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若者はなぜ、原発に賛成するのか? [原発問題]

 朝日新聞社が10月15日、16日に実施した全国世論調査では、原子力発電所の運転再開に対して「反対」が57%、「賛成」が29%であった。3年前でも反対は58%であったから、一貫して反対派が多いことが分かる。
 さて、しかし、世代別・性別にみると、その傾向には違いがあって、18〜29才の男性は「賛成」が6割、「反対」が3割となる。
 これは個人的には驚愕の事実だ。というのも、福島原発のような事故があればもちろんだが、通常の稼働時でも原発から微量だが漏れてくる放射能のマイナスの影響を受けるのは子供や若者であるからだ。高齢者は実は放射能に強い。しかも、余命も短いので、万が一、被爆したことで癌などの病気になっても、失うものはそれほど多くない。したがって、単純に原発のメリット・デメリットだけを考えると、高齢者の方が若者よりも効用が高い施設であるために、高齢者が賛成し、若者が反対といった図式ができるはずである。しかし、事実は異なる。合理的な説明ができない非合理な現象であると思うのだが、それは私が何かを見られていないからであろう。
 ただし、学生と日々、接していて感じられることは、原発の事故のことにあまりにも学生達が無関心であるということだ。全員ではないが、多くの人が、たとえばキノコの放射能汚染の話などをすると大変驚く。これから福島を中心に低線量被爆の被害者が徐々に顕在化していくのに、若者達があまり状況を理解していないのであれば問題だ。そのような原発事故がもたらした被害、東電の賠償金を国民に転嫁させようと政府が動いていることなどを理解したうえで、原発に賛成しているのであれば、それは納得できるが、知らないで賛成しているのであれば、それは民主主義という制度が包摂する大いなる問題であると考える。
 

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福島原発作業員の白血病に二例目の労災認定が下された。 [原発問題]

 福島労働基準監督署は8月19日、東京電力福島第一原発事故の収束作業に従事して白血病を発症した50代の男性作業員を労災として認定した。これは昨年10月に続き2例目であるが、最初の例も白血病であった。
 今回、認定された男性は2011年4月から205年1月まで、福島第一原発構内で機械修理作業を行っていたそうだ。事故が起きてほぼ直後からの作業である。被曝量は3年9月で累計54.4ミリシーベルト。これは、年間換算で14.5ミリシーベルトである。一般的に年間5ミリシーベルト以上被曝し、被曝から1年を越えて発症した場合は、他の要因が明らかでなければ労災認定されるそうである。
 ちないに政府は上限として「20ミリシーベルト」を設定しているが、この数値は恐ろしく高い。東京大教授の小佐古先生が、これを設定するとき、涙を流しながら辞任を表明したが、50歳の男性でも、年間換算14.5ミリシーベルトで白血病になってしまうのであるなら、子供達に20ミリシーベルトを安全だというのはほとんど犯罪であろう。現在でも政府は「年20ミリシーベルト未満なら帰還可能」としているが、これは、とんでもないことであることが、今回の労災認定の二例目からも明らかとなったといえるだろう。

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なぜ、日本人は太陽光エネルギーより原発が好きなのか [原発問題]

1973年のオイルショック以降、世界は脱化石エネルギーの道を模索する。それは大きく2つに分けられるであろう。1つは新エネルギーの道で、もう1つは原発への道である。日本は後者の道を歩むことになるが、それはいろいろな点から興味深い。そのうちの1つとして、日本人は太陽光エネルギーのパイオニアであったことがある。世界初の「アモルファス太陽電池」の実用化に成功したのは、三洋電機の中央研究所である。通産省の官僚達も、新エネルギーの開発に当時は熱心であった。その研究開発官は、その後、ベストセラー作家となる堺屋太一であった。
 しかし、その後、新エネルギーの予算は減少し、替わりに原発が本命となる。堺屋は、「小型分散型の太陽光技術は理解されなかった。経済成長が続いており、だれもが巨大化や集中化が良いと考えていた」と回想する(東京新聞。2015/11/25)。
 当時の首相であった田中角栄は「電源三法」を成立させ、利用者の電気料金に上乗せして原発誘致する自治体に、補助金というお土産をつけられるようにした。これが、原発利権を生み出し、多くの政治家をそれに群がってくる。これは、自然エネルギーと原発との大きな違いである。自然エネルギーは「票にも金にもならん」(当時建設大臣の亀岡高夫氏)のであった。
 そして、その後、原発は急拡大し、自然エネルギーは、日本が技術先進国であったにも関わらず、低迷。国の予算も原発の約14兆円(2011年まで)に対して、太陽光エネルギー関連は1兆円。
 デンマークはオイルショック以降、原発ではなく新エネルギーを選択する。原発で行くことを止めた判断をしたのは、チェルノブイリの1年前であった。そして、チェルノブイリでもブレーキがかけられなかった日本は、福島の事故を迎える。しかし、それでもブレーキがかけられず、目の前の利権に今でも群がり続け、第2の福島の事故が起きる下地を整地しつつある。
 私は利権をもったことがないので、利権の旨味を知らない。したがって、国の将来を犠牲にしてまでも手放せないという心境がまったくもって分からないのだが、随分と美味しいのであろうな、とその執着心の強さをみるにつけ、最近は思ったりもする。

タグ:原発 利権
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柏市甲状腺超音波検査判定結果 [原発問題]

柏市が甲状腺超音波検査判定結果を公表した。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/061500/p025145.html
これは今年の7月から9月までの3ヶ月の結果であるので、サンプルも173名と少ないが、そのうちC判定(甲状腺の状態などから判断して、二次検査が必要なもの)が11人いた。というか、異常ではないというA1判定が61人と3分の1以下、というのは相当の異常事態であろう。もちろんC判定即、甲状腺癌ではないだろうが、子供はそもそも甲状腺癌にはならないことを考えると、どんでもないことが起きていることが理解できる。 
 チェルノブイリ小児甲状腺癌の発生数は原発事故から4年目に、突然、5倍に増える。これは、癌が徐々に大きくなっていくからだ。
 また、柏市の事態は決して対岸の火事ではないことを自覚しなくてはならない。放射能は柏市と他の自治体との境目などを気にしないで飛散していく。柏市ほどの割合でなくても、多くの子どもたちの甲状腺が癌に蝕まれている状況が密かに進行しているのである。
 それでも、原発を推進するのですか?電力会社の人達と、その利権に群がる政治家の人達は?
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川島なお美さんの訃報に接し、彼女と福島との関係をタブー視させようとする圧力に対して違和感を覚える [原発問題]

 川島なお美さんが亡くなられた。私はテレビをほとんど見ないので、あまり彼女のことを知らないのだが、文化放送のラジオ番組のDJを担当していたとき、たまに聴いていた。おそらく受験生の時だったと思う。
 彼女が亡くなられてから、福島原発事故後に福島を訪れたのが癌を発症させた原因ではないか、という情報がネット上を巡っている。事故が起きた3ヶ月後に訪れて「福島美味しい。風評被害に負けるな」などとブログで書いている。そこで、ある程度放射能を受けて、それから4年以内で亡くなるのは、私の理解だと早すぎると思うが、ある程度の大きさの癌ができていて、それを福島で放射能を少量だろうが浴びて(ちなみに福島では3ヶ月後ではまだ相当の放射能残量が残っている)、それで病状を悪化させたということだったらあり得るかなと思ったりはする。
 さて、その因果関係を私は専門家ではないし、その背景を詮索する気持ちもない。故人に失礼だと思うし、被災支援をした故人の気持ちは立派であると思う。
 ただ、このような疑問をネットで書いた人に対して、攻撃をする人達がいる。非人間的だ!とか福島に謝れ!とかである。私は、このような疑問を抱くことは自然だと思う。現在でも、普通の300倍程度の小中学生の甲状腺癌が福島で起きている。そのような状況を理解していれば、「もしかしてそうなのかも?」という疑問を持つのはむしろ当然だろう。この300倍、というか、この数字はどんどん今後、増えていく(チェルノブイリだと事故以前と以後だと400倍にまで伸びている)ことを考えると、この数字を「風評被害」だと片付ける方が「風評被害」ではないか、と私は思うのである。
 ここで「風評被害」だと言うことで、その真実が隠される。そして、真実を知りたい人は口をつぐむ。その結果、社会には相互不信が渦巻いていくのである。そうなったら、会社でもコミュニティでも国でも崩壊してしまう。
 確かに、川島なお美さんの親族の方や熱烈なファンであれば、こういう疑問をこの時点で公にすることで不愉快を覚えると思う。ただ、東日本には放射能の静かなる危険が存在していることは紛れもない事実だ。私は福島の浜通りに震災後、結構、通った。先週もいわき市を訪れている。福島第2も見に行ったりしたことがある。川内村の音楽祭にも参加した。そういう時、ガイガーカウンターを持って行く。ガイガーカウンターは結構、時たまであるが高い数字を出す。ガイガーカウンターの数字は風評被害ではない。これが風評被害だということが風評被害である。
 私は、故人が福島に行ったことを非難する気持ちはまったくない。私も行っているので、自分がそれを引き金で亡くなるようなことがあっても受け入れる。そういう覚悟をもって福島に人は行っていると思う。そこに住んでいる人もそうである。万が一のことがあっても受け入れると思う。というか、受け入れる覚悟がなければ住んだり、通ったりできない。そのことを非難することは、確かに「余計なお世話だ」と思うが、そのことで癌になったり、早く亡くなったりしたことを、福島と関連づけて推測することさえ、非人間的だというのは、逆に失礼だと思うのである。
 そういう事態が起きたら、それと因果関係があるかな、と思うのは極めて自然であるし、そのような危険な状態にあるのであれば、それをむしろ警鐘するために、残されたもののためにも明らかにする方が故人は浮かばれるのではないかとさえ思う。少なくとも私はそう思う。
 いわき市には友人が生活している。会社の社長をしている。それは、ちょっと私が表現するのも憚れるほどの覚悟をもってしているのだ。その会社は東京にも支店がある。そこを本店にして、いわき市は支店にしてもいいと思うし、彼もそれは随分と考えたのだが、それでも相当の覚悟でいわき市の本社を維持している。私のガイガーカウンター時計は、彼に購入してもらっている。ちなみに、いわき市とかでガイガーカウンターとかを持たないで生活するのは、消費期限をみないで肉を食べることに近いかもしれない。というか、有毒ガスが出るところをハイキングしているようなものかもしれない。有毒ガスが出るハイキング・コースなんて日本にはわんさかある。しかし、そういうところもハイキングをする人は多い。ただ、皆、危険を自覚してハイキングをしているのだ。
 福島には危険はある。その危険を指摘したり、そのことに疑問を抱いただけで、あたかも非国民のように批判する人こそ、本当に危険人物であることを我々は自覚するべきであろう。
 とはいえ、川島なお美さんの訃報は心が痛む。ご冥福をお祈りします。


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ハンブルクとコペンハーゲン間の列車は必ずといっていいほど遅れる [原発問題]

ドイツからコペンハーゲンまで列車で往復する。行きは40分ほど遅延してコペンハーゲン駅に着いた。隣にいた客は、ストックホルム行きの列車に接続できないのでどうにかしてくれ、と苦情を言っていた。お気の毒だがWelcome to Deutsche Bahn としか言いようがない。こんな遅延はドイツ鉄道では当たり前である。

さて、二日後にコパンハーゲンから同じルートでハンブルクに戻る。帰りも遅延した。どうもドイツ側に入ると、ここは単線になるらしい。行きはフェリーの時間に遅れたので、次のフェリーに乗ったのでフェリー待ちの遅延であったが、フェリーにうまく乗れても、単線なのでこちらの列車が遅れてなくても対向列車が遅れると結局、遅れてしまう。遅延の連鎖である。こりゃ、どうしょうもないね。

以前もドイツからデュッセルドルフにこのルートで戻ったのだが、夜中の12時前に着く筈が、朝の3時になってしまったことがある。これは、ハンブルクでの接続が悪かったこともあるが、ハムを通らずにまっすぐミュンスターからドルトムントに行くルートがあるにも関わらず、意味もなくハムの駅で停車したりしたので、当時は相当むかついた。ハム駅では誰も降りなかったし、乗らなかったので。この時は、流石に後で料金の払い戻しに行ったが、この払い戻しの交渉が面倒臭いし、その手間だけで払い戻しの金額をもらいたいぐらいなのだが、ドイツ鉄道を懲らしめるためだけに頑張った。

ドイツ鉄道の払い戻しルールは確か1時間だったかと思う。いつも遅延ばっかりするが、意外とぎりぎり1時間以内では着いたりする。まあ、今回はグローバル・パスなので、おそらく対応してもらえないだろうが、それにしても何で時間通りに走れないのだろう。

話は変わるがドイツ人は日本の鉄道が正確に運行していることに大変、感動する。素場らしい国だと思うそうだ。その日本人が原発を爆発させてしまったことは、ドイツ人にとってはとてもショックなのである。あんなに鉄道をしっかり運行できる人たちでも管理できない原発を、他の国民が管理できる訳がない。実は私もそう思う。安倍首相を始めとして、原発輸出を推進させている人たちは、外国人のいい加減さを舐めすぎである。まあ、他国で原発事故が起きてもしったこっちゃないと思っているのかもしれないが、あと1回か2回原発事故が起きると国際世論は相当、原発反対に傾くと思う。気になるのはアメリカで、おそらくアメリカは自国では原発を制限しても、輸出産業としては残しておくような気がする。まあ、アメリカという国に原子力爆弾や原子力発電という、パンドラの箱を開けさせてしまったのが、人類の不幸の始まりなのかもしれない。

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東京の水道水にはセシウムが含まれている [原発問題]

 2015年4月−6月の上水に含まれる都道府県別のヨウ素、セシウム134、セシウム137の検出結果をみて驚いた。半減期が8日のヨウ素はさすがにどこも検出されていない。2年のセシウム134も相当、減ってはいるが、それでも福島県、茨城県、栃木県、群馬県、そして東京都でも検出されている。最も高いのは福島県かと思ったが、そうではなく栃木県の1キログラムあたり(1リットル)0.8ミリベクレルだ。次いで、茨城県、群馬県、東京都そして福島県である。福島県より東京都の上水の方に入っているなんて意外である。改めて放射能汚染が広域に広がっていることが分かる。
 半減期が30年のセシウム137だと当然だが、より広範囲にて検出されている。岩手、宮城山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京神奈川新潟などだ。最も高いのは、これも意外と福島ではなく栃木で1キロ当たり3ミリベクレルだ。東京都も高くて同1.6ミリベクレルで福島の同1.3ミリベクレルより高い。
 福島より周辺の都道府県で検出されている理由はよく分からないが、栃木や群馬の山に登った時は、あまり湧き水などを飲まない方がいいかなと思う。山などには相当、まだ放射能が残っており、湧き水などには結構含まれていると思うからだ。
 あと、東京でも本当、水道水は極力、飲まない方がいいかもしれない。私も珈琲を淹れる時など、たまに水道水を使ってしまうがこれからは避けよう。しかし、料理だと使わざるを得ないな。ちょっと浄水器は購入しないといけないかもしれない。というか、もうちょっと早くこのことに気づくべきであった。子どもたちには申し訳ないことをした。
 まあ、このような対応に何を神経質な、と言われるかもしれないが、そういう人には「毎日、少量でもいいからヒ素でも飲んで下さい。もし、飲めないなら人に飲めとは言わないで下さい」といいたいですね。ちなみにベンガル州の北部にヒ素が少量、水に含まれている地域があって、そこの人たちは癌が多い。まあ、癌になる確率が多少、高くなることを厭わなければ飲めばいいのかもしれないが、それを人に強要するというのは、相当、冷血であると思う。
 ついでだが、福島県の小児甲状腺癌の自治体別の地図も入手した。これも驚愕のデータである。まあ、原発事故とは関係ないと政府は言っているので、関係ないのだろうが、何か福島には他の自治体とは特異な要因があるのだろう。2011年前には見られなかった特異性なので、それが何かは分からないが、結果としてこの数字。ただ、小児甲状腺癌は、ヨウ素と関係あるが、上水のデータからみるとセシウムを要因とする病気、例えば心臓欠陥、などは福島ではなく今後、北関東全般で広くみられるかもしれない。
 どちらにしても油断をすると、寿命が短くなるような地域になってしまっていることは確かだ。要注意である。

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イタリアから学ぶこと [原発問題]

 イタリアを4日間ほどぶらぶらした。ベネツィア、シエナ、ボローニャと移動して、イタリアの強さを思い知らされたような気がする。イタリアでは、日本のように都市が効率よく機能していない。列車の指定席の券を買うのに30分以上もかかる。列車は時間通りには走らない。小売店でも水を買うのにも時間がかかる。日本のコンビニに慣れているものとしては大変じれったい。レストランでもチェックを頼んでから10分くらい待たされる。都市生活を送るうえでは、相当、ストレスをため込むことになる(これは、ドイツでも同様だ)。
 さて、しかし、イタリアと日本でどちらが生き残るか、と問われたら、圧倒的にイタリアじゃないか、と思うのである。イタリアは相当、適当である印象を受ける。日本人のように頑張らない。イタリアじゃあ、ブラック企業は成り立たない。皆、すぐ辞めてしまうからである。仕事とかで一生懸命、頑張る日本人からすると、イソップの「蟻とキリギリス」じゃあないけど、キリギリスのような国のように映ると思う。
 それでは、なぜ「蟻」の日本ではなく、「キリギリス」のイタリアが生き残ると私が思うのであろうか。それは、イタリアは「これをやったら不味いよ」という一線を越えない範疇で社会を回しているからである。たとえは悪いかもしれないが、マリワナはやってもLSDには手を出さない、みたいな感じか。私が何を言おうとしているかというと、現代経済の最強の麻薬である原子力発電所と戦争のことである。特に原発だ。
 現在の日本は、あまりにも経済成長という価値に重きを置きすぎている。既に社会は成熟し、資本主義もほとんど需要を創り出す余地がないほど発展し、それでいて依然として中国と同じような経済的価値を追求している。その結果、ブラック企業やらが跋扈したり、過労死が発生したりするような状況になってしまっているのである。そのように経済成長に雁字搦めになってしまっているから、原発というモンキー・ビジネスのようなぼろい商売から手を洗えなくなってしまっているのである。
 しかし、原発はその国土を完全に汚染する。チェルノブイリ福島の事故が我々に教えたのは、原発の事故は推進派が主張するように1万年に1回起きるか起きないか、じゃなくて25年に1度ぐらいの頻度で起きるということである。飛行機の墜落事故のようなものだ。そんな危ないものを、目の前のボーナスが減ったからといって再稼働させるなんて、悪魔に魂を売ったも同然の行為だ。それにしても、悪魔に魂を売るにしては、随分とせこい話だ。まあ、これは、悪魔はその魂を売った人だけじゃなくて、その地方全員、下手をしたら国民全員、さらに下手をしたら人類、いやいや地球の生きとし生けるものすべてに罰をもたらすから、そういう意味では魂を売ったもの勝ちなのかもしれない。
 なぜ、私の母国である日本が、このようなことを平気でやれるのかが分からない。自分の国の将来を担保に入れることなど、誰にも許されることではないと思う。これは根本的な人間だけでなくて、生物の原理なのじゃないだろうか。翻ると、イタリア人はどうもそういうことが分かっている。シエナのパーリオの伝統行事を、今でも喜んでやっている人々をみたりすると、そういうことなのかな、と思う。
 イタリアの美しい街並みは素場らしいと思う。ただし、ドイツも街並みは相当、美しい。しかし、これらの美しい街並みは第二次世界大戦で相当、破壊された。ドレスデンなどは勝負が決した後に爆撃された。ボローニャの美しい歴史的街並みをみると、イタリアはすぐに負けを認めて、結果的によかったな、と思うのである。日本の街並みも相当、美しい。しかし、日本は、イタリアはもちろんのこと、ドイツよりも頑張ってしまった。敗戦を受け入れるタイミングを遅らせた。その結果、美しかった都市は恐ろしく破壊されてしまった。今、東京で我々がちょっといいな、と思う街並みというか空間構造を維持しているところ、例えば神楽坂や下北沢、白金台は、すべて爆撃を受けなかったところである。
 イタリア人は日本人のように頑張らないで社会を回している。したがって、日本人の方が生産性も高いし、ストレスが少なく、都市生活を行うことができるであろう(ラッシュ時の満員電車などの問題があるが)。しかし、その結果、日本人の方がイタリア人より幸せであるようには、とても思えない。そして、将来がまったく見えない日本に比べて、ルネッサンスの時代の伝統行事を現在に引き継いでいるイタリア人の方が、よっぽど将来が見えていると思う。それは、進歩をしないで現状を維持させていくという生き方である。
 経済活動にあくせくしている日本人やアメリカ人が、なぜイタリアに惹かれるのか。それは、彼らの生き方が失わせてしまったものを、イタリアに見出すからではないだろうか。そして、イタリアのような生き方や価値観が、原発を設置しないことは、至極当然なんだろうな、という風に考える。これは、経済大国であるドイツでもいえることで、ドイツは経済大国ではあるが、金儲けだけで原発を再稼働するほどエコノミック・アニマルにはならない。日本より、より大局的な世界観を有している。
 私は以前、『サステイナブルな未来をデザインする知恵』という本を上梓した。そこで取材したドイツ人やベルギー人は、日本こそ人類がサステイナブルに生きる知恵を有していると思う、と言っていた。私は、自分が日本人であることを誇りに思った。しかし、原発事故で、そのように思われていることは、ただの過大評価、というか、そのように思われる資格もないことを思い知らされた。自分が、日本人よりイタリア人の方が羨ましい、などと50歳を越えて思うとは、ちょっと信じられない。日本人であることが誇りではなく、恥ずかしい時代になってしまっている。


サステイナブルな未来をデザインする知恵

サステイナブルな未来をデザインする知恵

  • 作者: 服部 圭郎
  • 出版社/メーカー: 鹿島出版会
  • 発売日: 2006/04/14
  • メディア: 単行本



タグ:イタリア
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原発を再稼働したことに桜島が怒っているのではないか [原発問題]

 鹿児島県の川内原発1号機が11日午前、再稼働した。川内原発周辺には火山が多い。桜島が50キロメートル、霧島は60キロメートルという近さである。巨大噴火のリスクについては、火山の専門家などから、予測は難しいという声が上がっているが、九州電力は「原発の運転期間中に巨大噴火が起きる可能性は、十分低い」としていて、原子力規制委員会も、この見解に理解を示している。
 そして、原子力規制委員会は、9月以降、火山に関する専門家組織を作り、巨大噴火の前兆現象が確認された場合に、どのタイミングで運転を停止するかなど、助言を受けることにしている。
 そういう楽観主義をあざ笑うかのように桜島では15日朝から島内を震源とする火山性地震が急増している。気象庁は今後、規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっているとして、桜島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3からレベル4の「避難準備」に引き上げた。気象庁は、昭和火口と南岳山頂火口からおおむね3キロの範囲にある有村町や古里町では、避難の準備が必要だとして警戒を呼びかけている。「原発の運転期間中」どころか、原発再稼働してから1週間以内である。本当に、想定が甘すぎる。
 しかも9月以降、専門家組織を作るなど、あまりにも原発の危険性に対しての自覚が不足しているんじゃない。9月じゃ遅い。現時点の問題で、どう対応するかが問われている。とりあえず川内原発は今すぐ、停止した方がいいのではないか。本当、福島から何も学んでいないね、この国は。
 原発を再稼働したことに桜島が怒っているとしか思えない。非科学的な意見であるかもしれないが、何か、人智を越えた力が働いているようにも思える。

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原発推進派は化石エネルギーを他国から輸入することの問題を声高に主張するが、ウランだって輸入しているじゃないか [原発問題]

ということで、ウランの2011年における可採年数は、ブリティッシュ・ペトロリュームの調査によれば93年だそうだ。石油や天然ガスよりは長いが、石炭の118年よりは短い。さらに国際原子力機関(IAEA)の調査によれば、経済的な値段で採掘できるのは約80年ということだ。これから、原発再稼働とかで頑張るとさらにこの採掘年数は短くなるだろう。再生エネルギーに比べて、全然、駄目じゃないか。

さて、それでは値段はどうなのだろう。2004年から急騰して、2008年ぐらいには1ポンドあたり100ドルにまでなったが、その後、下落し、現在では1ポンドあたり40ドルくらいにまでなっている。

出所:http://ecodb.net/pcp/imf_usd_puran.html

100万キロワット時の原発を一年間運転するのに必要なウラン燃料は30トンということである。1ポンドは454グラムなので、30トンの値段は(1ポンド=40ドルで計算)3.2億円ぐらいになる。これが相対的に高いのか安いのか、ちょっと比較する数字はないが、まあ、そんなにも安くはないような気がする。これは、後日、しっかりと調べたい。

ちなみにウラン燃料を日本はカナダオーストラリアアメリカ、南アフリカなどから輸入しているようだ。

また、原発はCO2を出さないというのは大嘘で、発電時に出さないだけであるし、電力会社もそのように言うようにしている。ウランの採掘、精製、濃縮、運搬などでは多くのCO2を排出する。

だから、原発は安くもないし、そのうちウランも枯渇するし、CO2も出すし、自立エネルギーでもまったくない。それでもつくりたいというのは、よほど関係者は儲かるんだろうなあ。事故しても結局、国民が税金で負担するだけだし。なんかアホらしい。

タグ:ウラン
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ドイツはフランスから電力を輸入していない [原発問題]

よく日本では、ドイツが脱原発でやっていけるのはフランスから電力を輸入しているからだ、と言われている。それは事実ではない。例えば、以下のテレグラフ誌に書かれているように、ドイツはエネルギーを輸出している。輸入などしていない。輸出先はオランダ、オーストリア、スイスだ。まあ、たまにフランスから安い電力ということで輸入することもあるそうだが、それは安いからであって必要に迫られているからではない。

http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/energy/9967564/German-energy-surplus-quadruples-despite-renewable-push.html

しかし、そういうことを伝えると、以下のような返答がかえってきたりする。この人は大学の教員である。

「私も調べてみましたが、年によっては輸入したり輸出したりしているようですね。日本との違いは、大陸のため他国と融通できる点だと思います。日本は島国のため、このような融通ができません。やはり、自国での電力確保をする必要があると思います。ロシア極東とこのような融通が可能であれば、原発もいらないかもしれません。」

これは一見、正しい主張であるように聞こえるが、論理的ではない。というのは、もし原発で電力を100%自立できれば、このような主張もできるかもしれないが、そうでなければ、必ず石油を電力源として輸入しているからだ。エネルギーの自給率100%を目指すという目標があり、そのために原発というのであればまだ分かるが、なぜ、大学の教員をやるほどのインテリでもこういう論理破綻の主張を平気でするのだろうか。本当、不思議である。ちなみに、原子力発電にはウランが必要であり、ウランは輸入しなくてはありません。そう言う意味では、太陽光エネルギーや風力エネルギーとは異なり、まったく自立的でもありません。

タグ:原子力発電
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高浜町の町議選が始まったが、候補者のほとんどが原発再稼働推進派という絶望 [原発問題]

 関西電力高浜原発がある福井県高浜町で町議選が始まったが、候補者のほとんどが原発再稼働推進派だそうだ。みんな、そんなに原発が好きなんだ、高浜町。そんなに好きなら稼働させてあげてもいいじゃない、と思いたいところだが、この高浜原発で事故が起きたら京都が駄目になる。東京が住めなくなっても日本は死なないが、京都が住めなくなったら日本という国は概念としては死ぬ。あの鬼畜米兵であっても、さすがに京都の空爆は避けたが、原発はそのような配慮はないからな。ということで、日本国民の1人としてはこれは大変なことだな、と思わずにはいられない。
 現職議員は「原発は地場産業。再稼働差し止めという司法の判断が出たが、われわれは安全性を確認してきた」。まあ、事故が起きた時、高浜町だけが被曝するならいいが、周辺というか、国外にも迷惑をかけるからなあ。事故が起きないというのは、福島原発事故が起きる前にも何度も言われてきたこと。事故が起きてしまったら、もうそのような論理は通用しないし、新しい基準に関しても、想定外の地震が起きる確率は高い。それに、実はあまり指摘されていないが、ほとんどの原発は航空機事故に対して無防備である。これは、ドイツの原子力発電所の技術者から聞いたことだが、彼はもちろん原発推進派であったのだが、この指摘に反論できずに、原発を諦めたそうである。彼の場合は、原発を諦めるということは本当に職を失うことに繋がる。このように切羽詰まって地場産業と言える人が高浜町にどの程度、いるのだろうか。原発で働く人が買い物客のお店、それ関係で泊まる旅館経営者などは、そもそも原発ができる前はどうやって生計を立てていたのだろうか。原発技術者と、そういうおこぼれであぶく銭を求めて仕事をした人が、同じように仕事の重さを訴えられるのであろうか。気を悪くする人がいるかもしれないが、事故を起こした時の、他の日本人だけでなく、人類に対しての責任を取れるのか。
 今日、川内原発の再稼働差し止め申請が却下された。結局、この国はまた原発を再稼働させて、そのうち事故を再び起こすのだろうな。福島原発が我々に教えたことは、原発事故は航空機事故のように滅多に起こらないという事象ではなくて、比較的、頻繁に起こるということだ。あと一回か二回、事故が起きたら、それは人類の危機として、おそらくヨーロッパを中心として原発を根絶するという動きが起きるであろう。
 まあ、その時には相当、地球環境もダメージを被っているだろうが、まあ絶滅するようなことはないからな。
 次の事故はおそらく日本ではなく、日本が原発を輸出しようとしているようなアジアの国とか、ヨーロッパではフランスあたりで起きるとは思う。場合によってはアメリカでも起きるかもしれないな。サンディエゴのそばの太平洋岸にある原発は地震と津波の被害を相当、受ける確率が高いから。まあ、とにかく人類的に原発を廃止させる動きが生じる前に、日本でもう一度、原発事故が起きることだけは避けたいと心から思う。しかし、あのような事故から学べない国民というのは、まあ人類的にも滅びる定めなのかもしれない。第二次世界大戦でも、ほとんど世界を完全に敵にまわしたからな。原爆を落とされた国は日本だけですよ。どれほど嫌われていたか、思い返した方がいいと思う。原爆を日本が落とされた時、拍手喝采をした人の方が世界では多かったんですよ。私はアメリカで小学時代を過ごしたが、社会科の教科書で「日本の野蛮な行為から人類を守るために、原爆で戦争を終わらせた」という記述を読まされた悔しさ。歴史の解釈は様々ではあるが、そのように人々に理解させるような愚行をしてしまったことは残念だが事実なのだ。まあ、原発事故は自爆のようなものだが、この悲劇から学ぶことが出来なかったら歴史は繰り返す。
 東京電力は4月21日に、福島第一原発の外洋につながる排水溝から汚染水をくみ出し、専用港に排水するためのポンプ8台がすべて停止し、堰から汚染水が外洋に流出していたことを明らかにした。この汚染水には高濃度のセシウムが含まれていた。
 まあ、相変わらずこんな管理しかできないわけです。あのような事故を起こした後で、随分と監視されていることが分かっていても。
 それでも、地場産業が大事なんだよね。自分さえよければいい、という気持ちを持つのはそんなに悪いことではないが、周りに迷惑をかける可能性があるということ、そしてその周りは日本国を越えて、世界にまで及ぶ、ということを考えれば、そういう産業で働かなくても住むような町づくりをすることこそが、町会議員に求められることではないのだろうか。
 

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原発の再稼働が遅れた損害請求を電力会社が住民にするのであれば、その前に福島原発の被害者にしっかりと弁償をしろ [原発問題]

 関西電力は17日、高浜原発3、4号機の再稼働を差し止めた福井地裁の仮処分決定を不服として、異議と決定の執行停止を同地裁に申し立てた。関電の主張が認められれば、決定は取り消され、再稼働は可能になる。
 さて、裁判長期化で問題となるのは多額の損害賠償である。同じように再稼働差し止めの仮処分申し立てがされている九州電力の川内原発では、九電側が「再稼働が遅れれば一日あたり約5億5千万円の損害を被る」と主張し、住民の一部が申し立てを取り下げた。
 しかし、そのような主張をするのであれば、東京電力の福島原発の被害を被った福島を中心とした原発被災地に電力会社は弁償金をしっかりと払うべきだし、これまでその不始末のために投入された税金を我々に返すべきだ。一日あたり約5億5千万円というのはべらぼうな金額を請求した、と思うが、福島原発の被害に比べたらはるかに些少のはずである。
 自分の不始末の責任も取れないのに、お金を儲け損ねた、とその分を住民に請求するなんて、とてもまともな思考回路を持っているとは思えない。ヤクザ顔負け、というかこんなにも破廉恥なヤクザもいないんじゃないか。「ナニワ金融道」の金貸しより酷い。原発を立地させるというのは、地元にこういう人達を入れることなのだな、ということを改めて理解する。

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高浜原発の再稼働を認めない仮処分決定の樋口裁判長の意見が素晴らしい [原発問題]

関西電力の高浜原発3号機そして4号機について、福井地方裁判所が「国の新しい規制基準は緩やかすぎて原発の安全性は確保されていない」と判断し、再稼働を認めない仮処分決定を行った。

この判決を下した樋口裁判長は、関電が原発を止めると電気代が上がり「国富の喪失」であるという主張に対して、次のような回答をしている。これは、判決要旨の「9被告のその余の主張について」から抜粋したものである。

「他方、被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

また、被告は、原子力発電所の稼動がCO2排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。」

たいへん全うな考えであり、このような考えを有する裁判長が「おかしい」とか主張している人達は、本当、福島の汚染地を訪れるとよい。あの地において、今でも豊かさを喪失していないと現地の人達に言い張ってもらいたい。

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NHKは東電・廃炉責任者の取材を国内では報道しない [原発問題]

NHKワールドというテレビ番組がある。そこで、東電の福島第一廃炉推進カンパニーの増田社長への取材をレポートしている。(http://financegreenwatch.org/jp/?p=50971アクセスすると動画が観られます)。

ここで増田社長は、正直にその見通しを述べている。正直であるというのは悲観的であるということだ。幾つか、紹介したい。

「30メーター上方から遠隔操作で取り除く必要があるが、そういった種類の技術は持っておらず、存在しない。」

政府が2020年頃に廃炉作業を始める意向については、率直にその難しさを述べている。
「それは非常に大きなチャレンジだ。正直に言って、私はそれが可能だと言えない。でも不可能だとも言いたくない。」

さて、このような国民にとっても貴重な情報を取材したにも関わらず、NHKは一切国内では報道していないようなのだ。この情報は国民にとっては極めて重要であるにも関わらず、報道しないのはどうしてでしょうか。それは、安倍政権と東京電力にとって都合が悪いからでしょうが、日本の国のことを考えたら、そういう判断はできないでしょう。何か、本当にとんでもない方向にこの国が進んでいることだけは確かですね。静かに、しかし、確実に滝に向かって進んでいる小舟に乗っているような居心地の悪さを覚えます。
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銀座のクラブのホステスに原発の馬鹿さ加減を説明したら理解してくれた [原発問題]

 銀座のクラブのホステスの知り合いがいる。ちなみに、彼女のクラブには一度も行ったことはない。座るだけで1万5千円取られるらしい。どうも、このクラブには元おにゃん子もいるそうだ。随分と高級なクラブなのだろう。私とは一生、縁がないだろう。さて、しかし、この知り合いとは安酒を飲む仲である。この間も、安酒をぐだぐだと飲んで、とりとめのない話をしていたら原発の話になった。彼女は「原発はどうでもいいけど、今の生活に支障が起きるようなら原発賛成だ」と言うので、私は「いや、福島の原発事故以来、原発で電気つくっていないんだけど」と教えると、彼女「ええ!そうなの」。私「東京では少なくともそうだよ。というか、日本全体でも原発はこの時点では動いていないよ」。彼女「そうなんだ。それなら原発がなくても別に平気じゃない」。私「平気だよ。というか、太陽光エネルギーとかで発電し過ぎているので、九州電力とか買えないとかいって、だだこねてるじゃない」。彼女「ええ、そうなの。うちのお店、九州電力の人、結構、来るんだよね」。私「まあ、銀座のクラブに来続けるためには原発が稼働することは必要かもね。原発は儲かるからね」。彼女「そうなんだ。でも九州電力の人、嫌な感じだから来なくていいかも」。私「原発で稼いで銀座のクラブに来ようという発想が情けないよね」。彼女「そうそう。じゃあ、これから原発反対しよう」。
 世の中の人の大半は、彼女のように気分で原発賛成と考えているような気がする。現在、原発が動いていないという当たり前と私が思っていることを知っていない人も多くいるんじゃないだろうか。ここらへんを丁寧に説明していくことが重要かなと思う。ちなみに、東京電力の人は事故前は、よく彼女の店に来ていたそうですが、流石に事故以降はあまり来なくなったようです。九州電力は相変わらず来ているようですが。

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未だ危険な放射能汚染の食品 [原発問題]

 福島原発の事故から4年。原発再稼働にご執心の安倍政権。原発事故の影響は隠蔽されて、静かに進行している危機に対して、なんか、原発再稼働に徹底的に反対する私もだんだん無頓着になってきている。原発によって生じた食品汚染が改善されている訳ではまったくないのに、どうも危機意識が摩耗されているのだ。
 そのようなボケ意識を吹き飛ばされたのが、3月10日の日本農業新聞の記事である(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150310-00010000-agrinews-soci
)。放射能汚染で今でも栽培ができない椎茸農家の話が紹介されていた。
 まあ、椎茸農家だから今でも厳しいのだろうな、と思って読んでいて、「岩手県一関市の山間部の農家」の話であることを知って驚いた。福島県かせいぜい栃木県の農家の話だと思っていたからだ。岩手県に放射能が降ったことは知っていたが、あれから4年、もう過去のモノになっていたような根拠のない気持ちになっていたのだ。セシウムの半減期を考えたら、そんなに減るはずがないのに、政府が大丈夫といった情報を流してばかりいるので、反対派の私でさえ、そうかもしれないと思うようになっていたのだ。恐ろしい。
 東京新聞も2月20日の記事で、千葉の手賀沼、印旛沼、茨城の霞ヶ浦、牛久沼といった湖沼の放射能汚染の凄さを報じていた。ちなみに、手賀沼では1キロあたり1000ベクレル超の場所もあった。手賀沼ではオリンピック競技を行わないだろうが、どちらにしろ「アンダーコントロール」とはとてもいえない状況である。
 それでは、どの程度、相変わらず、食品は放射能に汚染されているのだろうか。どうも最も危ないのはジビエだそうだ。ううむ。最近、ジビエ料理を食べてしまったな。しかし、よくよく考えたら、危ないのは当然だ。危険への自覚が薄れてしまっていたことに自分自身、愕然とする。あとは、野生キノコ、そしてイワナ、ワカサギなどの淡水魚である。キノコに関しては、静岡富士市で360ベクレルのものも確認されたそうだ(アエラ3月9日号)。
 他に気をつけるべきものは、野菜ではレンコンとたけのこ、ヤーコンだそうだ。私はたけのこが大好きなのだが、子供達には食べさせないように気をつけないといけない。あとは、ニラ、小松菜。ほうれん草。魚ではヒラメ、鰹、ぶり、マダラ、フグだそうだ。
 セシウム137が1000分の1になるのには約300年後。それまでどのくらいの日本人が食品からの放射能汚染で寿命を縮めるのであろうか。しかも、事故を起こしただけでなく、その後の処理をしっかりとしないで、無責任な危機意識の低さを増長させたことで、より我々の危険は増しているのだ。これが、本当の風評被害ではないのだろうか。
 メルケル首相と安倍首相が会談するということで、安倍首相にドイツのメディアが「ドイツは福島の事故を受けて脱原発にしたのに、日本はなぜ再稼働を考えるのか」と素朴な疑問をぶつけた。
 これに対し、安倍首相は「再生可能エネルギーはまだわずか。国民に対し低廉で安定的なエネルギーを供給していく責任がある」と説明。原子力規制委員会の新規制基準に適合した原発は「再稼働していきたい」と従来の方針を繰り返した。
 ・・・・・・なんか、本当に厭世的な気分になってきませんか・・・・

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福島で甲状腺癌の子供が増えている。関西電力は電気を値上げする。そして、僕は途方に暮れる。 [原発問題]

今朝(2012年12月24日)の東京新聞に掲載されていた記事だが、「福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、事故直後の1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども4人が、4月から始まった2巡目の検査で甲状腺がんの疑いと診断されたことが23日、関係者への取材で分かった」そうだ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014122301001939.html)。

チェルノブイリでの原発事故では事故後、4年から5年後に子供の甲状腺癌が急増した。それを考えると、事故から3年半にしてはちょっと早すぎるかもしれないが、来年、再来年と増加する前兆であろう。甲状腺癌は、概して致死率が低い癌である。しかし、放っておくと声が出なくなったり、食事の摂取が難しくなったりする。また致死率が極めて高い未分化癌に転化する可能性が高い。

私事ではあるが、甲状腺癌を患い、手術をした。手術をした先生が極めて名医だったので、今でも声が出るが、下手な医者だと声帯が傷つき、声が出なくなる可能性もあった。また、手術は成功したが、それ以降、高い声が出なくなり、カラオケには行かなくなった。カラオケ好きではなかったのでそれほど失うものもなかったが、カラオケ好きだったらショックであるだろう。

このように大変、危険な状況に福島の子どもたちは晒されたにもかかわらず、東京電力や政府は、どうせ、これらの子供達が甲状腺癌になったのは福島原発事故とは関係がないと言い張るのであろう。実際、下記のような意見がインターネット上でも出回っている。
http://www.gepr.org/ja/contents/20140331-03/

こういう人たちがいかに、福島の被害者達を絶望的な気分にしていることが本人は分かっているのだろうか。どう考えたって、この時点で福島の子どもたちが甲状腺癌になったら、原発と関係があると思うであろう。それを、全然、関係ないよ、ただの偶然だよ、と得意になって吹聴している輩が、あまりにも多くて、日本人であることに絶望的な気持ちにさせる。他人の痛みが分からない、というか想像もできない人が多すぎる。こういう人たちは、子供の時から「いじめっ子」だったのかなと思ったりもする。

そして、まったく懲りない電力会社。関西電力は今日、12月24日、家庭向けの電気料金を再値上げし、平均10.23%引き上げると経済産業省に申請した。原発を稼働させたら、この値上げはまた下げるそうだ。
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関西電力が値上げをするという姑息な経営戦術 [原発問題]

関西電力は高浜原発を再稼働させたくてしょうがないようだ。原子力規制委員会は17日、関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)について、再稼働に必要な安全対策の基準を満たしているとする「審査書案」を了承した。早ければ来春にも稼働できるかもしれない。しかし、関西電力は自信がないのであろう。原発を稼働させるまで暫定的に値上げをすることを発表した。世論の原発支持を得るための、超姑息な戦術だ。というか、よくここまで人を馬鹿にできるものだと逆に感心する。そして、こんな分かりきったペテンに人々も引っかかるのか、という事実にはショックを受ける。まあ、そういう馬鹿な人たちが原発の被害を被るのだが、原発の被害範囲は地球規模だからな。再稼働に賛成の人たちは、皆が、被害者になるということも認識してもらいたい。

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藤野電力で太陽光発電の簡単なシステムをつくってきた [原発問題]

 神奈川相模原市、というよりかは元藤野町といった方が分かりやすいであろう。その元藤野町にある藤野電力というところにて、DIYで太陽光発電の簡単なシステムをつくってきた。講習付きで5万円弱だ。講習があったおかげで、太陽光システムの工学的な基礎も分かって大変よかった。太陽光システムというか、電気工学の基礎の基礎という内容だが、私はとても工学部出身とは思えないほど、こちらへんの知識がないので、その点では勉強になった。特に充電池のプラスとマイナスを直接、繋ぐとショートし、そのエネルギーはとてつもないことなど、電気って相当、危険であることを知った。というか、そういうことを知らずに今まで生きてきたことが逆に怖くなる。
 太陽光パネルをつくるのは意外と簡単であった。電線を繋ぐのも、ケーブルの被覆を剥ぐのにコツがいるぐらいで、システムさえ理解すれば自分でもいろいろとやれそうだ。太陽光は直流。我々が日常的に使っている電気は交流であるが、自動車のバッテリーは直流。したがって、ガリバーとか自動車関連商品を扱っている店に、太陽光パネルの利用勝手を充実させるような機器が多く売っているとこのこと。あと、電子機器もコンピュータなどは直流。ということで、本当は太陽光パネルを直接、コンピュータにつないだりしたいところだ。それと、電球は直流だ。まあ、こういうシステムについての知識を得たのもそうだが、何しろ、ちょっと知ると好奇心が湧いてくる。これが何より、よかったと思う。
 講習者は私を含めて4組。私を除くと皆、女性である。脱原発というか、こういう草の根的なエコ的な活動は男性より女性の方が、関心が高いのかもしれない。私も見た目はおじさんそのものだが、相当、おばさん指数は高いので、こういう方面に関心があるのかもしれない。
 つくった太陽光パネルは、50ワットの出力ということで、まあ大したことはできないが、パソコンの充電とかなら大丈夫そうだ。何より、東京電力に支払う金を1円でも減らせるのは嬉しい。太陽光パネルには払っても、東京電力にはお金を払いたくないからな。これがうまくいけば、どんどん増やそうと考えている。

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小出裕章氏の魂の言葉が胸を突く。なぜ、この言葉が届かない人が多いのだろうか。 [原発問題]

2014年3月に行われた講演会で流された小出裕章氏のビデオメッセージ「未来を担う子どもたちへ」を見て、ほんと泣きたい気持ちになる。なんで、この人の言葉が届かない人が多いのだろうか。この真実を伝えている人をペテン師のように捉える人達こそ、希代のペテン師なのではないだろうか。しかし、最近、本当、ペテン師が跋扈しているからな。酷い世の中になってしまったものだ。

http://www.at-douga.com/?p=12296
タグ:小出裕章
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原発に依存しないと利益を出せない九州電力は市場から撤退すべきだ [原発問題]

川内原発の再稼働が秒読みだ。2014年度の中間連結決算では、電力大手10社のうち九州電力だけが純損益が赤字であった。その結果、「原発が四基あってこそ収支は安定する」と瓜生社長は記者会見で語ったそうである。

福島の原発事故を受ければ、常識的には原発に依存できないようにビジネス・モデルを再構築すべきであろう。事故が起きて3年経っても、そのようにモデルを改変することに力を入れず、再生可能エネルギーは購入しないなどと福島の原発事故以前のビジネス環境に拘泥している。今回の赤字も「川内原発が昨年、玄海原発が今年には再稼働すると想定」したことによって生じた経営判断ミスに基づく。旧態依然のビジネス・モデルに拘泥し、ポスト福島のビジネス・モデルを構築しようとしなかった、怠慢経営のゆえの赤字である。こんな企業の利益を出すために、なぜ、原発を再稼働し、周辺住民そして将来の日本にリスクを負わさなくてはならないのか。どう考えてもおかしくないだろうか。そもそも九州電力が、再生可能エネルギーの受け入れ手続きを中断している理由は、太陽光エネルギーだけで夏の最大需要を上回る発電が見込めてしまうからだ。これって、原子力発電がなくても電力需要を満たせるということではないか。つまり、原発が必要なのは、電力需要を満たすためではなく、経営的に九州電力にとって都合がよく安く発電できるためだけにしか過ぎないということである。さて、しかし、原発が九州電力にとって安いのは、放射能廃棄物の処理費用や事故時の処理費等を計算していないからである。事故は起きないかもしれないが、放射能廃棄物は確実に出る。その処分場所も処分方法も分からないのに、再稼働というのはあまりにも無責任であるし、そのような原発がなくては利益が出ないような会社なら市場から撤退すべきであろう。九州電力の原発の割合は福島前で39%。四国電力は49%であったが黒字だ。経営努力が足りないことを棚に上げて、原発再稼働という安易な道を突き進もうとする姿勢が明らかで、こういう会社が電力を独占していることに、怒りより悲しさが先に出る。

川内原発が立地する薩摩川内市原子力推進期成会は、「原発停止でホテル、旅館、民宿業はもとより、サービス業、バス・タクシー業など関連業種の売上げ減少などの影響が拡大する」と原発を再稼働させようとしているが、そもそも原発に依存したビジネスを今でも続けようとしていることが問題ではないだろうか。パソコンが普及し、タイプライターの需要がなくなったら、タイプライター製造会社は他のものをつくろうとするだろう。デジタル・カメラが普及したら、カメラ・フィルムをつくっていた会社は違うものをつくるようにするだろうし、フィルムの現像屋は違う仕事をするであろう。経済とは、そういう環境変化に対応することによって進化してきたし、我々の生活も豊かになってきたのである。環境変化に対応できないものは、生物もそうであるが経済主体も滅びるのである。もう得られる見込みが少なくなった既得権に、何いまさら、しがみついているのだ。もう事故から3年経っているのである。原発の職員が泊まる宿を経営していたら、福島の事故後、経営方針を変えることなどあまりにも当たり前なのではないか。ビジネス環境の変化を読む能力がなければ、経営が行き詰まるのは当然だろう。それができなければ倒産というのは、ビジネスの常識である。というか、再生可能エネルギーでも十分に経済がまわるというのはドイツで証明済みである。再生可能エネルギーは地場のエネルギーであるため、地域経済をも潤す。マーケットのニーズが変化したら、その新しいマーケットに対応したビジネスを展開するというのは、基本中の基本ではないだろうか。こんな考えをしていると、デトロイトの自動車産業のような目に遭うだろう。遭わないと思っているのは、競争がないからだと勝手に思っているからだ。さすがの自民党も、電力会社の独占という状況を打破させるような政策判断をすると思われる。なぜなら、世界がそういう潮流にあるからだ。

原発もそうだし、道路をはじめとした公共事業もそうだが、そのような上から降ってくるおこぼれに依存している地域はこれから衰退の道を辿るだけだ。福島原発に依存していた双葉町も、事故が起きる前から既に、交付団体へと転落してしまった。双葉町は1982年には財政力指数は2.02を記録したが、交付年限を区切っていた発電所関連の交付金が打ち切られ、固定資産税収入も低下した1990年には財政力指数が1.0を下回り、交付団体に転落した。原発や道路などの公共事業は、数年間は金銭的な恩恵にあずかれるかもしれないが、長期的なものではないし、その経済的なモデルは、あたかも雛鳥が餌をもらうようなもので、まったくもって経済的に自立性がなく脆弱である。親がいなくなればすぐ飢え死にするし、せいぜい、ピーピーと鳴くくらいのことしかできない。薩摩川内市の人達は、本当にこういう経済が自分達を幸せにすると思っているのだろうか。ちょっと、情けなさ過ぎないか。というか、将来の世代に犠牲にするほどのものではないのではないか。在りし日のおこぼれに拘るより、未来に向けて新しい経済を構築することこそが、地域が生き残るための極めて重要な条件だと思う。

タグ:九州電力
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宮沢洋一経産大臣が川内原発を「かわうち原発」と言い間違えた [原発問題]

宮沢洋一経産大臣が川内原発を「かわうち原発」と言い間違えた。しかも、川内原発を視察した時の訓示中での言い間違えである(http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4384.html)。どこの原発かも分からないのに、再稼働って言ってるんじゃあないだろうなあ。というか、私だって絶対間違えない。よほどこれまで関心がなかったのであろう。とはいえ、経産相になって数週間は経つ。川内原発再稼働は、彼にとっては非常に重要な案件である。それなのに、全然、勉強もしていなかったのか。まあ、まともに議論もしなかったのでしょうねえ。一度でも議論していれば、「大臣、それはかわうちでなくて、せんだいです」と誰かが必ず教えていたと思われるからだ。こんな認識がない人が、川内原発の再稼働の判断をできるわけないだろう。というか、本当に薩摩川内市や鹿児島県の人達は馬鹿にされたもんだ。こんな人に、原発の安全を担保させることができるのですか、本当に。再稼働は再考された方がよいのではないでしょうか?
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小淵優子辞任の怪 [原発問題]

 小渕優子の辞任劇は不可解なことが多い。というか、私が理解できないだけかもしれないが、誰かに説明してもらいたい気分だ。まず、小渕優子は経産相になってから、ほとんど官僚のいいなりになって、再生エネルギー潰しを行い、原発再稼働へと邁進していた。安倍政権にとっても、小淵優子の閣僚入りはプラスであったと思う。私のような原発反対派でも、小渕を責めることは難しい。お嬢さんとして生来の愛されるべきキャラクターを有しているからだ。小淵を辞めさせるメリットが私には見当たらないのだ。
 さて、今回の件は明らかな公職選挙法違反ではあるが、昔からやっていたことである。したがって、この切り札はこれまでもいつでも使えた。それを、このタイミングで、しかも右翼雑誌であり自民党支持の週刊新潮がすっぱ抜いたことが不思議でならないのだ。
 小渕優子が経産相になってから、何か不都合なことをしたのであろうか。いや、むしろ再生エネルギー潰しをここまで臆面もなく実行するなど、官僚や電力業界、そして自民党にとっては極めていい子であったのではないだろうか。それとも、再生エネルギー潰しをしたので、もうお役ご免なのだろうか。
 後任は宮沢洋一だ。昨日(2014.10.21)の記者会見では、原発は再稼働!と威勢がよかった。そのくせ、福島には事故後一度も行っていない。福島に事故後、一度も行っていないというのも国会議員としては随分なものだが、さらに、行っていないのに「原発は再稼働」というのはあまりにも無責任というか、国民感情を逆撫でさせるものだなと思う。
 私は、東京に住んでいるからかもしれないが、福島には事件後、20回は行っていると思う。行くたびに、原発事故の悲惨さ、そのような事故に遭遇した人達の理不尽を思わざるをえない。ヒステリーだから原発に反対している訳では決してない。そこには正義がないから、反対しているのだ。原発には正義はない。そこにあるのは、金や権力への醜いまでの執着と、他人の痛みや悲しみを感じない、もしくは想像することさえしない自己中心的な血の通っていないような冷淡さである。私は自分がいい性格であるとも、優しいとも思わないが、目先の利益のためだけに原発をつくって、その周辺の人々や次世代へ、とてつもない負の遺産を押しつけようとは思わない。少なくとも、原発を代替する再生可能エネルギーの可能性を潰すような卑劣なことはしない。というか、再生可能エネルギーから手を引いて、将来の国際競争力を維持させなくて大丈夫なのだろうか。この点こそが、まさに日本のガラパゴス化を推進していると思うのだが。

タグ:小渕優子
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福島原発事故による生物の遺伝子の影響 [原発問題]

 あるシンポジウムで、生物多様性の先生と同席する。そこで、福島原発事故による生物の遺伝子の影響について、素人丸出しの質問をさせてもらった。福島原発事故の直後、琉球大学の先生が、ヤマトシジミを調べ始めた。事故後は、異形が多く出現したのだが、異形のほとんどが淘汰されたので、事故1年後は異形の割合は相当、減ったそうだ。ということで、原発事故の影響はもちろんあるが、影響を受けた個体は死滅していくので、結果的にはそれほど生態系には影響が生じないとのことだ。
 これを人間に当てはめると、やはり福島原発事故の影響を当然、受けているものがいるだろう。ヤマトシジミよりは、そのような放射能に対しての抵抗力も強いので、死ぬことはないかもしれないが、寿命は短くなったりするだろう。このような事故を起こしてから、まだ3年ちょっとで原発を再稼働させようとする国は、何かがおかしいと思う。

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渡部恒三氏が反原発派へと宗旨替え? [原発問題]

渡部恒三氏が「国内原発すべて廃炉に」と河北新報の取材に答えて、訴えている。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140825_61008.html

この記事で渡部氏は、「古里を失った県民の苦労や(放射性物質が)空気まで汚すことを思うと、原発は全て廃炉にし、再生可能エネルギーを推進するのがわれわれ国民の責務だ」、「福島の原発が半世紀近く京浜工業地帯のエネルギーを支えてきた事実を忘れてはいけない。だが、原発はもう駄目だ。全て廃止すべきだ。原発が稼働していない今も電気は足りている」などと述べているのだ。

渡部恒三氏といえば、通産相を務めるなど、原発推進の立場にあり、甥っ子の現福島知事の佐藤雄平とともに、福島を原発県にすることを事故直前まで推し進めていた人である。(http://blog.goo.ne.jp/nonasi8523/e/4c65ad5d63c4095c8956ad5367baf46a)。

その彼が、「原発は全て廃炉」にと言っていることは、何を今更感がないわけではないが、彼ほどの原発派(彼は「私はエネルギー問題を解決する最大の課題は原発の建設であるとの政治哲学を持っている」、「原発を作れば国民は長生きできる」(2011年4月7日号「週間文春」などと主張していた)が、反原発を言い始めたことは興味深い。彼ほどの人間でも、原発がいかに愚かであるかがようやく理解できたということか。

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美味しんぼ問題の裏に潜む、より深刻な問題。そして、福島の人々は捨てられる。 [原発問題]

美味しんぼ問題に関して、とても興味深い動画をみつけた。

https://www.youtube.com/watch?v=sLjeJXRsT68

美味しんぼ問題が、極めて深刻だなと私に思わせるのは、福島はまったくもって大丈夫であり、放射能の影響など住民にはまったくないという認識を人々に植え付けようという政府や企業側の陰謀を嗅ぐことができるからである。

福島が危ないということは、「根拠のない差別や偏見を増長させる」けしからん輩であり、そういうことを言ってはいけない、といったそういう圧力を我々は受けている。

菅官房長官は、「政府としては福島において事故に伴う放射線の住民の被曝と鼻血に関しては関係がない」と言い放った。これは、いかにも美味しんぼは根拠がなくいい加減なことを述べていると言いつつ、実は福島の人達には、放射能による健康被害はないと断言しているに等しい。つまり、今後、福島の人達が、放射線被害で健康を害しても、それは原発の事故と関係がない、すなわち政府には責任がないと述べているのである。

こんな酷く滅茶苦茶に無責任なことがあるのだろうか。このような政府が、また原発を川内で再稼働させようとしている。

我々は自覚をしていないかもしれないが、北朝鮮とそれほど変わらないような政府を抱いてしまっている。


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「報道ステーション」が報道した福島の甲状腺ガン問題 [原発問題]

大竹まことのゴールデンラジオで、「報道ステーション」が報道した福島の甲状腺ガン問題をコメントしている。私は、この番組を見ていないのだが、福島の人々ははっきりいって日本の原発政策のとんでもない被害者になっていることが分かる。そして、被害者であるのに見捨てられている。

https://www.youtube.com/watch?v=eZ8l9kUrLU0

安倍晋三首相は5月17日午前、福島市の福島県立医大を訪れ、「正しい情報を出すことが大切だ。政府も情報の出し方を検証し、分かりやすくしたい」と強調した(毎日新聞)。言っていることとやっていることがこんなにも乖離している人も珍しい。秘密情報保護法案が施行されたら、「報道ステーション」もアウトだろうな。私が愛する日本は、本当に嫌な国になってきている。ああ、嫌だ嫌だ。
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『美味しんぼ』への批判について、ちょっと考える [原発問題]

『美味しんぼ』への批判が凄まじい。雁屋哲へのバッシングはちょっと狂気じみていて、空恐ろしいものを感じる。週刊新潮は雁屋哲を「犯罪的偏執」とまで言っている。そして、美味しんぼの表現は「県民への差別を助長する犯罪行為」「あの漫画は幼子を持つ親や、お嫁に行けないのではと怯える娘さんたちの心を踏みにじっている」という声を紹介している。

しかし、福島をこのような状態にしたのは、そもそも原発を推進してきた自民党であり、東京電力である。雁屋哲も、こんな漫画を描きたくはなかったであろう。本当の原因をはき違えているのではないだろうか。私は週刊新潮の方が「犯罪的偏執」に凝り固まっているのではないかと思ったりする。と書きつつ、私自体は週刊新潮の仕事をもらったりすることもあるので、こういう事は書かない方がいいかなと今、思ったりする。しかし、ここで怯むとどんどん世の中が変な方向に進むので敢えて書く。

週刊文春は雁屋哲は「日本が嫌い」と言う。私は『美味しんぼ』の内容に100%同意するわけではないが、大ファンである。『美味しんぼ』という漫画は、グルメ漫画というよりかは食文化、そして何よりも食を通じて日本の文化について教えてくれるし、考えさせてくれる。私が日本酒を今のように感謝できるようになったのは、『美味しんぼ』のおかげである。私は『美味しんぼ』を通じて、日本に対する愛国心が随分と高まった。週刊文春が指摘するように、反日であれば、その著書を読んで、日本をより好きになるようなことはあり得ないであろう。というか、週刊文春のこの記事を書いた人は、『美味しんぼ』を読んだことがないのではないだろうか。雁屋哲の『美味しんぼ』に通底しているのは、日本文化への深い造詣と愛情である。日本人であることの誇りを高めてくれこそすれ、逆のことはない。とんでもない誤解であると思う。少なくとも、私はTPPやアメリカのために国民を戦場に行かせようとしたりする安倍首相よりかは雁屋哲の方がはるかに愛国的であると思う。

安倍首相は『美味しんぼ』について、次のようにコメントしている(週刊新潮から引用)。
「政府としては、根拠のない風評を払拭をしていくためにも、しっかりと正確な情報を分かりやすく提供していく。国として全力を挙げて対応していく必要がある」。

秘密情報保護法案を通そうとし、吉田調書が流出したことを激怒している安倍首相(下記、ウェブサイト参照)。http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2634.html

雁屋哲と安倍首相。どちらが日本のことを真剣に考えているのか、福島のことを本気で心配しているのか。こういうことは議論するまでもなく明らかであると思うのだが。
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第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、撤退した事実が示唆すること [原発問題]

 朝日新聞が入手した、東京電力福島第一原発所長で事故対応の責任者だった吉田昌郎氏が、政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「聴取結果書」(吉田調書)によると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきたそうだ(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140520-00000007-asahi-soci)。

 いやあ、これは恐ろしい。以下、引用する。

 吉田調書や東電の内部資料によると、15日午前6時15分ごろ、吉田氏が指揮をとる第一原発免震重要棟2階の緊急時対策室に重大な報告が届いた。2号機方向から衝撃音がし、原子炉圧力抑制室の圧力がゼロになったというものだ。2号機の格納容器が破壊され、所員約720人が大量被曝(ひばく)するかもしれないという危機感に現場は包まれた。
 とはいえ、緊急時対策室内の放射線量はほとんど上昇していなかった。この時点で格納容器は破損していないと吉田氏は判断した。
 午前6時42分、吉田氏は前夜に想定した「第二原発への撤退」ではなく、「高線量の場所から一時退避し、すぐに現場に戻れる第一原発構内での待機」を社内のテレビ会議で命令した。「構内の線量の低いエリアで退避すること。その後異常でないことを確認できたら戻ってきてもらう」
 待機場所は「南側でも北側でも線量が落ち着いているところ」と調書には記録されている。安全を確認次第、現場に戻って事故対応を続けると決断したのだ。
 東電が12年に開示したテレビ会議の録画には、緊急時対策室で吉田氏の命令を聞く大勢の所員が映り、幹部社員の姿もあった。しかし、東電はこの場面を「録音していなかった」としており、吉田氏の命令内容はこれまで知ることができなかった。
 吉田氏の証言によると、所員の誰かが免震重要棟の前に用意されていたバスの運転手に「第二原発に行け」と指示し、午前7時ごろに出発したという。自家用車で移動した所員もいた。道路は震災で傷んでいた上、第二原発に出入りする際は防護服やマスクを着脱しなければならず、第一原発へ戻るにも時間がかかった。9割の所員がすぐに戻れない場所にいたのだ。
 その中には事故対応を指揮するはずのGM(グループマネジャー)と呼ばれる部課長級の社員もいた。過酷事故発生時に原子炉の運転や制御を支援するGMらの役割を定めた東電の内規に違反する可能性がある。
 吉田氏は政府事故調の聴取でこう語っている。

引用終わり

 いやはや、これはこれまでの私の認識を大きく塗り替えるものだ。まさか、東電の所員の9割が所長の指示を無視して逃げ出すとは思っていなかった。GMまで逃げるとは、なんたるざまだ。私は、東電は吉田所長はじめしっかり対応をし、FUKUSHIMA50と世界から賞賛される大活躍をしたとイメージしていた。この件に関しては、日本人として誇りさえ抱いていたくらいだ。それが、実は9割が所長指示を無視して遁走したとは何たることだ。

 さて、この事実は何を示唆するのか。福島原発は、多くの人がそのように分析していないが、電力会社から政治献金を受けていなかった菅直人が首相であったことで、おそらく奇跡的にあの程度の被害で済んだのである。また、あの原発は日本の国土の東端に立地していたので、放射能の27%程度しか陸地に降らなかったので、ある意味、不幸中の幸いであったのだ。
 そのような考えを踏まえ、電力会社の職員の9割が事故が起きると逃げ出すという事実を加味すると、今度、原発事故が起きたら、ほとんど日本という国はなくなるであろう。特に、川内原発のそばの桜島もそうだが、福井原発からもそう遠くない白山が活動期を迎えつつあるという指摘もされている。火山のエネルギーを活用することを考えるべきなのに、その火山が噴火したら国が滅びるような時限爆弾を積極的につくりたがる国民って一体何なのだろうと思わずにはいられない。
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