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夜叉神峠を生まれて初めて訪れる [地球探訪記]

 水曜日からロンドンに行く予定であったのだが、流石に最近の仕事の多さで疲労が溜まり、体調が今ひとつであったのと、行かないことの損失がそれほど大きくないこともあり(行った方がいいことは明らかではあったが)、思い切ってキャンセルした。しかし、水曜日と木曜日と静養したら金曜日になって元気になったので、せっかくの梅雨の晴れ間ということもあったのでレンタカーをして夜叉神峠に行くことにした。
 夜叉神峠は高校一年生ぐらいから行きたいと思っていたのだが、これまでそういう機会がなかった。というか、そのような機会をつくろうと一所懸命に努力しなかったのかもしれない。実際、今日は思いつきで朝7時にレンタカーをして、夜叉神峠に向かったら家を出て3時間後には夜叉神峠登山口に着くことができた。
 さて、夜叉神峠登山口にはしっかりとした駐車場が整備されており、金曜日ということもあって、10時30分という遅い時間でも余裕で駐車することができた。簡単に着替えをして、登り始める。登山道は大変しっかりしているが、出だしはなかなかの急坂だ。体調が今ひとつであったこともあり、すぐに息が上がる。さて、登山道沿いには針葉樹のカラマツと広葉樹のミズナラやコナラが交互に現れる。新緑が美しい。クマザサを切り開いたような登山道をジグザグに進み、夜叉神峠には歩き始めてから1時間ぐらいで着いた。ここからは、白峰三山が展望できる筈だが、雲で出ており、私が観られたのは(おそらく)北岳のみであった。とはいえ、その展望は息を呑むような美しいものであり、来た甲斐はあったと十分思わせるものであった。30分ほど登ると高谷山に行けるので、そのまま行く。高谷山への登山道もよく整備されていて快適であった。高谷山からは北岳が展望できる。ただ、山頂は雲に覆われており、たまに山容の一部が見えるだけであった。天気は素晴らしかったが、南アルプスの展望にはそれほど恵まれなかった。今日はおにぎり弁当をつくってきたので、ここでそれを食べる。ハエが意外に多くいて、ちょっと紛らわしかったが、空気が美味しいので自分で握ったおにぎりでさえ美味しく思える。
 その後、そのまま下山をして駐車場に着いたのは13時ちょうどであった。休憩ありで往復2時間30分かかった。その後、芦安温泉のどこか日帰り温泉で汗を流そうとしたが、平日ということもあってどこも閉まっているようであったので、帰路の道沿いにあった白根温泉というところに寄る。そして、都立大学の自宅には16時30分頃に戻れていた。休日だとこうは行かないかもしれないが、平日に思いもかけず休みができたのを、上手く活用することで、高校一年の時から訪れたいと思っていた夜叉神峠にようやく来ることができた。38年ぶりの悲願達成である。というか、ちょっと頑張ればいつでも達成できた悲願であると思うのだが、これで死ぬ時に後悔することが一つ減ったかと思うと嬉しい気持ちである。

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<スタート地点となった夜叉神峠登山口の駐車場>

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<美しい広葉樹の中を歩いて行く>

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<夜叉神峠の看板>

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<夜叉神峠から白峰三山(おそらく北岳)を望む>

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<看板と南アルプスの山々>

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<夜叉神峠から高谷山への登山口から望む南アルプスの山々>

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<高谷山の山頂の看板>

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<高谷山から北岳?を望む>

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<甲府盆地を望む>

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<針葉樹のカラマツと広葉樹の森の中を下山する>

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<登山道沿いにシダが生い茂っていた>

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<登山道沿いにブーゲンビリアのような花が咲いていた(もちろんブーゲンビリアではない)>
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