は、そもそもは漁師が舟の上で食べるための料理。手っ取り早く、アサリのすまし汁を米に掛けてかっ込むような料理であったそうだ。今で言うところのファストフードである。これは昼食の時間が15分くらいしか取れなかったことも要因であったそうだ。ということで、れっきとした江戸時代からの料理で、昔からこの門前仲町でつくられていたそうだ。これは、この門前仲町は漁場であり、おもにアサリ漁が中心であったからだ。漁師はおもに佃に住んでいた。現在は漁業権はほとんど放棄したので、門前仲町周辺では漁業はできなくなり、もっとも近場でも千葉県であるそうだ。

こういう話を聞くと、深川飯を食べるうえで、より有り難みが増す。それは、私がアサリ飯だけでなく、それに付随するストーリーも消費しているからだ。こういうストーリー性消費は、今後、需要が伸びていくのではないだろうか、と思いつつ、私は深川飯を食べていた。

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日経新聞系の記者の中には、相当の味音痴がいるのだろうか? [B級グルメ雑感]

自由が丘に日曜の昼にとことことランチをしに行った。最初に行こうとした中華レストランは、その日は予約でランチは満席とのこと。そうか、日曜の自由が丘は、ランチは厳しいのだな。と、家に戻ろうとしたら、女房が完全に外食モードになっていた。ということで、だめもとでキッチンプラスに向かったが、やはり10人以上の行列。さて、それじゃあどうしようと歩いていると、マルゲリータ350円のピザ屋をみつけた。店内を伺うと竈のようなものもある。さらには、日経トレンディ、日経新聞、日経レストラン、東京ウォーカーのこのレストランの紹介記事が貼られている。もしかしたら面白いかも、とりあえず350円のピザ・マルゲリータがどんなものか試してみようと思い、入る。さて、メニューをみると、ドルシェのチョコレート・ケーキが400円、カフェラテが400円。そうか、マルゲリータ350円で釣って、ここらへんで利益を出すビジネス・モデルなのだなと推察する。飲み物はコーラとかしかないので、昼だし水でいいやと注文しなかった。あとで、「水をくれますか」と言ったら、「そんなものはありません」と言われる。水を出さないレストランって、ファストフード店でも珍しいなと思う。とはいえ、甘いソーダを飲むのも嫌だし、400円のカフェラテをここで注文して飲むのは、流石に自由が丘的に辛いなと思い、飲み物なしでピザを食べる。さて、350円のマルゲリータ。サイズは結構いい。ただ、よく考えるとヨーロッパではイタリアはもちろん、ドイツでもピザは大体マルゲリータだと4ユーロしない。だから、まあヨーロッパ的な価格設定かなと思えばそれほどは安くはないのだが、日本はピザが全般的に高いので、そういう点ではこの価格は画期的だ。ということで、食べてみる。まあ、ピザとカレーはそうそう、不味くすることが難しいので、味もそんなに悪くはない。350円であれば、これもなかなか悪くないかもしれないな、と思ったところで生地が?であることに気づく。なんと生地から洗剤のような臭いがするのである。これは、おそらくこのピザを焼いているオーブンの洗剤がピザの生地に臭いとして染みこんだのか、それとも生地を練っている時によく手を洗っていなくて、洗剤が入り込んだかであろう。生地を練っているヤンキー系の若い女性は、偏見かもしれないが、ちょっと衛生観念に欠けているようにも見えた。
 この店に来るまでは、それまで不味いピザをつくるのは難しいな、と思っていた。これは食文化が日本なんかより遙かに劣っているドイツだけでなく、ドイツよりさらに下のアメリカでも、とりあえずピザは食べられるからだ。私はドミノ・ピザとかでもそれなりに美味しいと思うような輩である。私がこれまでで一番、不味いかなと思ったピザは、ブラジルの食べ放題ピザ屋のチョコレート・ピザであった。とはいえ、それでも食べられた。しかし、まさか食文化においては世界的にも極めて優れている日本の、しかもお洒落なレストランが集積している自由が丘で、人生で最も不味いピザを食べることになるとは、人生、まさに一寸先は闇である。そして、そうか、こうすれば不味いピザがつくれるのだな、ということにも気づかされた。このようなピザであれば、どんなにコスト・パフォーマンスがよく見えても、実質的にはまったく悪いというか、ゼロの価値には一円でもコスト・パフォーマンスは悪くなる。あと、何しろ驚いたのは、このようなピザ屋を激賞するような記事を書くほど日系の記者は味が分からないかほどの味音痴であるか、よほど提灯記事を書くギャラがいいのか、のどちらかであるということだ。後者だとマスコミとしては問題だが、前者だと人間として問題である。まあ、どちらにしろ問題であり、ちょっと日経新聞のブランドが私の中では大失墜した。あとこの店だが、名前はちょっと書くのは控えるが、その前までは『佐世保バーガー』をやっていた場所に開店した店である。自由が丘でピザ屋に入る時は、どこに入ってもピザだから大丈夫だろう、と思うと痛い目に遭わせられるかもしれない。

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(日本的には画期的に安い350円のマルゲリータ・ピザ。しかし、コスパは悪い)

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(店には賞賛する雑誌、新聞の記事が展示されていた。なぜか、ほとんどが日経新聞系)

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名古屋駅の駅弁「松坂牛めし」は美味い [B級グルメ雑感]

以前、名古屋駅の駅弁食べるのであれば松浦商店がお勧めであるというのをこのブログで書いたことがある。1年前の7月である(http://urban-diary.blog.so-net.ne.jp/2011-07-24)。

そこでは、松浦商店の「特製とりご飯」はなかなか美味しい、ということを書かせてもらった。そして、今日、また名古屋駅で駅弁を食べる必要性が生じたので、迷わず松浦商店のお弁当、しかも「松阪牛めし」というのを注文した。これは1100円と値は張るが「半熟卵」がついているという気合いの入れようである。実際、たれがしっかりと効いた牛肉と炒めた玉葱、たけのこ、椎茸、ごぼうに半熟卵を潰して食べるこの松阪牛めし、なかなか美味しくて感心した。名古屋の駅弁は不味い、というイメージは本当に撤回しなくてはならないと再び感じた次第である。

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ダンジェネス蟹は毛ガニや越前ガニとは比較できないほど不味いと思う [B級グルメ雑感]

 シアトルに来て、目の前に海があるので、魚介類が食べたくなって蟹と牡蛎を食べることにする。パイクス・プレース・マーケットでレストランを探していたら、2008年のザガットでシアトルのトップ5とのポスターを貼っている店があったので、そこに入る。シアトルに来てから野菜を全然、取っていないのでグリーン・サラダ、そしてダンジェネス・クラブ、さらには牡蛎のクリーム・スープを注文する。
 ダンジェネス・クラブは、私が知るかぎりでは、全く美味しくない蟹で、日本の毛ガニや越前ガニの足下にも及ばない。上海ガニはもちろんだが、ブラジルのマングローブ蟹や、同じアメリカの東海岸のストーンクラブに比べても美味しくない。私的には、蟹ランキングでは、もう1Aレベルである最下層の蟹である。サンフランシスコに住んでいた時は、これはきっと調理が下手だからだろうと自分で買って、自分で調理をしても不味かったので、私は、もうこれは蟹が今ひとつであると確信している。まあ、そういう訳で、まったく期待もしなかったのだが、それでも蟹は蟹。しかも、このレストランはなかなかしっかりと調理はしそうなので久しぶりに注文したのである。
 さて、茹でられた蟹の半身が出てきた。バターを溶かしたものや、ペストがついてくる。試しにこれらをつけて食べてみたが、蟹の美味しさが分からなくなってしまう。味をごまかすほどは不味くはないので、レモンだけで食べる。毛ガニの美味しさを知っていると今ひとつだが、毛ガニとは違う種類の魚介類だと思って食べたら、まあまあ悪くない。半身で18ドルという値段も日本と比べても安いと思われる。
 さて、しかし、ここのレストランはなかなかだと思わせられたのは、むしろ牡蛎のクリーム・スープであった。大きめの牡蛎が二つ入ったスープは、濃厚な味がして私は大いに気に入った。アメリカで美味しいと思うレストランには滅多にお目にかかれないので、なかなか幸運であるなと感じると思うのと同時に、シアトルという都市の好感度が大幅にアップした。

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(ダンジェネス・クラブの半身。これで18ドル)

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(牡蛎のスープ。これはお勧めです)

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マドリッドのレストランでワインを注文したらボトルごと出てきた [B級グルメ雑感]

マドリッドのシウダッド・リニアル(リニア・シティ)のそばにあるレストランで昼食を取る。その日のメニューを注文する。10ユーロだ。スープと魚料理、そしてデザートにはプリンを注文する。さて飲み物は、と聞かれたので、ワインを注文した。てっきりワインはグラス・ワインがくると思っていたらボトルがきた。750ミリリットルのボトルだ。えっ!と思ったが、隣の客もボトル・ワインがきている。ボトルは新しく開けられたものであった。これは、飲んだ分だけ量り売りのように請求がくるのか、それともマドリッドでは、ワインは断りなく注文したらボトルがくるのが常識なのか。まあ、飲めるだけ飲むか、と覚悟をする。これは、グラスに変えて欲しいと相手に伝えられるスペイン語能力にまったく自信がないからだ。そんなに高くはないであろう。

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(ワインを注文したら、いきなりボトルがテーブルに置かれた)

ということで、飲み始めた。私は赤ワインだと、ボトル半分くらいで酔っ払う。ということで、半分くらいだけ飲んでおこうと思っていた。それにまだ昼食の時間としては遅いとはいえ15時前だ。今日は飛行機に乗ってフランクフルトにまで行かなくてはならない。そうそう酔っ払ってもいられない。それに明らかにワインは安ワインだ。悪酔いしそうである。ということで、もったいないが半分だけ飲んで、あとは残した。精算する時に、いくらワインで取られるかと思ったら、なんと10ユーロであった。ワインは「その日のメニュー」に含まれていたのだ。どうりで安ワインの訳だ。急に嬉しくなると同時に、残されたワインはどうするのだろう?という貧乏人の心配が出てくる。捨てるのか、それとも他の料理に使うのか、はたまた・・。しかし、前菜、メイン料理、デザートにワインがついて(ついでになぜかセブンアップのような炭酸飲料も出てきた)10ユーロというのはとてもリーズナブルだ。

タグ:マドリッド
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台北の定食屋で文化的ミスコミュニケーションを体験する [B級グルメ雑感]

台北で一人、排骨麺を食べたくて、定食屋に入る。定食屋は、紙に注文したいメニューと自分の座席番号を記入して調理人に渡すシステムになっていたのだが、注文が来るだろうと勝手に卓に座って待っていた。「注文をせずに、何、座っているんだ、こいつ」という若い女性店員の非難の目を、私は、流石台湾はサービス悪いわ、と勝手に解釈していた。いやあ、文化的文脈を知らないと、ミスコミュニケーションが起きるな、ということに気づかされる。ちなみに、期待した排骨麺は、肉は美味しかったですが、麺がイマイチでした。料金は70台湾ドル。150円くらいでしょうか。
タグ:台北
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名古屋駅で比較的まともな駅弁を発見する [B級グルメ雑感]

その昔、サラリーマンをしていた頃は地方の仕事もまあまああったので、よく移動で駅弁を食べた。駅弁というものは、保存料の固まりのようなもので、その旨さを語ること自体、おかしいとは思うが、それでも時間がない中、駅弁を食べるしかないような状況下では、少しでもまともなものを食べるように工夫することがいいと思う。これは、サラリーマン時代の後輩が、「駅弁を食べると本当、仕事が嫌になる」と言うのを聞いて、より旨い駅弁をしっかりと把握することが必要だと思ったからである。

さて、しかし駅弁は、その駅によって選択肢が限られる。基本的には不味い駅弁が揃っているところでは買わないで、美味しい駅弁が売られているところで買うことが必須である。昔は大阪駅には水了軒があったので、絶対的に買いであったのだが、今は水了軒が潰れたので不明だ。先日、大阪駅(新大阪駅)で買ったものは美味しくなかった。東北方面で絶対的に買いなのは仙台駅だ。他には単品ではあるが、いわき駅のメヒコが販売する「いわきウニピラフ弁当」、富山駅の「マス寿司弁当」、旧横川駅の「峠の釜飯」(今では長野新幹線の車内で購入するので駅弁と呼べるかどうかは不明)、小田原駅の東華軒の「鯛飯」、横浜駅(新横浜駅他でも購入可)の崎陽軒の「しゅうまい弁当」、神戸駅(新神戸駅)の淡路軒の「ひっぱりだこ飯」、米原駅の井筒屋の「ステーキ弁当」などは私の信頼を勝ち得ている。

一方で、これら以外の駅でよく使う駅、例えば京都駅、名古屋駅などではなるべく買わないようにしている。しかし、今日は名古屋駅で駅弁を買うような状況に陥ってしまった。というのは、名古屋駅のそばで昼ご飯を食べようとしたら、休日ということもあってか、なんと駅内のレストランは行列が出来るような大混雑ぶりで、とても待つ気にならない私は、もう列車に乗ろうと考えてホームに向かったのだが、ちょっと空腹感が強くなったので思い切ってあまりいい印象のない名古屋駅の駅弁を買うことにしたのである。

さて、駅弁を買うポイントはJR系の弁当会社のものをまず避けることである。内容よりも弁当会社。これがポイントだ。名古屋駅はこれまで「とり飯」や「みそかつ弁当」など、だるまという会社の弁当をトライして今ひとつの印象を受けていた。ということで、だるま以外の駅弁ということで、松浦商店の「とりご飯」というのを注文した。これは鶏だしで炊き込んだご飯に、鶏そぼろと卵、それ以外にもチキンカツ、つくね、鶏の磯辺揚げ、だし巻き卵と鶏尽くしの内容となっている。そして、結構、ハイクオリティであることに驚いた。ということで、名古屋駅でも十分、死にたい気分にならなくてもいい駅弁を見つけられた。ちょっと嬉しいが、この駅弁、どうも昔から有名なようだ。おそらく「とり御飯」弁当と「とり飯」弁当とを取り違えて、今ひとつとのイメージを抱いてしまったのかもしれない。

さて、話が変わるが、JRパッセンジャーズの駅弁はほとんどが不味い。もうJRパッセンジャーズ系は、飢え死にするような状況以外はこれまでの幾度もの失敗の経験から買わなくなっているので、美味しい商品が出されたとしても分からないので、そのような状況で評価したりするのは申し訳ないのだが、このJR系は組織的もしくは状況的(すなわち、常に競争上有利な状況をつくりだすことができる)に美味しい駅弁をつくれないようになっているような気がするのだ。これは、私が経営学で論文を書かなければいけないような状況に追い込まれたら取り組みたいようなテーマである。まあ、そういう時間はないだろうが・・。

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「八角弁当」の駅弁で知られる水了軒が破産した背景の邪推 [B級グルメ雑感]

株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズが新大阪駅で「なにわ満載」弁当というのを販売しているのだが、これが水了軒の「八角弁当」と同じように正八角形の形状をした弁当箱で売られている。「大阪の食文化をイメージしたお弁当」とのコピーであるが、このコンセプトも水了軒の「八角弁当」と同じじゃないか。

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そもそもジェイアール東海は、新大阪駅のホームから水了軒を追い出し、わざわざコンコースまで私は買いにいかされていた。本当、けしからんな、と立腹していたのだが、さすがにこの「なにわ満載」弁当は模倣甚だしく、問題であろうと思い、水了軒が何か訴えを起こしているのかどうかをインターネットで調べたら、水了軒が2010年4月20日をもって事業停止し、破産申請をしたことを知った。なんてこった。八角弁当はまさに大阪だけでなく関西を代表する駅弁であり、関西の血がほとんど入っていない田舎ものの私は、さすが関西は安くて旨いという素晴らしい食文化を有しているなと、この弁当を食べた時には感心したものである。ちなみに、課長(今は社長か)島耕作も漫画でこの弁当のおいしさに感心している。

しかし、何を持ってして破産申請することになってしまったのであろうか。これは推測の域を出ないが、ジェイアール東海が子会社のジェイアール東海パッセンジャーズが商売を有利にするために水了軒をホームから追い出すような愚行をしていたとしたら、本当に情けない限りであろう。というか、鉄道旅行の魅力の一つである駅弁をしっかりと育て支援することが、高速無料化の時代においては鉄道会社がつとめるべきことではないだろうか。子会社の利益を念頭においたような経営をしているとしたら、悲しい限りであろうし、そういうことをしているからいつまでたってもジェイアールの子会社の駅弁は美味しくなれないのである。

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港あじ鮨 [B級グルメ雑感]

三島駅から新幹線に乗った際、駅弁で「港あじ鮨」(880円)を購入した。沼津の桃中軒というところにある弁当屋がつくっている。駅弁の基本は、JRの子会社(NREサービス等)のものを買わないことである。先日も同僚の先生が「栗おこわ弁当」なるものを品川駅で買って大学で食べたら「まずい、まずい」と文句を言っているので、チェックさせてもらったらやはりNREサービスのものであった。このJR子会社はチャンネルを押さえていることをいいことに、他の地元のライバル店を追い出す(例えば、新大阪駅の新幹線ホームから水了軒を追い出した)ようなことに精を出し、まったくもって品質を改善するといった努力をしない、まさに市場経済では存続が許されないようなろくでもない会社である。だから我々、消費者としては買わないことが重要なのだが、この同僚のようなマーケティングの先生でも知らないくらいなので、しっかりと情報発信する必要性があるなと改めて思ったりしている昨今である。

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さて、話が横道に逸れてしまったが「港あじ鮨」。まったく期待しないで注文したら、意外とこれが美味しかった。いやはや、ソルビン酸まみれである駅弁など基本的には美味しいことはないかもしれないが、これは悪くない。まず、どこがいいかというと、山葵が入っており、これを擂らせるという趣向が取られていたことである。山葵自体はそれほど新鮮とは思えなかったが、これは練り山葵に比べればやはり美味であるし、その拘りがなんか嬉しい。あじ鮨は「にぎわい鰺鮨」、「ぬまづ鰺鮨」、「鰺わい太巻き」の3品からなる。「にぎわい鰺鮨」はわさびの葉で包まれた鰺鮨。「ぬまづ鰺鮨」は江戸前の鰺鮨、「鰺わい太巻き」は太巻き。まあ、絶品とは言わないでも、弁当というジャンルではなかなかのヒットだと思う。沼津駅の駅弁だと「鯛飯」のイメージが強かったが、強力なるライバルの出現である。また、三島、沼津方面にて鉄道で訪れた際にはチェックをしてみたいと思ったりした。

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デュッセルドルフの美味いイタ飯屋? [B級グルメ雑感]

デュッセルドルフはドイツという限定された範囲では、結構、美味しいレストランが多いと思う。ドイツ料理でも結構、美味しいなと思うものに出会えるが、ここではイタリアン・レストランに絞って、勝手に論評したいと思う。ドイツでイタリアンというのも随分と適当だが、デュッセルドルフは意外とイタリアンの美味しい店が多いからであることと、万年金欠の私はどうしてもコスト・パフォーマンスを意識してイタリアンに行ってしまう傾向があるからだ。とはいえ、私は高いところにはイタリアンを含めて行かないのと、食べ歩きをしている訳でもないので、極めて狭い範囲でのいい加減な論評であることを予め断っておく。

5位:ノードストラッセのレストラン街の数軒、アルトシュタットのピザ屋を含めて幾つか候補があるが、これと決めるのは難しい。それは、どれも今ひとつであり、敢えて紹介するのに気が引けるからである。とはいえ、敢えて決めれば、ノードストラッセの庶民向けピザ屋セネレントーラ。入れ墨を入れたイタリア人のおばさんが仕切っている店で、なかなか強烈だが味は値段に見合う。そして、値段は相当安い。ただし、おばさんがレジの隣で食事をしながら給仕しているのはいただけない。いや、おばさんは結構、それなりにチャーミングなのですが。

4位:メディエンハーフェンにあるPerla Porto。フランク・ゲーリー設計のツォールホフの建物やテレビ塔を展望できるテラスでも食事ができる展望抜群のレストラン。味はまったく期待しないで入ったら、これが大当たりであった。オリーブやパンにつけるバターまで相当の域に達している。パスタを注文したが、なかなか唸らせる味である。料金は多少、割高であるが、それでもリーズナブルである。ただし、サービスは劣悪。ウェイターの口癖は「カム・ゾーフォート(すぐ来る)」だが、全然来ない。パスタが来た後に、パンとオリーブが来るなど滅茶苦茶。料金の支払いにも5分間は待たされた。まあ、しかし、その味のよさはサービスの悪さを補える。

3位:Da Nando。ペンペルフォルトのデュイスブルク通りにあるイタリアン定食屋。竈でなくオーブンだが、美味しいピザを出す。パスタもなかなか美味しく、幸せな気分になる。しかし、何よりここが嬉しいのは値段が安いことである。ピザとか4ユーロぐらいから食べられる。一説には何を注文しても値段が同じという指摘もあるが、私はそこまで常連にはならなかったので、値段は変わった。ここの難点はメニューが少ないこと。ピザかパスタ、それに多少の肉料理ぐらいしかないこと。という点で本来は4位にすべきかと思われるのだが、家から近く、デュッセルドルフに住み始めた時、ここに入った時の感動が忘れられないので3位。結構、混むが敢えて予約をするほどのレベルでもない。家が近ければとても重宝するが、電車で長距離、乗って行くほどではないかもしれない。

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(ダ・ナンドの外観。ちなみに私の大家も大のダ・ナンドのファン)

2位:Zucchero。コスト・パフォーマンスでは間違いなく個人的にはベストの店。デュッセルドルフの食べログとも言うべきウェブサイトでもナンバーワンのランキングがされている。デレンドルフの駅のそばにある。店の見た目は悪く、どこのファミレスかと思わせる。しかし、この見た目に惑わされたら駄目だ。パスタ、牛肉のフィレなど非常にクオリティの高い食事が出てくる。デュッセルドルフのイタ飯屋の底力を感じさせてくれる店。コスト、味のよさを勘案すると、他のドイツの都市にこのような店があるのかと思わせられる。コスト・パフォーマンスがいいこともあり、非常に人気がある。よほど早い時間に行かない限り、予約は必須だと思われる。なお、店員の一人は電話口でアリガトウと言うが、日本人だと分かって言っている訳ではなくて、口癖なだけのようだ。店に行くと、誰かれ関係なく、客が店を出るときにアリガトウと言っていた。

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(牛肉のフィレ)

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(牛肉のカルパッチョ)

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(パンナコッタ)

1位:La Tavola。アルトシュタットのヴァル通りにあるレストラン。ハインリッヒ・ハイネの駅から歩いて3分くらい。ここのパスタ、牛肉は相当の美味で感動する。牛肉の美味しさは個人的にはアルゼンチンで食べた以来と言いたいくらいの絶品。アメリカではまず食べられないレベルだ。パスタも美味しく、日本のイタリアン・レストランでこのクオリティを得ようとしたら幾ら払わなくてはならないかと思わせられるレベルだ。デュッセルドルフのレストランの中でも、個人的な狭い経験からだけだが、ここに匹敵できるのはミシュランの評価が高いコントアくらいか。ただ一点、デザートはそれほど美味しくなかった。またピザはなく、注文すると多少、呆れた顔をされる。ファストフード慣れした子供を連れて行く時は要注意だ(自分のことだが)。あと、店員達が日本語を話す。しかも、現在形と過去形を区別した日本語だ。二人だと70〜80ユーロぐらいか。

ここの挙げた4軒の総合力は、私の乏しい経験からの類推にしか過ぎないのだが、他のルール地方、ベルリン等で匹敵するイタ飯屋は存在しないと考察される。デュッセルドルフがドイツの都市では極めて珍しく、高い質による外食サービスを享受できるところであることが推察される。そういった観点から、ドイツの中でデュッセルドルフに居を構えたことは正解だったと思われる。

なお、上記のランキングは私の貧しい経験に基づいており、例えばグルメ本などで評価の高いペンペルフォルトのMicheleなどが外されている。これらを体験する機会があれば、適宜ランキングも書き直したいと考えている。とりあえず、2010年4月時点の私のランキングということで解釈していただければ幸いである。

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デュッセルドルフの高級レストラン「タンテ・アンナ」で顰蹙を買う [B級グルメ雑感]

そろそろデュッセルドルフの日々も終わりを告げるということで、大学以外で知り合った知人を呼び、デュッセルドルフを代表する高級レストラン「タンテ・アンナ」で自ら送別会を主催する。ということで知人が5人ほど集まってくれた。日本人が2名、台湾人が1名、ベネズエラ人が1名、チェコ人が1名である。さて、しかし連絡があまり上手く取れずに、予約は3名でしてしまっていた。さほど気にしなかったのだが、ここは非常に敷居が高いレストランで、いろいろと問題が生じた。最初、ウェイトレスは6人目は入れないと言ったのだが、流石に最後に遅れて来た友人に、お前は来られないとは事前に言えず、彼が店に来てから店と交渉したら、店長が最終的には入れてくれた。また、私の知人の中でこのレストランにふさわしい服装をしてきたのは日本人の2名だけで、他は私を含めてラフな格好で来てしまっていた。さらに悪かったのは、写真撮影を多くの知人がして、特にベネズエラ人の友人はフラッシュを使ったので店長も堪忍袋の緒がキレたという感じで、「早く食べろ」と一言言いはなった。

このレストランの食事は、「前菜」、「スープ」、「パスタ」、「主食」、「チーズ」、「デザート」の6セットから構成されており、値段はすべてを注文すると77ユーロ。チーズを除くと64ユーロ、チーズとパスタを除くと56ユーロ、これにスープも除くと46ユーロとなる。一人はスープをつけたが、他は皆、46ユーロの最安値のコースを注文する。「前菜」はズッキーニ料理、鮭とキュウリのゼリーを合わせたもの、パプリカのパンナ・コッタといったもの。「主食」は肉料理で、牛肉、鶏肉のオレンジ・チャツネー合わせなどである。「デザート」はマンゴシャーベットや、チョコレートのテリーヌ、クリーム・ブリュレなどであった。総じて美味だが、ちょっと変化球多しという感じ。意表を突きすぎているかなとも思うが、それでも日本で食べても美味しいと感じるレベルであった。ドイツにもしっかりとした料理を出すレストランがあることを知ったのは意義深かったが、記憶に残るほど美味しいという訳でもない。ただし、ワインハウスと名乗るだけあって、ワインは素晴らしいと思ったが、私はワインの味がよく分からないので、これはあまり参考にならないかもしれない。

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(前菜)

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(主食)

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(デザート)

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(店の外観)

値段は高く、しかも顰蹙を買ったのでチップをはずんだので6人で500ユーロ。せっかく私の送別をしにきてくれたのに、私が勝手に自分の我が儘で高いレストランを予約したので、申し訳ない気分になり、これは私が支払うことにした。ただし、チップをはずんでも、私の名前はこの店のブラックリストに載った気がする。今後、私の名前では予約できなさそうなので、同姓の方にご迷惑をかけるかもしれない。すいません。
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デュッセルドルフ名物のライン風ムッシェルン [B級グルメ雑感]

デュッセルドルフは結構、ドイツの中では料理美味しいと思う。名物料理もある。一番、代表的なものはアルトビールだと思われるが、他にもマスタード、そしてムッシェルンことライン風ムール貝料理などがある。マスタードといえばフランスのディジョンだが、ここデュッセルドルフのマスタードも結構、いける。屋台のソーセージ屋などでは、マスタードを食べるためにソーセージを食べているのではないかと思うほど、マスタードをたくさんつけてソーセージを口に入れているおじさんをよく見かけるが、確かにマスタードは結構美味しい。

さて、しかし今日はライン風ムッシェルンである。ムッシェルンはブリュッセルが有名だ。白ワインとセロリーで煮込んだそれはなかなか美味である。デュッセルドルフのそれは、より塩味が強くセロリーではなく玉葱が入っていて、私は結構好きだ。そこでイタリア人の知り合いが街を訪れたので、ベンダーズマリエというデュッセルドルフで名が知れたムッシェルン屋を予約して、そこを訪れた。ここは日本人もブログで絶賛しているような店である。3回ほど予約を入れようとして満席で断られたことがある。4回目でようやく席が取れたという相当の人気店なのである。以前、普通の店で食べたムッシェルンも結構、美味しかったので大変期待していた。下手したらブリュッセルより美味しいかもしれないとさえ思っていた。

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(ベンダーズマリエのムッシェルン)

ところが、これがとんだ期待外れであった。以前、食べた普通の店の方が美味しいくらいである。何が美味しくないかというと、肝心のムール貝が美味しくないのだ。どうも活きが良くないというか、インパクトに欠けるのである。スープもそんなに美味しくなく、ムール貝とのコンビネーションがそんなによくない。落胆する私に追い打ちをかけるように、一緒にいったイタリア人に「ブリュッセルの方が全然、美味しいからそこのを食べるといい」と言われた。いや、知っているんですけど。さらに、「イタリアの方がうまい貝が食べられる」と言われた。いや、日本でもこれよりずっとうまい貝は食べられるんですけど。とはいえ、誘ったのはこちらだから何とも言えない。

ということで、ベンダーズマリエ、今ひとつである。ただし、ドイツにしてはサービスがよく、店の雰囲気は悪くない。ただ、ここでデュッセルドルフのムッシェルンの味が今ひとつと評価するのは間違っている。アルトシュタットのフィッシュハウスに行けば、少なくともここより美味しいムッシェルンを味わうことができる。

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(フィッシュハウスのムッシェルン)

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(ついでに撮影したフィッシュハウスの塩オーブン焼きの鱸。これは結構、大味であった)

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ポーランドの料理は意外なことにドイツより美味しかった [B級グルメ雑感]

ポーランドのクラクフに来ている。ポーランドの料理はまったく期待していなかった。東欧はチェコとハンガリーに行ったことがあるが、どちらも美味しいものに巡り会えたことがなかった。ということで、ポーランドもまったく何も期待せずに、とりあえず不味くなければいいやとくらいの気分で店を探した。さて、初日の夕食。『地球の歩き方』に書いてあるポーランド料理を出すレストラン「ヤレマ」に行く。これは今、振り返ると、他のレストランに比べて大きく劣った。本当、『地球の歩き方』のお勧めのレストランで当たったところは数少ない。それはともかく、とりあえず典型的なポーランド料理といわれるピエロギを注文する。これは、水餃子のようなものだが、ちょっとお酢の味付けが強い。これはビールと合ってそんなに悪くはない。とはいえ、さすがに中華料理の水餃子のほうが遙かに美味い。メインはグーラッシュを注文する。グーラッシュとはいえ、牛肉ではなく鶏肉で、ソースもクリームからつくられたものであった。ポーランドのグーラッシュとはドイツやチェコとは随分と違うなあと思って食べていたのだが、こうやって改めて書いているともしかしたら違う品が来ていたのかもしれない。これも可もなく不可もなく、まあドイツの普通のレストランのレベルであった。文句を言うほどでもないが、再訪したくなるようなレベルでもないということだ。

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(ピエロギ)

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(グーラッシュを注文した筈なのだが・・・)

2日目の昼食はアウシュビッツのあるオシフィエンチム駅前のレストラン「スコーピオン」に入る。蠍食堂というおどろおどろしいネーミングのレストランである。店内にも蠍の装飾品が置かれたりして、ここらへんのセンスはよく分からない。ここでもやはりポーランド料理のジューレックといわれるスープ、そしてじゃがいものパンケーキのハンガリー・ソースがけを注文する。ジューレックはやたらお酢が入った酸っぱいスープであった。玉子とハムが入っていて、まあコンビネーションはそんなに悪くはないが、食文化的には我が国よりは遙かに劣っているなと思わせられた。じゃがいもパンケーキも小麦粉のパンケーキより劣り、なぜパンケーキをじゃがいもではなく小麦粉でつくるのかがよく分かった。このじゃがいもパンケーキは大量で出てきて、しかもハンガリー・ソースというのが牛肉を煮込んだシチューのようなものであり、私でも食べきれなかった。

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(ジューレック。ひたすら酸っぱい)

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(じゃがいもパンケーキ。しかし主役はソースの方ではないのか)

さて、そんなこんなで、まあドイツ並みかなという印象を抱いていたポーランド料理であったのだが、この日の夕食でそのような考えを大いに払拭させられるレストランに入る。織物市場にあるSZARAというレストランで2008年と2009年にミシュランに掲載された店であった。ミシュランということで多少、気も引けたが料金は決して高くない。ここでは、トナカイのペースト、がちょうのモモ焼き、そしてハンガリーの赤ワインをボトルで頼んだのだが、一人5000円もしなかった。しかし、その味は特別なものであり、野性的で濃厚でいて、しかし繊細に調理されていた料理は、このクラクフという都市が相当の文化レベルにあることを知らしめさせてくれた。もちろん、値段の違いというのはあるのかもしれないが、正月に訪れたフランスのどのレストランよりも美味しい料理をまったく期待していなかったポーランドにて食することができたのである。

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発音ができないが、この店は超お勧めである。どうして、こういう店は「地球の歩き方」に載ることがないのだろうか)

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(ガチョウのモモ焼き。林檎と洋梨の焼き物も出る。これらも超絶美味)

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(店内の様子)

この日は食後にトラム・バーという庶民的なバーに立ち寄り、ブラック・ロッシャンを飲む。しかし、ウォッカより日本の焼酎の方が絶対旨いと思う。

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(やはりポーランドはウォッカということで。ちなみにポーランドではワインはつくっていない。ビールはあるが、ウィスキーはない。話は変わるがちょうどバンクーバー・オリンピックのラージヒルのスキージャンプが行われていて店のテレビで放映されていたのだが、葛西が大ジャンプをした時、私も祝福された)

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(トラム・バーを昼時に撮影)

最終日の昼食も織物市場に面しているレストランに入る。名前は残念ながら忘れたが、ここの料理も結構美味しかった。豚のトンカツ、いわゆるシュヴァインシュニッツェルを注文したのだが、ザワークラウトといい、ドイツの普通のレストランで出てくるものよりも、より丁寧につくられて繊細な味を出していて美味しかった。ポーランド侮れない。さすがコペルニクス、ショパン、キュリー夫人、バーシアを輩出するだけのことはある。

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(ポーランドのシュヴァインシュニッツェル。ドイツより味は上だった)
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コペンハーゲンのアンデルセンに入ったら閑古鳥が鳴いていた [B級グルメ雑感]

二ヶ月前にコペンハーゲンを訪れて、アンデルセンが開店したことに喜んだ私は、再訪した今回も嫌がる同僚を連れて昼食をとるために入った。日本人女性と結婚している同僚は、なにが悲しくてコペンハーゲンで日本のパン屋に入らなくてはならないのかと抵抗したのだが、それは先輩の特権で押し切ったのである。

さて、アンデルセンのパンの方が本家のデンマークより遙かに美味いと考える私は大盛況しているのではないかと期待していたのだが、なんと閑古鳥が鳴いているような状況であった。12時過ぎのかき入れ時なのに客が全然いない。新宿の伊勢丹なんか、常に行列ができているのに、ここコペンハーゲンではまったく人気がない。しかもメニューも2ヶ月前とは違っていて、開店時にあった私の好きなクイニー・アマンとかがなくなっている。何なんだ、これは。

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美味しいけど比較的凡庸であったペイストリー)

とりあえずペイストリーをそれぞれ一つ買って、テーブルに座ってスープを頼む。スープは何なの?と聞いたらウェイターは答えられず、スープはスープだと回答した。このウェイターも酷かったが、全般的にしっかりと店員の教育がされていないようで、支払い時こちらの意向を気にしてくれう店員が一人もいなかったので、結局、支払いをわざわざこちらから行かなくてはならないような状況であった。このサービスの悪さは、サービス不毛の地ドイツから来ている我々でもちょっと愕然とする。明らかに客より店員の数が多いし、パン職人の数も客より多かったが、こんなに客が少なかったらパンつくっても無駄なんじゃないかと思わせられた。店員は多くても皆、サービスを無視しているし。

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(ちなみにスープはマッシュルーム・スープでした)

私はアンデルセンのパンのファンである。したがって、その本家コペンハーゲンに開店するのは捲土重来的な覚悟をもってしてやっているのだろうなと、その成功を期待した。それなのに、こんな拙い店員のサービスしか提供できないような店にしてしまって、日本の誇りどころか恥である。また、おそらくパン職人の腕がないので日本と同じパンを提供できないのだろうが、アンデルセンの名をむしろ汚すようなパンを提供していて、一体全体何をやっているんだろうか。同僚は、スープもパンもまあまあ及第点だね、と言ったのを聞いて、いや日本のアンデルセンはこれよりずっと美味しいんだと主張する自分がなんか情けなかった。こんなへたれなことをするくらいなら、コペンハーゲンに開店する必要はまったくなかったと思われるし、ファンである私としては大変残念で悔しい。開店前の市場調査なども全然、やらなかったのであろうか。ちょっとした調査をするだけで、この悲惨な状況は回避できたと思われる。このままでは1年も持たないであろう。これはアンデルセンだけでなく、日本にとってもとても残念なことであると思われる。

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美食の都リヨンにて、二流グルメ的な考察をする [B級グルメ雑感]

リヨンは美食の都らしい。ということで、リヨンの定食屋(ブーション)で三日間、コース料理を食す。初日はベルクール広場のそばにあるレストラン街の一軒に入る。注文したものと違ったものが店側の手違いできた。スターターこそ、注文通りに鶏レバーのムースが出てきたが、メインはリヨン名物のクネルではなくフライドチキンのような手羽先の料理と牛肉のフィレが出てきた。お腹が空いていたのでそのまま食したが、これは取りあえずよく食べたことがある味付けであり、驚くように美味しいことはなかった。しかし、もちろんアメリカなんかでは食べられないレベルではあったが、そんなに感心するほどのものではなかった。

二日目は旧市街地のレストラン街の店に入る。旧市街地は大晦日ということもあり、どこもべらぼうに混んでいた。比較的人が入っているザンクト・パウルという店に入ろうとしたら、机が二つほど空いているのだが入れないと言われた。どちらも予約されているそうだ。ということで、バシリカ教会のそばにある店に入った。この店も満席であったのだが、15分ほど待てば入れると言われたのでここに決めたのである。この店はル・プティ・グロートンといい、店の前でクレープを屋台で売っているなど商売上手な店であるという印象を受けた。さて、注文したのはオニオン・スープとリヨン名物の牛の胃のトマトソース炒め。デザートがついて14ユーロ。値段の割には美味であるが、日本で食べるのとそれほど変わりはない。ただし、値段を考えると美味しいか。牛の胃は、ホルモン焼きを食べている日本人には別に目新しくもないが、一般的なヨーロッパ人には斬新なのかもしれない。あと、サービスはなかなかよかったが、厨房が席から見えて、電子レンジを用いてポテト・グラタンなどを温めていた。これは興ざめであった。

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(リヨン風サラダ。ポーチド・ポテトとベーコンがつく)

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(胃袋のトマトソース炒め?)

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(リヨン名物の白チーズ

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(これが2日目に訪れたル・プティ・グロートンの店構え)

三日目も旧市街地のレストラン街の店に入る。正月であり、大晦日ほどではないが結構、混んでいた。昨日と同じレストランに入るのは癪なので、昨日断られたザンクト・パウルに再びチャレンジする。今日も机は空いているのだが、昨日と同じ若いウェイターがだめだめと言ってきた。あたかも来訪した私を非難するような顔で追い返される。なんで、机が空いているのに入れないのか不思議ではあったが、その横柄な態度にこちらも不機嫌になったのでそのまま出た。そして真向かいの店に入る。こちらは満席であり、これは駄目だなと思って出ようとしたら、ウェイターがやってきて40分くらいなら席が空くがどうする、と聞いてきた。それぐらいなら待てる、ということでここアンフィトリョンという店で食べることとする。しかし、なぜザンクト・パウルのレストランは予約の意向も聞いてこないのか。もしかして人種差別?といった被害意識さえ覚えてしまう。さて、アンフィトリョンは店が小さいこともあり、身動きもままならない状態で食べることとなった。ここでのメインはアンドゥイエットとクネルを食べた。アンドゥイエットは、ゆでた腸間膜を細長いひも状に切り、白ワイン、マスタード、玉葱、香辛料でマリネしてから腸に詰めたもので、マスタードが大いにかかった状態で出てきた。これはディジョンでも食べたが、なかなかイケル。クネルは魚のすり身でつくるはんぺんのようなものである。とはいえ、はんぺんより味は複雑。豚足とハムのマスタードソース和えサラダは、ちょっと酸味がきつかったが、まあそこそこ美味しかった。ドーフィーネ風ジャガイモのグラタンも注文した。ここはセットで18ユーロでこれまでの店に比べて高いだけあって味も一番よかった。待った甲斐があったというものだ。

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(アンフィトリョン(おそらくこう発音するのでは?あまり自信なし)の店内)

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(鶏レバーのムース)

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(クネル)

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(アンドゥイエット)

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(ドーフィーネ風ジャガイモのグラタン)

さて、美食の都であるというだけあってなかなか充実した食事をすることができた。とはいえ、あまりにもヘビーなのでレストランに行くのは一日一回が限度か。豚足、牛の胃といったメニューから、もしかしたら中華料理の影響を強く受けているのかなとも思ったりもした。リヨンは絹の都である。はるばるシルク・ロード等を通って、絹とともに食文化もこの地にもたらされたのではないだろうか。その結果、パリなどに比べても遙かに充実した食文化をこの地で花開かせたのではないかと思うのである。今までのフランスでの食事経験が低レベルであったこともあり、今回のディジョン、リヨンでは低価格の定食屋で食べているにも関わらず、結構、よい経験をすることができている。私のフランスの食文化への評価は随分と改善された。しかし、それでも日本料理の方が断然、美味しいよなと思う私がいる。高校時代、本多勝一を愛読していた。ある取材で、まさに世界中を旅した本多勝一が、どこの料理が一番美味いかという質問に日本料理であると回答していた。高校時代の私は世界三大料理のフランス料理、中華料理、トルコ料理の方が日本料理より上だと勝手に思っていたので、この回答には驚いたのだが、40代半ばになって、私自身、40カ国以上の国を訪れて、いろいろと食事をした結果、日本料理が世界で一番美味いという結論に達している。酒は日本で飲むという条件下では、日本酒が一番美味しいと思う。フランス料理は興味深く、今回のリヨン旅行で随分とよいイメージを抱いたが、それでも日本料理には到底及ばないなという意見は変わらないでいる。そして、タイ料理や韓国料理にも及ばないという意見も変わらない。ただし、チーズとワインは格別に美味い。
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ポリニーという町で極上の生チーズをゲットする [B級グルメ雑感]

ポリニーという町がフランシュ・コンテ州にある。コンテ・チーズの里である。この町に寄り、コンテ・チーズをゲットしようとチーズ屋に入る。コンテ・チーズをゲットする筈だったのだが、カマンベールの生チーズがあまりにも美味しそうだったので、こちらを購入する。無殺菌の生チーズである。ついでに、フォアグラとワイン、食前酒を購入しておく。さて、この生チーズであるが、とてつもなく美味であり感動した。恐らく、私がこれまで食べたカマンベールの中では最高のものであると思う。前からフランスで本当に美味しいものは、ワインとチーズだけではないかという非常に不遜な仮説を有している私ではあるが、このチーズには驚いた。パルマのパルマザン・チーズに匹敵するチーズの王様なのではないかと思った。しかし、こんな美味しいチーズを売っている店であることを予め知っていたら、コンテ・チーズも買っておくべきであった。後悔する。ちなみにフォアグラも結構、美味ではあったが、これなら日本でアンキモを食べるのと同じだなとは思ってしまう。とはいえ、アンキモより簡単に食べられるし瓶に入っているので、フランスでの値段であればそれなりに価値はあるなとは思う。しかし、日本のような高い値段で食べるだけの価値があるほど美味いのかと言われると疑問を感じる。

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(カマンベールの生チーズ。驚きの旨さ)

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(これはフォアグラ)

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マカロン発祥の地ナンシーでマカロンをゲットする [B級グルメ雑感]

マカロンは全然美味しいと思わない私であるが、マカロン発祥の地であるナンシーを訪れたのでマカロンをゲットする。12個で6ユーロ20セントであった。店名はアダムで1907年創業の由緒ある店である。この店はスタニスラス広場の北側にあるカリエール広場のそばにある。さて、ナンシーのマカロンは普通の焼きクッキーのような茶色であり、日本で手に入るマカロンのようにサンドイッチのように何か挟んでいる訳でもなく、普通のクッキーのようなものである。しかし、中にちょっとしたクリーム状のようなものが入っている。非常に地味でシンプルなマカロンであるのだが、私が食べたマカロンの中では最も美味しいと思った。もちろん、マカロンとどら焼きとどちらを食べると言われれば95%のシチュエーションでどら焼きを選択する私ではあるが、しかし、これは値段も安く、どら焼きがないときに食べるのには悪くはないなと思った。

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(老舗の伝統を感じさせる包装箱)

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(マカロンは12個で6ユーロ20セント)

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(マカロンはサンドイッチ状になっていない)
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本場ディジョンでエスカルゴを食す [B級グルメ雑感]

フランスのディジョンに来ている。ブルゴーニュ地方の中核都市である。この都市はエスカルゴ、マスタード、ブルゴーニュ・ワインで有名らしい。ということでダルシー広場のそばの適当なレストランに入り、前菜にエスカルゴを半ダース注文する。私は、ちなみにフランスで美味しい料理にほとんど巡り会ったことはない。美味いと思ったことがあるのはワインとチーズくらいであるので、あまり期待しないでいたのだが、コース20ユーロという安い値段であるにも関わらずエスカルゴは美味しかった。もちろん、日本で食べるものに比べて特別うまいというようなことはなかったが、本場ならではの美味さがあった。おそらく高いレストランに入ったら、より美味しいエスカルゴが食べられるのではないかと思う。あとマスタードは文句なく美味しかった。これは流石である。ウェイターが「これはお前、気に入ると思うよ」と上目視線で言われたのが癪であったが、確かに美味しかった。

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ローマでピザを食べる [B級グルメ雑感]

ローマでは初日の夜と二日目の昼に外食する機会があった。両方ともピザにした。やはり本場のピザを食べなければと思ったからである。そういう意味では本場のスパゲッティや本場のラビオリやら本場のラザニアも食べなくてはならないのだが今回はピザにしたのである。というのは、パスタよりピザの方がイタリアと他国との差があるのではという先入観を持っていたからだ。また、初日が美味しかったので、それを確認するために二日目も同じものということも二日ともピザになった理由である。

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(初日に食したピザ)

初日はテルミネ駅のそばのイタリア料理屋に入った。少なくとも5カ国語(イタリア語、英語フランス語、ドイツ語、スペイン語)を駆使する呼び込みの叔父さんがいる店で、私は呼び込みをする店には絶対入らないというポリシーを持っていたのだが、疲れていたので早く食事を済ませたいというのもあったので、ピザがあることを確認して入ることにした。ピザは6種類ぐらいあり、そのうち店の名前がついている一番高いピザを注文することにした。ただし、高いといっても9ユーロであった。このピザはモッツアレラ・チーズに茄子、そしてパルマハムが乗っているものであり、モッツアレラ・チーズが猛烈に美味しくて感動する。こんな客の呼び込みをやっているようなレストランでもこのレベルというのは結構、驚きだ。ワインのハーフ・ボトルも注文したが、総額は14ユーロ。

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(二日目に食したピザ)

二日目はビジネスマンが昼休みを取りに入るような軽食屋風のカフェーでピザを注文する。日本でいえば喫茶店でカレーを食べるようなものだろうか。ピザは4つのチーズのピザを注文する。ドイツのイタリア・レストランでも好んで注文するものだ。これも、相当、美味しく感動した。デュッセルドルフの私が愛用しているイタリアン・レストランよりも美味しい。これはイタリアの底力なのだろう。アンコーナ、ファブリアーノという田舎町では感じることができなかった迫力をここローマで知ることになる。

タグ:ピザ ローマ
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