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サンフランシスコで相当、美味しいデリカデッセンをみつける [B級グルメ雑感]

サンフランシスコのフェリービルディングで昼食を取った。アメリカで私は美味しいものに巡り会えることをほとんど期待しない。というか、アメリカで美味しいものを食べようとしたら、相当苦労しなくてはならないし、苦労しても大して報われることはない。ただし、フェリービルディングには、おそらくアメリカでも最も美味しいパンを焼くベーカリーであるアクメ・ブレッドが店舗を構えているので、ここでパンを買って、サラダをどっかのデリで頼み、さらにピーツ・コーヒーでカフェ・ラテでも頼めば、まあそこそこ満足できる昼食にはなるだろうと思っていた。アクメ・ブレッドはシェパニーズのアリス・ウォーターが開業したパン屋である。サンフランシスコが、アメリカで最もパンが美味しい都市という評判を得ている大きな理由でもあるパン屋だ。さて、アクメ・ブレッドを買ったのはいいのだが、問題はサラダだ。サラダを買うためにうろうろと店を見ていると、ロースト・ビーフ寿司というけったいな食べ物を売っているデリカデッセンをみつける。なんか、またアメリカ人が適当に寿司を愚弄しているな、と思ったのだが、なんか見た目が大変美味しそうなのである。2ドルという価格は高いが、サラダ類もワサビ・ポテトサラダや私が好きなインゲン豆とニンジンのサラダなどがある。思い切って、これらのサラダとともに一つ買ってみる。

さて、ほとんど期待しないでワサビ・ポテトサラダを口にしたら、これが何と美味しかったのである。ロースト・ビーフ寿司も一番、懸念していた寿司飯がしっかりとしている。アメリカの食事は世界で一番まずいと確信に近い仮説を抱いている私(アフリカやアイスランドには行ったことがないので、世界で一番まずいとはまだ言えない)であるから、これは大きな驚きだ。いつのまにか、サンフランシスコの食事は大きく進化したのか。なんなんだ、この総菜屋は。そこで、店名等をチェックしにいくと「Delica rf-1」と書かれている。なんか、変な名前だな。と思って店の前に書かれていた説明を読む。すると、なんとこの店はロックフィールドのrf1のアメリカ店第一号であることがわかった。非常に納得がいった。
 とはいえ、私は日本ではロックフィールドの総菜がそんなに美味しいと思ったことがない。なんか、味付けも濃く、大雑把だな、という印象を持っていた。しかし、この食事大後進国であるアメリカで食べたからであろうか、大変美味しく感じた。そして、やはり日本の食文化は、もうマイケル・ジョーダン率いるドリーム・チームと日本代表のバスケチームぐらいの差がアメリカとはあるのではないか、と思わされた。ロックフィールドでさえ、こんなに美味しく思えるんだからなあ。まあ、問題は、このロックフィールドの総菜をアメリカ人の舌がアプリシエイトできるかどうか、ということである。豚に真珠かもしれない。アメリカ人にコーヒー文化を紹介したことで、マーケットを拡張したスターバックスのように、この美味しい総菜というマーケットを開拓できるのか、否か、非常に興味深い試金石である。というアメリカ人を挑発するようなことを書きつつ、アクメ・ブレッドのアップル・ターンオーバーは味付けが上品で美味しいな、とかピーツ・コーヒーのカフェ・ラテはやはり相当美味しいな、とかも思っている私がいる。批判をしつつ、その批判対象をアプリシエイトしているのは、もしかしたら欺瞞的行動か。アクメ・ブレッドはそれなりにサンフランシスコ都市圏には受け入れられているが、ピーツ・コーヒーはサンフランシスコ都市圏にこそ受け入れられてはいるが、まさに悪貨が良貨を駆逐するがごとく、他ではスターバックスにやられてしまった。スターバックスよりはるかに美味しいにも関わらずである。東京でも新宿の小田急に開店したが、すぐに撤退したので、味が分からないのはアメリカ人だけでなく日本人も同様かもしれない。

だんだん、論旨が混乱してきてしまったが、アメリカで美味しい総菜屋をみつけたら、それが日本の企業が進出したもので、やっぱ日本の食文化は優れているな、と思いつつ、これをアメリカの市場が受け入れられるかどうかが興味深い、ということを書きたかったのである。しかし、こういう主張をしつつもアメリカのパン屋やコーヒーが好きである私の論理性はどうなのよ、というのと、日本人もスターバックスを受け入れてもピーツ・コーヒーを受け入れられなかった、という事実があるので、そんなにも立派ではないかもしれない、という疑いもあるな、ということに思いを巡らしたのである。


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