So-net無料ブログ作成

マスコミをフェイク・ニュースというトランプの嘘の元ネタもマスコミであるという矛盾 [トランプのアメリカ]

 トランプ大統領は、どうも敵がいないと存在価値が見いだせないようで、選挙運動中はヒラリーがいたけど、もういなくなってしまったので、とりあえず移民をターゲットにしたけど、司法に阻まれたりしたので、今はマスコミを敵に設定したようだ。そして、ツイッターで「マスコミは私の敵ではない。アメリカ国民の敵だ」と言い放った。
https://www.youtube.com/watch?v=9aeBVxlP9CQ
 これには、マスコミも臨戦態勢に入り、超右寄りでトランプ贔屓のフォックス・テレビでさえ、ニュース・アンカーのクリス・ウォレスを初めとして由々しき問題であると批難している。
https://www.youtube.com/watch?v=g7LQ3pkzUJs
 さて、2月18日のフロリダ州メルボンでの「選挙遊説」で、トランプ大統領は前日にあったスウェーデンの悲惨なテロの話をしたが、そんな事実はなかった。マスメディアをフェイク・ニュースと批判しているのに、自分の話はまったくもって出鱈目のフェイク・ニュースであったのだ。マイケル・ムアーがトランプを「フェイク・ニュースの生みの親」と述べていたが、まさにその通りである。このスウェーデンの悲惨なテロに関しては、元スウェーデン首相が「何、吸っていたんだ」とツィートするなど、トランプは何を根拠にこんな話をでっち上げたのかと多くの人が首をかしげたが、トランプはその元ネタはその前日に放映されたフォックス・テレビのスウェーデンの移民をテーマに取り上げた特集番組だと後日、ツィートした。その番組では、スウェーデンのテロの事件を紹介した訳ではないが、おそらく上の空でこの番組を観ていたのであろう。どうも番組で報道していたことを誤解してしまったそうだ。
 しかし、そもそもマスコミをフェイク・ニュースというのであれば、観なければいいのに、トランプは本当にテレビ、特にケーブル・テレビを観まくっている。仕事をしなくていいのか、と他国ながら心配になってしまう。大統領ってそんなにテレビを観る時間があるのか。しかも、マスメディアはフェイク・ニュースと批難しながら、その内容をしっかりと把握しないで曲解するような理解力の人が、そもそもマスコミをフェイク・ニュースと批判する資格は一切ないだろう。
 それにしても、トランプは本当にマスメディアが好きである。というか、彼自身がこのマスメディアを極めて上手く使って、自分自身をプロモーションしてきた。つまり、マスメディアがトランプを生み出したのである。
 CNNの政治アナリストのカール・バーンスタインはトランプを「真実の敵」と批判していたが、まさにその通りだと思う。真実ではない、フェイク・ニュースが罷り通るのは、冤罪を平気で行うような社会がつくり上げられる。それらを阻止するためには、しっかりと真実を報道するメディアが必要で、このような時代であるからこそ、メディアがちゃんとした仕事をすることが求められる。日本も産経新聞のような政権の提灯持ちをしているメディアは自らの首を絞めることに気づくべきである。


 

nice!(3) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3