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トランプは移民排斥で支持を得ているが、自分の母親も2人の妻も移民。さらに妻の両親を大統領になった後にアメリカに移民として受け入れている。 [トランプのアメリカ]

トランプ大統領はアメリカ人の移民嫌いという心情に訴えるという選挙活動をして、2016年の大統領選に勝つことができた。アメリカ人はそもそも、アメリカ・インディアンを除けば全員が移民なので、これはまさに芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」を彷彿させる身勝手さであるが、ある意味、アメリカ人をもっとも的確に表現する形容詞は「身勝手」かなとも思うので、今更、そんなことで批判する気はない。
 さて、トランプ大統領は自分が大統領としての支持基盤を維持するためには、何しろ、この移民排斥を進めなくてはならないということは理解しているようで、多くの移民苛めを行ってきた。具体的には、アメリカに入国できない国を8ヶ国指定した。移民ではなく、難民の受け入れの数(年間)を歴代最低にした。移民の子供に対しての保護を促す連邦プログラムをキャンセルした。ハイチ、ニカラグア、スーダンの出身者には暫定的に保護するプログラムがあったがそれを廃止した。そして、国境から入ろうとした移民の親子を分離させ、その子供を第二次世界大戦で日系人を隔離していたような施設に入れ、既に数名の子供がここで亡くなっているような状況にあるが、それをトランプは、移民達がアメリカに来たがらなくなるので効果はあるとさえ嘯いている。さらには、不法移民を警察を使って探し出し、国から追放する施策をも遂行しようとしている。
 このようにトランプ大統領は、移民を排斥し、苛めることでその支持基盤の要望に応えているのだが、トランプ大統領は日系人でいえば3世という、つい、最近、アメリカに来た家族の子供である。というか、母親は成人するまでスコットランドで育っていたから、母親側からみれば2世、すなわち移民の息子である。
 そして3人の奥さんのうち、二人は生粋の移民であり、英語もろくに発音出来ない。二人ともなぜかスラブ系であるのは興味深いが、なぜトランプ大統領の支持者が、奥さんを平気で受け入れるかは不思議である。ちなみに、英語圏出身ではない大統領夫人は、アメリカ合衆国の歴史はじまって初めてである。というか、アメリカ人ではないのもアダムズ大統領の夫人がイギリス出身であった以来、190年ぶりである。まあ、おそらく移民排斥というよりかは、有色人種が嫌いな人種差別が根底にあるのではないか、とも推察する。つまり、自分達と同じ欧州人が移民としてくるのはよくても、メキシコ人や我々日本人を含むアジア人、そしてアフリカ人などが移民として来るのは嫌なのだろう。
 その証拠に、奥さんのご両親が最近、スロベニアから移民としてアメリカ合衆国に受け入れられた。一方で移民排斥をしていて、自分の家族は平気でアメリカ人として受け入れる。このご都合主義、身勝手さこそ、トランプの特徴であるが、それはトランプを支持しているアメリカ人も共有していることである。
 私はアメリカで7年間暮らしていたこともあり、アメリカには特別な思いがないわけではないが、もはや、国としてはナチスが台頭したドイツのようなろくでもない国になっていることは、日本人は理解していた方がいいと思う。私がトランプの批判をすると、大抵、団塊の世代であるが、妙に反抗する人がいるが、こういうアメリカに洗脳された世代の言うことをまともに受け入れているととんでもない目に遭うと考えている。

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