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スウェーデンの物価は高いが鉄道運賃は安い [サステイナブルな問題]

スウェーデンのイエテボリに来ている。学会発表のためだ。学会は火曜日から土曜日までなのだが、私の発表は金曜日であることが分かった。火曜日の夕方に着き、初日のレセプションには間に合わなかったが、水曜日の朝一番で参加登録を済ました後、ちょっと時間ができたので、せっかくなのでストックホルムまで行くことにした。イエテボリとストックホルムはちょうど日本でいうと東京と大阪といった距離で、スウェーデンの新幹線を使えば3時間30分ぐらいで着くことができる。ストックホルムからイエテボリの最終列車がなんと18時13分とかで恐ろしく早いが、それでも5時間ぐらいはストックホルムに滞在できる。ストックホルムには以前いた大学の卒業生もいるので、彼女と彼女の一歳の子供に会うということも魅力であった。

さて、それはともかくとして、この新幹線代が往復で1100クローネぐらいであることに驚いた。これは日本円では14000円ぐらいということで、日本よりかはずっと安い。ほぼ半額ぐらいである。全体的に日本の2倍近くの物価であることを考えると、この安さはなかなかのものかと思われる。これはスウェーデンより物価が安いドイツなどよりも安い。もちろん、その料金で黒字経営が出来る訳がないので、相当の補助金が投入されていると思われるのだが、公共交通を利用することで環境問題を含めて社会的な負担を軽減させているという認識がスウェーデンにはしっかりとあるのではないかと思われる。

日本は東京などは超満員電車に人を乗せることで民間企業が利益を出していて、人々もそれに甘んじているのでいいかもしれないが、地方都市に関しては、もっと公共交通の利便性を高めることで、都市の社会的負荷を軽減させ、より豊かな生活ができるようにすべきであると、ここスウェーデンの新幹線代の安さを知るにつけ改めて思う。自動車でしか移動できないような都市はまったく豊かではなく、都市の豊かさは公共交通を含むコレクティブなものが生み出す豊かさであることをもっと自覚した方がいいと、スウェーデンの新幹線に乗りながら思った。

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