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八幡平に登る(日本百名山34座登頂) [日本百名山]

早池峰山に登り、下山したのが12時ちょっと前。そこから八幡平に車で移動する。紫波町で蕎麦冷麺という変わった創作料理を食べ、八幡平の見返峠に到着したのが15時。八幡平には登山道というかハイキング・ルートの前にトイレやお土産物屋が入っているビルの駐車場がある。ここは駐車料金が500円である。しかし、その手前200メートルぐらいのところにある駐車場は無料である。ということで、こちらに駐車する。天気は見事で、昨日、我々が山頂アタックを断念させられた岩手山がその雄大な山容を惜しげもなく晒している。ちょっと悔しい。
 八幡平の見返峠からの登山道は、しっかりと舗装がされており、登山というよりかはハイキングのようなものである。途中、鏡沼、めがね沼という美しい火山湖を見つつ、八幡平の頂上に着く。頂上であるのは、ここが一番標高が高いからであるが、平坦で見晴らしはきかず、山頂にある展望台に登って周りを見渡すというちょっと間抜け感がする。どうも、この展望台をつくった人もそう思ったのか、言い訳のように深田久弥の『日本百名山』がなぜ、ここを百名山に選定したかの文章を引用した看板が立てられている。そこで何が書いているかは覚えていないので、ちょっと私もここに深田久弥から引用させてもらう。
「しかし八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう。一枚の大きな平坦な原ではなく、ゆるい傾斜を持った高低のある高原で、気持ちのいい岱を一つ横切るとみごとな原始林へ入ったり、一つの丘を越すと思いがけなく沼があったりして、その変化のある風景がおもしろい」。
 確かに、帰り際にみた八幡沼やがま沼なども美しく、その高原的風土は日本の自然の美しさを表している。ただ、往復で1時間もせずに駐車場から山頂までアクセスできる利便性と引き替えに、その自然の懐の深さなどが失われているような印象を受けた。特に午前中に早池峰山に登ったのでなおさら、その差が大きく感じられた。おそらく、八幡平も早池峰山のようにしっかりと自然環境、エコシステムを保全するというアプローチを採っていれば、現在よりもさらに素晴らしい場所として存在していたのではないかと思われる。多くの人が楽にアクセスできるようにすることによって、利益を享受する人も増えるが、それによって失われるものも多い。特に道路を整備することは、益も多いが、マイナス面も少なくない。道路が不便でアクセスが悪いゆえの素晴らしさを早池峰山で実感したので、八幡平はちょっと気になった。
 駐車場に戻ったのは16時ちょっと過ぎ。おそらく、これまでの34座で最も楽な日本百目山であった。初めて一日で二つの百名山を登った。

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(登山口のそばの駐車場から岩手山を望む。見事な山容である)

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(八幡平への登山道はしっかりと整備されている)

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(鏡沼は雪解け時にはドラゴンアイと呼ばれる美しい自然現象がみられる)

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(めがね沼)

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(八幡平の山頂)

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(がま沼。後ろに見えるのは岩手山)

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(八幡沼)
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