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ドルトムントの4つのアイデンティティ [都市デザイン]

以前、客員教授で1年間ほどいたドルトムント工科大学の空間計画学部を訪れる。10年ぶりぐらいだ。私が行くきっかけをつくってくれたフランク・ルースト、私と一緒にドルトムント工科大学に行き、その後も長いつきあいを続けているヤン・ポリフカ、さらには私を引き受けてくれた同時の学部長であったクリスタ・ライヒャーなどは皆、もういなくなっている。彼らに換わって、私の相手をしてくれたのは、私が客員で滞在しなかった時にはいなかったトーステン・ヴィーマンである。
 さて、彼とはいろいろと有意義な話をすることができたが、ドルトムントという都市の話が特に私の興味を惹いた。ドルトムントには4つのアイデンティティがあると彼は指摘する。鉄鋼業、石炭、ビール、そしてサッカーである。いや、そんなこと私でも知っているよ、というリアクションをする方もいるかもしれない。私も、そんなもんだよな、という感じでその話だけでは新鮮さを覚えない。ただ、ヴィーマン先生は、それを説得力のあるデータにもとづいて話してくれる。これは、興味深い。例えば、ビールの生産量は世界で二番目の都市だそうだ。一番はちなみにミルウォーキーのようである。ということは、ドイツでは当然、一番ということだ。サッカーはボルシア・ドルトムントの本拠地であるシグナル・イドゥナ・パルクの収容能力は80000人を越え(立ち見含む)、この規模は世界一だそうである。2014年から2015年のシーズンでは、ドルトムントの平均観客動員数は80463人。これって、全試合、完売というか満席ということである。ボルシア・ドルトムントのファンが世界一というのはあながち嘘ではなさそうだ。ちなみに80000席のうち、50000席がシーズン・チケット・ホルダー。ボルシア・ドルトムントのホームゲームのチケットを入手するのが大変、難しいのはこういう点にもあるのだろう。
 2015年にドイツのサッカー博物館がドルトムント中央駅の目の前につくられたが、この施設はやはりドルトムントにこそつくられるべきものであったな、ということも納得した。

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トランプのグリーンランド購入発言でふと考える [トランプのアメリカ]

トランプ大統領がグリーンランドを購入したいと発言したことが様々な波紋を呼んでいる。デンマーク政府は「グリーンランドを売り物ではない」との声明を出した。それを受けて、フレデリクセン首相が「馬鹿げた発言だ」と言ったことに対して、トランプ大統領は「失礼だ(nasty)」と逆ギレして、デンマークへの訪問をキャンセルした。しかも、「馬鹿げた発言だ」というのはトランプに対してでなく、アメリカ国民への侮辱だとまで言い放ったが、悪いけど、もしアメリカ国民がそう思っていたとしたら、彼らも「馬鹿げている」。もちろん、そう思っているアメリカ国民は少数だろうから(と思いたい)、この首相の発言は大統領に向けられていることは間違いない。
 ここで難しいのは、グリーンランドはデンマーク王国には所属しているが、デンマークとは一線を画していることであり、フレデリクセン首相が売る、売らないと判断できる立場にはないことである。ちなみにグリーンランドのキレセン首相も「グリーンランドを売り物ではない」との声明を出した。ということで、どちらにしてもトランプ大統領の申出は言下に却下された訳である。
 さて、一国の領土を購入できる、という考えがあるのはちょっと驚きだ。確かにアメリカは以前、ロシアからアラスカを購入したりしたし、トルゥーマン大統領もグリーランドを購入できるかどうかを検討していたようである。とはいえ、なんでグリーンランドの人々がアメリカに国土を売らなくてはならないのだろうか。
 もし、そのようなことが可能であるなら、それこそアラスカより遙かに価値がない北方四島をロシアから購入することを交渉すべきであろう。そもそも、ロシア、土地があり余っているし。まあ、結構、ふっかけられるかもしれないが、長期的にみたらいい投資になるんじゃないだろうか。
 いや、この意見を馬鹿げていると思った人は、トランプの発言こそが馬鹿げているということを理解した方がいいだろう。

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ミュンヘン空港からミュンヘン中央駅はえらく遠い [地球探訪記]

ドイツに来る。ライプツィヒに用事があるからだ。ということで、通常であればフランクフルト空港を使うのだが、今回はミュンヘン空港を使った。さて、到着して気づいたのだが、ミュンヘン空港からミュンヘン中央駅は鉄道でアクセスすると相当、距離があるということだ。大体40分。フランクフルト空港は、もう駅に高速列車が停車するし、デュッセルドルフ空港も変なモノレールのようなものに乗るが、デュッセルドルフ空港駅は多くの高速列車が停まる。停まらないものも少なくないが、そこから中央駅まではほんの10分ぐらいである。それらに比べるとミュンヘン空港は不便だなあ。

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ロシアのアメリカ合衆国崩壊作戦の老獪さには舌を巻くしかない [トランプのアメリカ]

パックス・アメリカーナが音を立てて崩れている。現在のアメリカ合衆国の状況を私はこのように捉えている。そして、この崩壊の引き金を引いたのはロシアである、というのが私の推測である。どのようにして、そのような推測を立てたのか。それは、トランプが大統領になってから、毎日、2時間以上、MSNBCやCNNといったアメリカのニュース番組を見続けてきたことで得られた情報を私なりに分析した結果である。
 この私の見立ては、なかなか説明をするのが困難というか面倒臭いのだが、アメリカ合衆国の外交政策顧問であり、元国際連合大使であるスーザン・ライスがほぼ私と同じように、ロシアがアメリカをこのような窮地に追い込んだ、との見解を最近、CNNの取材で述べていたので、それを共有したい。
https://www.youtube.com/watch?v=XxZtNG4xuaY(6:56あたりですね)
 ロシアがアメリカ合衆国を崩壊させるために取った手段は、内部からの瓦解である。そして、そのために攻撃対象としたのは、アメリカ白人達の有色人種への差別意識と、銃への偏愛である。そして、使ったのはSNSとロビーイングである。そして、いわゆる赤いアメリカに住む白人達の差別意識を喚起するために、トランプを担ぎ上げた。そして、トランプはクリントンに合計では300万票も獲得票が少なかったにも関わらず、エレクトリアル・カレッジという極めて古くさい制度の陥穽を見事に突いた選挙戦によって45代大統領になる。そして、有色人種への差別意識と銃、さらには堕胎禁止、といったアメリカ人の多数の神経を逆なでするような政策を突き進めることによって、アメリカの分断はどんどんと深刻化している。銃による有色人種を主にターゲットとした無差別殺人は、最近、急増している。先月のテキサス州、オハイオ州での無差別殺人は24時間も経たないうちに起きてしまった。
 このアメリカの弱点を、見事、アメリカを崩壊させる方向にもっていったロシアのこの戦略の老獪さには、もう舌を巻くしかない。恐ろしく賢い、というか狡猾である。こんな国から、どうやって北方四島を返却することができると夢想することができるのだろうか。少なくともプーチンが権力を握っている以上は不可能であろう。一方、トランプから何兆円もかかるような武器を購入してしまっているが、トランプは大統領を辞めた時点で有罪になる可能性も高い。そのような人に義理を売るようなことをしても、まったく無駄だ。なんか、日本政府はあまりにも国際感覚が鈍すぎるのではないか。もっと、アメリカのニュース番組を観るべきであろう。といいつつ、私はこれに時間を取られすぎていて、他のことがこの二年間、ほとんど出来ていない。とはいえ、アメリカ合衆国が崩壊しているのに、他のことに手を出す余裕もないということもある。

タグ:ロシア
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『ひいくんのあるく町』 [映画批評]

京都の素晴らしい映画館「出町座」で『ひいくんのあるく町』という映画を観た。若干23歳の青柳拓氏の作品である。これは、監督の故郷である山形県市川大門町に住む、知的障害のあるおじさんの暮らしを追ったもので、それによって地方のコミュニティのヒューマニティを感じる優れたドキュメンタリーとなっている。市川大門町は、身延線では比較的重要な駅で、特急列車「ふじかわ」も停車する。しかし、この市川大門町は2005年に市町村合併されており、この貴重な地名は風化されつつある。
 風化されているのは、コミュニティもそうで、これは合併した後の市川三郷町の人口動向であるが1960年の24000人程度から一貫して人口は減少し続けており、現在は14812人である。このように人口減少している地域であるが、しかし、そこで日々、暮らしている人達は、諦観しつつも前向きであり、立ち止まっていても肯定的である。その静閑かさが、観るものの心を打つのと同時に、日本の地方のコミュニティの持つ経済とは無関係な、価値のようなものを感じさせてくれる。そして、その町の価値は、ひいくんのそれとシンクロしている。それが、この映画を感動的なものにしている。

http://hikun.mizukuchiya.net

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ペダルボードの更新 [ロック音楽]

先日、フリー・ザ・トーンの優れものスイッチャーArc 53Mを購入したのと同時に、二つのストライモンのMIDIエフェクターを思い切って購入したので、ペダルボードをリノベーションした。この二つを新しく入れ、アナログ・ディレイのBrigadierとプロヴィデンスのシステム・チューナー(STV-1 JB)には退却してもらった。そして、ボリュームペダルが入るスペースがなくなったので、もう一つ、ペダルボードを購入し、ここにFreezeのペダルと一緒に入ってもらった。ここには退却したSTV-1を入れることも必要に応じて考えている。新しく購入を考えているペダル類はほとんど現時点ではないが、将来的にはWhammyのPedalとかOvaltoneのOverdriveは買ってもいいかなとも思っているので、それらを購入した場合はこちらに入ることになるであろう。

さて、ストライモンの2つのMIDIエフェクターはデジタル・ディレイのタイムラインとモジュレーション系のメビウスである。そして、セパレート・ループにはFuzz Factoryを繋ぎ、残りの4つのエフェクト・ループにはMad Professor のGreen Forest Compressor、そして同社のSweet Honey Over-Drive、Boss のHarmonizer であるHarmonist PS-6、そしてTC electricのReverb, Hall of Fame 2を繋いでいる。

ジェネシスのコピーバンドをしているので、ロータリーが必要だったり、ファズが必要だったりするので、その点はちょっと一般的ではないかもしれないが、総じて、なかなかこのペダルボードは満足した出来になっている。ポイントとしては、簀の子型のペダルボードであるペダルベイを使っているため、シールドや電源を簀の子の下に設置できているというところである。特にArc53mのループのジャッキのところにシールドが集中するのだが、そこから下部空間にシールドをそのまま入れるようにしたので、見た目もすっきりとしている。幾つかのシールドは、Free the Toneの自ら望ましい長さに切ってつくる、というものを使ったので、これが空間をより効率的に使うことを可能としている。正直、ボリュームペダルが入るスペースがあれば、これ一つでペダルボードも十分じゃないかとも思われるが、ある程度、バッファー的にもう一つボードがあることもいいかもしれないなと、自らを納得させている。

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Free the Tone のarc35mとストライモンのMIDIエフェクターの繋ぎ方 [ロック音楽]

さて、今回はこれまでのブログの内容と違って、相当、マニアックなものとする。多くの読者には関心がない内容かと思われるが、この点に関しては、ネット上にも情報がなく、私もその解決法に随分と苦労したので、日本中に似たような悩みを持っている人がいるかもしれないと考え、ここに私が理解した点を公開させてもらう。

問題の発端は、Free the Tone という会社のarc35mというスイッチャーを購入したことからはじまった。
http://www.freethetone.com/products/detail4/

いや、問題といってもこのスイッチャー、現時点では滅茶苦茶の優れものと私は捉えていて、その機能の秀逸さからいって、もう是非とも一台、保有しておきたいような代物であると考えている。ただ、購入した直後は、MIDIエフェクターの繋ぎ方が分からず、相当、ストレスを抱えた。というのも、今は分かるようになったが、購入当初は、何しろarc35mのマニュアルがちんぷんかんぷんなのだ。書いている本人は分かっているので書いているのだろうが、到底、分かっていない人を理解させるような書き方ではない。ちなみに、私はこれでも東京大学の工学部を出ているので、東大では落ちこぼれであっても、平均ぐらいはこのようなマニュアルの文章を理解できるとは思われる。まあ、これが分からないような輩が買うな、という上から目線なのかもしれないが、後述するように、それを販売している楽器店の人達もほとんど理解できていない。

とはいえ、分からないものは分からない。当初は、自分が無知なので理解出来ないのかと思っていたのだが、arc35mを絶賛しているブロガー・ギタリストも「プレセット」を使わず「ダイレクト」のみで使っているという、超ハイスペックなコンピューターを購入してエクセルしか使っていないような、訳の分からないことを書いているような自体なので、なかなか参考となるものがなかった。

いろいろと調べた中で、「ギターのレシピ」というホームページのブログが相当、役にたった。
http://guitar-recipe.com/effects/2519

とはいえ、まだ上手くセッティングできない。ということで、購入したお店にarc35mとそれと同時に購入したStrymonのTimelineというMIDIエフェクターを持って行った。まあ、これで一発解決だなと思っていたら、なんと、そこの店員の方はよく分かっていなかった。いや、アルバイトの店員ではなくて、しっかりとした40ぐらいの正社員の方で、以前、ファズ系のエフェクターを購入した時は、随分と丁寧に商品説明をしてくれた方である。彼は相当、格闘した後、基本的にMIDIチャンネルとarc35mとを連動するところまでは分かり、それを教えてくれた。私としてはMIDIのコントロール・チェンジ・ナンバーの送り方を知りたかったのだが、それは「普通は使わないですから、大丈夫」と言われて、私もそんなものかな、と考え、お礼を言って帰宅した。ちなみに、この楽器店、日本中にチェーン店を展開している超有名店である。

ちなみに、この連動させる過程であるが、arc35mでは4台までのMIDIエフェクターを別チャンネルでコントロールすることができるが、むしろ問題はMIDIエフェクター側にあり、Strymon では、「Global」というコマンドの中の「MIDICH」という項目でMIDI Channelを設定しなくてはならない。ちなみに「Global」というコマンドは、VALUEのボタンを長押しすると出てくる。つまり、arc35mだけを理解したとしても、MIDIエフェクター側のシステムをしっかりと理解しないと上手くいかないということだ。

このようにMIDIチャンネルがエフェクターとarc35mとで同じものに設定できれば、【DISP MODE】スイッチの「MIDI PC & CC#」で送信MIDIチャンネルを選択し、【INC+/DEC-】のスイッチを動かすと、エフェクターの方も連動して、好みのエフェクターのバンクの音を引き出すことができる。このバンクの音のことを、arc35mでは「MIDIプログラム」と呼んでいる。好みの音を【store】すると、そのプリセットに保存することができ、このプリセットを呼び出すと、このMIDIエフェクターのバンクの音を再現させることができる。

いやあ、これは凄い機能だな、ということで結構、満足はしたのだが、これだとMIDIエフェクターのスイッチを消すことができない。いや、足でMIDIエフェクターのスイッチを踏めばいいだけなんだけどね。でも、それはちょっと違うかな、と思うのと、いやあ、このMIDIエフェクターをスイッチャーでコントロールは素晴らしすぎるな、と思ったので、もう一台、買いたくなったのである。買いたくなったものは、同じStrymon のMobiusである。

さて、そこでギターのチューンアップのために、楽器屋に行かなくてはならないのと、前回、購入したお店は、あまり知識がなかったので、この店にて、arc35mに二代目のMIDIエフェクターを接続して、それをしっかりとコントロールすることを教えてくれれば、エフェクターを購入すると持ちかけた。すると、若手のアルバイト店員は、全員、そこで引いて、店長と思しき、40代くらいの方を連れてきてくれた。この方は、「こうこうすれば出来ますよ。簡単です」と言ったので、店に持ってきた自分のarc35mを出して、「取りあえず、設定して下さい」とお願いした。さて、これで問題解決かと思ったら、なんと悪戦苦闘をし始めたので驚いた。だって、天下の○○○さんですよ。マニュアルとにらめっこして、ああだ、こうだといじっている。さっき言った「簡単です」は何だったのだ。とはいえ、長い戦いの後、どうにか動かせるようにはなった。ちょっと納得いくような説明ではなかったが、とりあえずこの努力に免じて約束通り、メビウスを購入した。
 タイムラインはチャンネル1,メビウスはチェンネル2に設定。両方ともarc35mと連動できる。ただ、これだとオンになったまま、スイッチを消すことはできないので、MIDIコントロール・チェンジ・ナンバーを送って、スイッチを消すことができるようにした。ここで、難しいのは、MIDI機器側がコントロール・チェンジ・ナンバーを規定していることである。Strymon の機器(少なくともメビウスとタイムライン)は、スイッチオフ、すなわちBypassのコントロール・チェンジ・ナンバーが102である。
 ここらへんの情報は、下記のタイムラインのマニュアルに書いてあるが、いやはや分かりにくい。
http://allaccess.co.jp/strymon/timeline/TIMELINE_jp_manual_v170.pdf
 さて、コントロール・チェンジ・ナンバーをプリセットに保存することまでは分かり、実際、プリセットからMIDI機器のスイッチオフをすることができるようにはなった。ちなみに、そのようにするためには、エディット・モード(マニュアルp.10)において、MIDIの詳細設定をすることが必要である。そこで、「送信するMIDIコントロール・チェンジ・ナンバーを設定する」ということをしなくてはならない。ここでは、4つのCSWスイッチを設定(逆にいうと4つしか設定できない)することができ、私はスイッチ3にMIDIチャンネル1のバイパス、スイッチ4にMIDIチャンエル2のバイパスの信号を送るように設定した。ここらへんの状況を理解して、初めてマニュアルp.12の設定の仕方がわかった。
 ここまで来ても、まだ問題があった。というのは、一度オフにするとオンにすることが出来ないからだ。これは困ったが、フットスイッチをコントロール・チェンジ・ナンバーで送ることで対応することにした。ここらへんに関しては、Strymonのブログが役に立った。
https://www.strymon.net/using-midi-control-pedals-2/
 ちなみに、ストライモンの日本語で訳されたブログはほとんど何の役にたも立たないことばかり書いてあって、結構、ストレスが溜まる。
 さて、しかし、ここにも問題があった。というのは、タイムラインにしろメビウスにしろ、フットスイッチがAとBと二つあり、Aはコントロール・チェンジ・ナンバーが80で、Bは82である。すなわち、CSWが二つのMIDIを違うMIDIチャンネルで接続すると6つ必要とするのだが、arc53mには4つしかない。
 これは困ったのだが、実際、プリセットから呼び出す音はA側に設定する(A側だけでも、余裕で100バンクある)ということにして対応することにした。これでも、十分、私のニーズには対応できる(それまでほぼディレイは一曲中は、1パターンしか使わなかったことを考えると大躍進だ)。
 ということで、どうにかarc53mに5つのエフェクターと2つのMIDIエフェクターを接続することができた。arc53mには20のバンクごとに10のプリセット、すなわち200の音を保存することができる。通常のエフェクターを繋ぐだけなら、プリセットもほとんど必要ないだろうが、MIDI対応のエフェクターと繋ぐと、その強力なポテンシャルを引き出すことが可能となる。
 ただ、それを可能とするためには、結構、マニュアルをしっかりと読まないと分からないし、このマニュアルを理解するのが難しい。最初は、私の無知から来るが要因かと思ったが、日本でも超有名な二つの楽器店において、しっかりと私の質問に回答できなかったことからも、このスイッチャーの使い勝手が決して「簡単」ではないことが分かるかと思う。
 ブログでも「非常に使いやすい」などと書いているものがあるが、シフトボタンを使ったことがない(これは、ちょっと信じられない。さきほどのコンピューターの例でいえば、エクセルでコピー、ペーストを使っていないというレベルである)とも白状しており、そんな人が「非常に使いやすい」などと言う資格はないと思う。「非常に使いやすい」レベルでしか使ってないから、そりゃそうだろうなと突っ込みたい。
 まあ、エクセルの比喩で申し訳ないが、エクセルもSumifやCountifなどの関数を使い始めて、初めてそのポテンシャルを実感できるのと同様に、このarc53mもMIDIエフェクターの管理をして初めて、そのポテンシャルが生きてくると思う。と同時に、これがあることでMIDIエフェクターも生きてくる。
 随分と苦労したが、どうにか動かすように出来てよかった。「非常に使いやすい」とは全然、思わないが、理解をするとその潜在力は相当のものがあるなと思われる。ただ、このレベルに達しないとお金の無駄かなとも思う。

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常念岳(日本百名山38座登頂) [日本百名山]

常念岳に挑戦した。前日に松本市内のビジネスホテルに泊まり、3時15分に起床。4時前にチェックアウトして、一ノ沢の駐車場へ向かう。5時前に駐車場に到着。ちょうど一両分の空きスペースがあったので、そこに駐車する。ついている。そして、5時10分頃、登山開始。ここから一ノ沢の登山口までは1200メートル。ここにはトイレなどもある。ここは5時40分に出発。出発して500メートルぐらいで山の神の神社があり、登山の無事を祈って出発。烏帽子沢の渓流を左手にみつつ、緩やかに高度を上げていく。途中、沢を通るところもあり、泥濘みのところもあったりしたが、倒木をうまく使って歩けば問題はない。烏帽子沢の渓流は美しく、歩いていて楽しい。7時前ぐらいに大滝に着く。登山口から2.1 キロ、標高として300メートル稼いだが、常念小屋まではまだまだだ。さらに一時間、丸太橋を渡り、烏帽子沢の右へ行ったり左を行ったりして、笠原沢に到達したのがちょうど8時。この笠原沢は標高的には1900メートルで登山口からは600メートル標高を稼いだことになり、ちょうど半分ぐらい登ったことになる。そして、しばらく行くと胸突き八丁に差し掛かる。ここからはジグザグに高度を上げていく。烏帽子沢にはまだ長大な雪渓が残っている。常念岳もこちらから望めるのだが、ガスがかかっていてその全容はみることはできない。
 そして烏帽子沢を丸太橋で渡ると、最終水場に9時15分頃に到着する。ここまで来ると、あと常念小屋まで1キロメートル。高さも200メートルだけだ。難所と言われる胸突き八丁も越えたし、もうあと一息と思ったのだが、実はここから常念小屋までがとても困難であった。最終水場から常念小屋までの方が、むしろ胸突き八丁とかわらぬほどの急坂。最近はあまりなかった大腿筋が痙攣し始め、これは攣るかもしれないと緊張する。攣ると面倒なので休み、休みゆっくりと登っていくことにする。途中、三箇所、ベンチがあるのだが、三箇所ともゆっくりと休んで上がっていった。その結果、常念小屋に着いたのは10時30分と最終水場から1時間15分もかかった。これはコースタイムの50分より大幅に遅い。とはいえ、攣らずにどうにか到着できたのはよかった。
 そのまま常念小屋でチェックインをする。常念小屋は定員200名で、3日前に予約した時は既に250名が予約しているので、一畳を二人で共有して下さいと言われ、覚悟をしていたのだが、3階の部屋は天井が低いので一畳を一人で使うことができた。常念小屋で早い昼食を取る。私が注文したのは牛丼で1000円だった。なかなか山小屋としては味のクオリティは高い。ここで荷物を置き、水とカメラだけを入れたザックを担いで常念岳を覆い被さっていたガスが晴れたのを確認して12時頃から登山にチャレンジする。
 常念岳まではジグザグに礫の道を歩いていく。展望は抜群で、槍ヶ岳から涸沢、穂高岳と素晴らしい展望を右手に見つつ、左手には安曇野市の美しい田園風景を見つつ、登っていく。この坂も相当、厳しいが、常念小屋で休んだこともあり、大腿筋はどうにか我慢してくれている。展望の素晴らしさが、また疲れを吹き飛ばしてもくれる。
 常念岳に到着したのは13時30分。これもコースタイムを20分もオーバーしてしまった。大腿筋の痙攣だけではなく、なんか登りながら立ちくらみにもなりそうで、もう満身創痍での登頂であった。そういう意味では、これまでの登山の中でも今回の常念岳登頂は相当、厳しいものであったと考えられる。
 とはいえ、常念岳からの展望はまさに360度の絶景で、なぜ多くの人々が北アルプスに魅了されるのかがよく理解できた。この素晴らしい絶景を見るためなら、身体が多少、悲鳴を上げてもその価値があると思われる。槍岳は雲に姿を隠して、なかなかその全貌を見せなかったが、小屋に着いた頃に、その素晴らしくもユニークな偉容を我々に見せてくれる。
 絶景を堪能した後、ゆっくりと常念小屋まで下山をし、5時の夕食まで食堂にて生ビールを飲み、時間を潰す。ちなみに、このビール、身体が欲していたのだろうか、人生でも5本の指に入るぐらいの美味しさであった。夕食はハンバーグ定食。
 夕食を食べた後、6時にはもう就寝し、一度起きるが次に気づいたら3時。ゆっくりと身支度をして、4時30分頃に朝食を食べる。朝食は鮎煮と卵焼き、ソーセージなどでなかなか美味しかった。夕食よりも美味しいような気もする。5時にご来光を見て、下山開始は5時30分。胸突き八丁に差し掛かったのは6時18分。登りとは偉い違うインターバル・タイム。登山口に到着は9時であった。登りと違って、下りは特に問題もなかった。

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(登山口の手前にある駐車場。ぎりぎり一車輌分が空いていて助かった)

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(山の神の神社で登山の無事を祈る)

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(登山道にはワイルド・フラワーが咲き誇っているが、その中でもその優雅さで目立つのはクルマユリである)

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(胸突き八丁からは烏帽子沢の雪渓を展望できる)

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(常念小屋に着いた時は常念岳も小屋もガスに覆われていた)

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(常念小屋での昼食。1000円の牛丼は山小屋としては相当のクオリティであったかと思われる)

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(常念小屋から常念岳の肩の部分を展望する。これは、常念岳の山頂ではない)

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(常念岳への登山道はなかなか厳しい)

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(常念岳の登山途中から常念小屋を振り返って望む。キャンプ場のテントの色彩が美しい)

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(常念岳の肩から常念岳の山頂を望む)

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(常念岳の山頂までの道は険しいが左右に展開する素晴らしい絶景が疲れを吹き飛ばしてくれる)

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(登山途上に咲くしゃくなげの花)

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(登山道から安曇野市側を展望する)

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(常念岳の山頂)

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(常念岳の山頂から涸沢、穂高岳を展望する)

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(常念岳から大天井岳の方を展望する)

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(常念岳から横通岳の方を展望する)

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(常念小屋に近づいた時、それまで雲に見え隠れした槍岳が全貌を見させる)

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(常念小屋での朝食)

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(常念小屋からのご来光)

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(朝日によって赤く染まった槍岳)

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(胸突き八丁沿道に見られるワイルド・フラワー)

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(烏帽子沢の美しい渓流)
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