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NHKの番組でチャールストンのコメントをする [都市デザイン]

NHKの7月11日の「ニュース深読み」という番組にコメンテーターとして出た。アメリカの都市チャールストンについてコメントしてもらいたいということでコメントした。というのも雑誌『トラベラーズ+レジャー』が世界の観光地ランキングで、1位京都、2位チャールストンにしたからである。

http://jcc.jp/sp/jiken/62125/

チャールストンに関しては、拙著『衰退を克服したアメリカの中小都市』という本に詳しく書いている。まあ、あまり関心を持たれない都市を研究すると、その専門家になってしまうという面白い例なのかもしれないが、チャールストンは世間的には有名ではなくても、景観研究や都市デザインをやっている人たちにはよく知られている事例である。まあ、専門家はよく知っていても、一般の人は知っていないんだな、ということを改めて知らされた。

さて、コメンテーターを私に求めてきた背景としては、なんでチャールストンが2位なの。こんな都市、知らないよ、ということがあったみたいである。ちなみに3位はアンコールワットのシェムリアップ、4位と5位はフィレンツェとローマであった。そもそも、このランキングをみた時点で、相変わらず、アメリカ人は何も分かっていないなあ、と思えばいいのだが、世界遺産にしろミシェランにしろ、欧米のランキングに日本人は弱いからな。

アメリカだけに着目しても、チャールストンよりニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ボストン、ニューオリンズの方が都市としては全然、魅力的だと思う。中都市では、相当、いい線いくかもしれないが、似たような規模ではサンタフェの方がお勧めである。ボルダーもロッキー山脈国立公園とかませば、そちらの方がいいと思う。人によってはモントレーとかメンドシーノやセドナの方が好きであろう。まあ、決して悪くはないし、私も大好きなので本でまとめたりしているのだが、世界で2位というのは明らかに間違っている。

アメリカではチャールストンなどの変化球を投げているのに、イタリアでローマ、フィレンツェという王道。これも違うんじゃないの。ベネチアやシエナとかを入れるべきではないだろうか。ということで理念もしっかりしていない、出鱈目ランキングである。まあ、とはいえ、この出鱈目ランキングでNHKの番組でコメントでき、その結果、本がちょこっとでも売れれば私としては嬉しい限りではある(まったく売れない本なので)。


衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり

衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり

  • 作者: 服部 圭郎
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2007/12/10
  • メディア: 単行本



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